バナナの話の続き。
前の話を読めば分かるが、バナナとは、テーマの象徴である。
バナナを、いかに美しく旨そうにきれいに撮ったとしても、
ポスターじゃあるまいし、それだけでバナナはいいと思われない。
不味そうに腐ったバナナを撮るよりいくらかましだろうが、
時間軸を持つ物語というジャンルでは、その前に決着が既についている。
バナナの叩き売りの話だ。そこまでに信用されたかどうかのほうが大事なのだ。
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2013年10月24日
幽霊の正体見たり枯れ尾花
我々の想像力のちからは凄い。
ただの枯れ草を一端幽霊だと信じたら、
風に揺れるのを死者の国への手招きと思いこみ、
柳の葉がなびくのも、幽霊女の長い髪と思いこむ。
しかしオチは枯れ草だ。
物語の、オチ直前の殆どの部分は、これなのだ。
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ただの枯れ草を一端幽霊だと信じたら、
風に揺れるのを死者の国への手招きと思いこみ、
柳の葉がなびくのも、幽霊女の長い髪と思いこむ。
しかしオチは枯れ草だ。
物語の、オチ直前の殆どの部分は、これなのだ。
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