2013年10月21日

物語とは、夢に意味を見出すこと

色々な「物語とは」について書いているが、
このような見方も出来るよ、という話。

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posted by おおおかとしひこ at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

意味は解体されたか

僕は80年代に多感な時代を過ごしたが、
あの時代は、意味を解体することが流行っていた。
吉田戦車は「染るんです。」で、鴻上尚史は第三舞台で。
とんねるずは楽屋落ちで、北条司や唐沢なをきはコマの端に自分ツッコミを書くメタで。
サブカルが花開いたのは、本来の「意味」の世界、カルチャーへの反逆だった。
ヤオイ(山無し落ち無し意味無し)は、ある種の先端だった。

現在、それは最先端でも異色でもない。
「シュール」というただのジャンルになりつつある。

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posted by おおおかとしひこ at 14:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

物語とは、「終わり」を書くことだ

我々の命は、いつか終わる。
どんなに長い映画でも、数時間で終わる。
どんなに人気ドラマでも、最終回が来る。
笑っていいともだっていつか終わるし、タモリだっていつか死ぬ。
サザエさんもドラえもんも、いつか最終回がある。
地球も太陽も、いつか死ぬ日がくる。
宇宙は熱的死に向かっている説と、再収縮する説があるが、
何億年かそれ以上先、宇宙は死ぬ。

同様に、時間軸を持つ物語や音楽や料理には、
終わりがある。
あなたの書く物語も、僕の書く話も、必ず終わりがある。
終わるために書く、という一種の逆説で、書くという行為を見てみよう。

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posted by おおおかとしひこ at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする