2013年11月30日

人物の減らしかた

削る方法論のひとつに、人物を減らす、というのがある。

複雑で分量の多くなった脚本は、削ることでシンプルになり、
分かりやすくなり、ぎちぎちに固められたものが緩くなって、
見る者の想像の余地のある話へと生まれ変わる。
上手くやれば。

シーンを切ったり、台詞を切ったり、設定を削るのはよくある。
人物を減らすのは、それらの中でも特に難しい。

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2013年11月29日

人間対人間2

そもそもコンフリクトが人間対人間にならないのは、
抽象的な設定で物語世界を考えているからである。

小説や論文は、それでも構わない。
小説の地の文は抽象をそのまま扱える。
「彼は偏見と闘った」と書くことが可能だが、
映画ではこうはいかない。「偏見」を具体化しなければならない。

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人間対人間

セカイ系が何故生まれるのか。
それは、人間対人間という、コンフリクトになっていないからだ。
劇という物語形式は、人間と人間の対立を描く。
これが、人間対セカイになってしまうものをセカイ系と言う。

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2013年11月28日

増えたアイデアの減らしかた

赤に青を足して、紫にならないうちに黄色を足し、緑を足し、
まだら模様の、ひとことでは言えない塊になることは、
練っているときにはよくある。
複雑すぎてもう少しシンプルなほうが、と言われたりする。
それなりに気に入ったアイデアばかりなので、
どれを削るのも嫌だったりする。

アイデアが多いか適切な標準量かは、
その話を体験するうえで、わかっていなくてはならないことが、
どれだけあるかを書き出してみるとよい。

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2013年11月27日

体で書く

本は足で書く。よく言われることだ。
これは取材するために、色々回れという意味だ。
(今でこそネットが図書館通い分を楽にしたが、
現場へ赴く取材の必要は同じである)

これと似せれば、脚本は体で書く、と言える。

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2013年11月25日

アイデアを足すことにまつわる不具合(赤と青の粘土)

今新作を練っていて、ああ練るときに良くあることだなあ、
と思ったのでメモ。

それまでのアイデアに、新しくアイデアを足すと良くなることがある。
あるものを引いたり足したりして、ベストのアイデアの組を考える、
それが練ることだ、といってもよい。

で、何かを足すと不具合が出る。
その話。

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構成とは、リズムのことだ

思考実験的に、
「ダンスの振り付け」を考えてみよう。
曲は90秒で、6人のチーム。
6人は高い実力と身体能力をもち、しかも均等であり、
100のムーヴ(動きのワザみたいなの)が出来るとする。

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2013年11月23日

みどころは、何?

この作品のコンセプトは何か?と考えると、
ついつい、高尚なことを抽象的に書きたくなってしまう。
オリジナリティあふれることをアピールしたくて、
へんてこで高度なものを書きたくなってしまう。

そういう迷路にはまったら、
「一番のみどころは何?」と自分に問おう。

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絵コンテの勉強のしかた

(脚本論かどうか微妙だけど、とりあえず脚本論カテゴリに入れときます)

オススメの勉強法は、
既にある映画やドラマのDVDを一時停止しながら、
コンテ化することだ。

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2013年11月22日

仮面ライダー響鬼を、よく出来たかも知れないアイデア

今更なのですが、「仮面ライダー響鬼」を初見で見ています。
(今、三鬼そろって共鳴させて、響鬼紅になったあたり)
今書いている話の参考資料なので、いわゆる前半29話で鑑賞は終わるでしょう。
今更なのですが、ネットの感想なぞを拾い読みしたりしています。
ついついプロ根性というか、こうすれば面白かったのに、
というアイデアが浮かんでしまいます。
話の構造からいじるのは大胆すぎるので、ワンアイデアだけ。

彼らの音撃なる必殺技に、曲がある、というアイデア。

太鼓ドンドコランダムうち、ラッパのパプー、ギター掻き鳴らしではなく、
一曲きちんと奏でたとき、音撃が完成、という考え方。
これだと共闘に意味が出る。ドラム、菅、弦のバンドで曲を奏でるのだ。
(ていうか、初共闘でOP曲の演奏セッションやってくれたらアツイのに、
と期待した…がみっつの楽器の乱れうちという騒音だった…)

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2013年11月20日

理系的な力と文系的な力

脚本を書く上で、ふたつの力が必要だと思う。
素人さんは、文章だから、文系的な力だけで書いていると思うだろう。
否である。
理系的な力も、必要だ。

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2013年11月19日

ストーリーは、脚本に書いていない

逆説的に言ってみる。
脚本に書いてあるのは、柱と台詞とト書きしかない。
そこに、ストーリーは直接書かれていない。

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設定、台詞、絵

物語の設定を考えるだけでは、脚本を書いたと言えない。
プロットや矛盾なき行動の連鎖を完成させても、
脚本を書いたと言えない。

その先にある、台詞や絵づくりを書いて、
はじめて脚本は脚本になる。

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2013年11月18日

それ変じゃね?に気づこう

色々とプロットや台詞を練っていると、
とりあえずこうしようと思っていたことに、
穴が見つかることがある。

大抵は、こういう場面が描きたいから、
そうなるように仕向けた、というご都合のことが多い。

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説明ではなく、芝居で見せる

設定を組んでいると、面白い、独自の設定をおもいつく。
話の主設定となったり、小さな設定だったりする。

殆どの「設定」は、芝居でカバー出来る。
理想の脚本は、説明台詞のないホンだ。
説明台詞を減らすには、芝居を使う。

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2013年11月15日

男と女の違いを考える

よくテーマになる話題だが、
これは作家としても、自分なりに考えておくべきテーマである。
女が書けない男作家はよくいる。北野武は有名だ。
高橋留美子は、コメディ的な男とリアルな女を書く達人だ。
逆に女子高生に、何で私の気持ちがここまで書いてあるの?
と言わしめたマッキーはゲイだったりした。
彼は女の気持ちは書けるが、男の気持ちは書けていない。

男と女は何が違うのか、を自分なりに分析してみるのは、
人間を深く考えるネタのひとつだ。


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スプレッドは、時間が進まない

スプレッドとは、ハリウッドの脚本用語のひとつだ。
トランプのカードを広げることをスプレッドという。
ある状況を見せておいて、
考えうる選択肢のリスト、有り得るシチュエーション、
容疑者とアリバイを並べる、などのことだ。

簡単な例を、CMで解説しよう。

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2013年11月14日

イマイチ筆の乗りが悪いとき2

前記事で悩んでいたことの、突破口をさっき見つけたので、
その方法論をふたつほど記録しておく。
困ったときのヒントとして。

ひとつは、動機表をつくったら頭からストーリーをトレースすること。
もうひとつは、忘れる為の儀式を決めること。

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2013年11月13日

イマイチ筆の乗りが悪いとき

対処法はいくつかあるが、
すべての人物の動機をチェックするとよい。
大抵、曖昧なまま登場させてしまった人物がいる筈だ。

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タイトル、序盤、全体

直前の記事、全部を見直して、
「型と実戦」にすべきだと思ったが、
このプロセスは面白いぞ、と思い、これについて書いてみる。

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演武と実戦

僕は格闘技、武術オタクでもあるが、
武道の型と実戦の話は、脚本に似ていると思ったので、その話。

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2013年11月12日

No guts, No story.

僕の座右の銘のひとつだ。
初めてハリウッドにいったとき、土産屋の絵ハガキに書いてあった言葉。
崖から、向こうの崖に自転車で飛んで移ろうと、
男が猛烈に自転車をこいでいるイラストだった。

ストーリーとは何か、と迷うときに、この絵ハガキを今でも見る。

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2013年11月11日

上手いログラインの書き方

ログラインとは、ワンラインとも呼ばれ、
話の内容を一行で書いたものである。
ハリウッドは英語だから一行を原則とするが、
日本語は二行ぐらいでもいい。日本語の文章は英語ほど明快に書けないから。

あらすじを書くのではない。
話のコンセプトを書く。

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2013年11月10日

演出と脚本の関係

自分で監督する前提の人と、脚本オンリーの人は、
脚本の「書き方」が、若干異なるかもしれない。
今日はそんな話。

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2013年11月09日

出落ちは何故起こるか

出落ちとは、その人物やアイテムが、
登場した(出た)瞬間が一番テンションがあがり、
その後下がることだ。
出たときはよかったんだがなあ、と語り草にされる。

出落ちは、始まりと終わりの話で言えば、
終わりを考えていないから起こる。

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ストーリーの生まれかた

矛盾も含み、雑多で方向性もない現実のお喋りの中から、
ストーリーは立ち上がる。
それはいつか。

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2013年11月08日

同じ話を何度か清書すること

プロットを練る時の、おすすめ方法。
ペラ一枚ぐらいにおさまるように、文章でなく箇条書きでプロットを書く。
○○がある、こうする、この理由で○○が、などだ。思いついた台詞は横に書いてもよい。

これをいったん書いたら、次の日に、また一から白紙に書いてみるとよい。
同じ話を、数度書くのだ。


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話をまとめるテクニック

とくに、30分ものぐらいの小さな話を書くときのコツをひとつ。

プロットや人物を煮詰めて、我々の感情が増幅するような話を考えて、
小道具やアクションなど、映画的な要素でうまく何かを象徴し、
そのあたりの構造がおおむね決まってきたら、
「タイトルを考える」とよい。

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台詞のみっつの機能

現実の会話は置いといて、
物語の台詞の機能には、次のみっつがある。
1 ものごとを説明する台詞(説明台詞、設定台詞)
2 その人のキャラクターや強い感情を表す台詞
3 話を進行する台詞(決定、拒否、宣言など)

あなたの脚本の中で、これらの役割を果たしている部分に、
123を赤青黄としてアンダーラインを引いてみよ。

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2013年11月07日

リアルな台詞の書き方(お喋り女子高生のエクササイズ)

試しに、「女子高生のお喋り15分」を書いてみたまえ。
(もしあなたが女性なら、男子高生同士にせよ)
シチュエーションが必要なら、
喫茶店に来たところからはじめて、席を決め、注文をし、注文したものがきて、
どちらかがトイレにいくまでのお喋り、
としてみよう。
現実の15分はあっという間だが、そのたった15分を、あなたはリアルに
(いかにもありそうに、嘘臭くなく)書けるか。

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敵の敵は誰か?

迷ったとき、チェックしてみよう。
敵を、コンフリクトの相手としてもよい。
敵の敵は、最初、決して主人公ではないはずだ。

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骨と肉と皮と服

前の記事に追加して、服も。
服を、コンセプト(一行で書かれたものや、イコン)と例える。

人の見た目の第一印象は、顔(皮膚)と服だ。
どんなコンセプトで、どんな最初の感情か、でしか判断されない。
ここで見向きもされないと、中身まで味わってくれない。

中身とは、肉と骨で動く動きである。これは皮を見ることで楽しむ。
途中服のことは忘れている。
最後まで退屈せず、それが破綻せず、
自分の人生になにかプラスになったり、好きになれば、
その物語は愛される。夢中になってくれる。
にも関わらず、人は動きを記憶できないので、
頭の中では、顔と服で表象され、人に伝えるときも、
顔と服の第一印象と、一部の動きを伝えるだけだ。

結局、服と顔と中身と、全部をバランス良く、有機的なものとしてつくらないと、
完全に面白い映画は出来ないと思う。そこが難しい。
(小説や芝居の世界では、服より顔や肉のほうが重視される感じがする)
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2013年11月06日

骨と肉と皮

なんだかんだ言って、脚本の構造の、骨と肉と皮のことを書いたことになる。
骨はプロットだ。論理構造だ。伏線や焦点やストーリーラインのことだ。
肉は人物だ。動的な設定や線の設定だ。魂の割譲だ。
皮は、それらがおりなす感情である。綾や襞もふくむ。

物語がうまくいくかは、そのどれもがうまく出来ていることが必要だ。


なぜ今日はこんなにブログを書いているかというと、新作で悩んでいるからだ。笑

ここでの脚本論は、過去の自分にむけて書いている。
こうすればよいのに、こう考えればよいのに、という助言のつもりで書いている。
きっと未来に書く新作のヒントにもなるだろうと思って書いている。
監督を目指したり、脚本家を目指したりする人の、少しでも助けになれば幸いだ。

また煮詰まったら(笑)、次はセリフの機能について書いてみようと思う。
実践編の「割れたせんべい」の構造の続きを待ってる人、もう少しお待ちください。
まだ全部出来てなくて。
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空間の定位

女性の書く脚本にありがちなことで、
最近の仮面ライダーにもありがちなこと。
それは、空間の定位が甘いことだ。
その登場人物が、普段どこで寝泊まりし、普段どこにいるかを決めることだ。

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キャラクターをつくる上での、自我の分裂

魅力的な人物は、どうやったらつくれるのか。
点と線の項で、そのいくつかは示した。
しかし、その過程で、生きたキャラクターになるかどうかは分からない。
その魂を入れる過程では、どうしてもこの過程を経る必要がある。

それは、作者の自我の分裂である。

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絵コンテって、何?

風魔の絵コンテを、公開してみました。結構なアクセスがのびてきました。

絵コンテは、漫画とは違うのですが、知らない人は漫画だと思いがちです。
(しかも俺は昔漫画家を目指してたりしたので、漫画の絵でかいてしまい、
余計に漫画だと思われてしまいます)

コンテは、撮りたい絵をかくものではないです。
コンテは、導線をかくものです。

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点でなく線で、人物に血肉を与える

プロットを考えているときと、実際に脚本を書くときは、
登場人物のリアリティーに差がある。
前者は頭の中で考えた、役割と行動の抽象に過ぎず、
後者は、具体的な人間として生き生きとしなければ魅力がない。

プロットが大体出来たら、人物に血肉を与えよう。
リアルな感情、リアルな事情、感情移入したり共感する人物像は、
どうすればつくれるか。
キーワードは、点でなく線、だ。

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2013年11月05日

中盤を乗り越えるテクニック

とかくACT 2は乗り越えがたい。
どこかで退屈という魔が襲ってくる。
それをのりこえるテクニックをふたつほど、人物に関するもので。

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空間を限定するテクニック

物語の後半は、風呂敷を畳むこと、と書いた。
畳みやすい広げ方、というのがある。
パターンといってもいい。

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posted by おおおかとしひこ at 01:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする