2013年10月23日

表現は、理解されない

初心者にありがちな誤解。
悲しいシーンを書けば、見る側がその通りに悲しんでくれると思い込む。
楽しいシーンを書けば、その通りに楽しんでくれると思い込む。
きちんと説明すれば、その通りに理解してくれると思い込む。

たとえばただ笑顔だけのCMを見て、我々は楽しくならない。
ただ説明されるだけのCMを見て、我々はその通りの理屈をマスターしない。
見る側にとっての当たり前の常識なのに、我々は表現側に立つと、
いとも簡単に忘れてしまう。

表現は、100%受け入れてくれる筈ない、ということを。



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posted by おおおかとしひこ at 01:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする