2013年12月31日

ものまねって

写真じゃなくて、動画なんだな、と気づいた。
つまり、声や、動きや、間や、表情の変化
(芸人から一瞬の真似をやって元に戻るを含む)、
という時間軸の芸なんだと。

形から入るのはいいですが、それ以上の魂は、
動きの中にあるのですよ、とどこからか言われた気がした。

ということで、今年の更新はこれでおしまい。
よい新年を。
posted by おおおかとしひこ at 12:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月30日

何が書きたいか、なんてシナリオにはない

詰まらない脚本を評して、「何がやりたいのか分からない」
というのをよく見るが、これは批評としては誤りだ。

なぜなら、書き手が「○○がしたかった」と答えれば、
「○○がしたかっただけではないか」と帰されるだけだからだ。
脚本は流れという線であり、点ではない。
そもそも、「○○がしたい」と点で描写出来るほど、
脚本は単純ではない。
評論の仕方が間違っている。

このタイプの文句は、
「テーマがよく分からない」と言っていると見るべきだ。



続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月29日

デジタルは人を幸せにしない:アナログには生気が写っていたのは何故か

デジタル撮影論のつづき。
前回、デジタルには生気が写らない、という話をしたが、
そこを深く掘っていこうと思う。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「カメラワーク」の誤解

いつの頃からか、カメラワークという言葉は、
クレーンの動きや、ステディカムや手持ちの動き、
パンやチルドやフォーカス送りの動きを指す、
素人評論言葉になってしまった。
ワークと言う言葉がそれを連想させるのだろう。
それは間違いだ。
フィックス長回しでも、「いい絵」をつくるのが、
カメラワークが機能していることである。
カメラマンの仕事は、カメラを動かすことではない。
いい絵を撮ることだ。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 02:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月28日

脚本の面白さの、9の階層

面白いとは何か、という議論はおいといて、
脚本には、以下の9つの階層の面白さが「全て」必要だと考える。

これらの階層の面白さは、全て違う質の面白さだ。
全てが真新しい必要はないが、
どれかは突出して斬新で真新しくなければならない。
そして、ひとつでも面白くない階層があると、
他がどんなに面白くても、詰まらない脚本である。

1 コンセプトの面白さ
2 導入の面白さ
3 主人公への興味→感情移入の面白さ
4 ACT1の30分の面白さ
5 本題の面白さ(ACT2)
6 焦点が常に保たれていることの面白さ
7 登場人物の面白さ
8 クライマックスの面白さ
9 テーマの面白さ


続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 13:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月27日

デジタルは人を幸せにしない:デジタル撮影は、生気が足りない

僕はフィルム派なのだが(スチルも銀塩派)、
最近のデジタル撮影映画を見ていて、ずっと物足りないのは何かに気づいた。
「人の生気」が、デジタル撮影には足りない。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 13:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月26日

絵とストーリー

ピンチの時に崖の上から現れるヒーロー、
ヒーローが悪役をカッコよくブッ倒す、
ヒロインがヒーローの胸に抱かれるとき、
夕日の前でたたずむ主人公、
紫煙をくゆらせ、バーでショットグラスを舐める主人公、
これらは、描きたい「絵」の代表的なものだ。

これらの場面がうまく繋がるようなものが、
ストーリーだろうか。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

上手な嘘のつきかた

僕の経験論。
まず嘘の大体を考えてから、
本当のことを調べておくこと、だと思う。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月25日

異常な状況の妥当な描き方

映画は、異常事態を描く。
作者はそれに慣れているが、
観客は、その異常事態のことについて無知である。
そのとき、上手く誘導するやり方がある。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画は何章構成か2

映画は、何章にも分けず、一章で完結するべきだ。
ひとつの事件からはじまり、もつれ、ねじれ、解決する、
ひとつの塊であることが望ましい。

だが、小説や漫画原作の映画化の場合、
原作の章構成が、映画というひとつの章にうまく再構成するのを妨げる。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 01:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月24日

映画は何章構成か

小説や漫画は、第○章のように、章で分けるものが殆どだが、
映画は、一章構成であるべき、という話。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月23日

ルールを示せ

21世紀の映画には、順目もあれば逆目もある。
王道、ベタ、変化球、わざと外し、ノールールである。
ただ。ひとつだけルールがあるとしたら、
序盤の比較的最初の方に、作品のルールを提示する、
ということだ。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

音楽は検索出来ない

「時間軸を持つもの」として、
僕は、物語の他に音楽や料理やダンスを例に出す。
これらの理解は、「物語という時間軸」の理解の役に立つことがある。
音楽の特徴は、(名前が分からない場合)検索出来ない、
ということである。
今回はそんな話。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月22日

編集の極意

「カットが変わったことに、気づかれないこと」
とよく言われる。
僕は、もうひとつあると思う。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドラムは、弱く叩く

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」という、
ジャマイカのミュージシャンを追っかけたオシャレドキュメント映画がある。
渋谷シネマライズで見たが、忘れられない台詞がひとつだけあって、
じいさんのドラマーが、
「ドラムを強く叩ける奴は一杯いる。弱く叩ける奴は少ない」
というシーンだ。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 15:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

感情は消え、理屈は残る

我々は、映画には第一には感情で接している。
主人公への感情移入によってだ。
さらによく出来た物語は、他の人物にも感情移入する。

感情は、何故か記憶に残らない。
良かったとか悪かったとか、泣いたとか笑ったとかの、
単純な記憶しか残らない。
これは我々人間の特徴なのではないかと思う。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 12:27| Comment(1) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月21日

リアリティーのレベル

とくに実写の日本映画は、リアリティーが大事だ。
「嘘臭い」は実写の敵である。
そして、それぞれに階層が存在する。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

注文がきちんと出来るか2

他人にちゃんと注文が出来る人は、自分にもちゃんと注文が出来る。
目的地だけでなく、どんな感じかを伝えるにはどうすればよいか。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 00:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月20日

注文がきちんと出来るか

注文の上手い人は、なかなかいない、という話。
それは、自分もふくめて。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

駄作の条件

タイトルが、場所の名前の映画。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月19日

アンサンブルのつくりかた

ある要素を組み合わせて並べると、
それぞれ単独ではなかった、意味や流れが生ずることがある。
これをモンタージュとかアンサンブルとか呼ぶ。
モンタージュは時間軸の編集技法だが、
アンサンブルは空間方向や意味のことでも使える広い言葉だ。

群像劇の組み合わせ方、バラバラのカットを並べて一連にする、
名も無き役者の個性をバラバラにしながらも、
ひとつのまとまり感をつくる集団のオーディション
(風魔の19人、ダスキン50周年CMの12ダンサー、クレラップの家族など、
僕はわりと得意)、
サブプロット(サブテーマ)の組み合わせ、合わせなどに使う考え方だ。




続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 09:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月17日

時間という魔術

脚本や物語は、時間軸を持つ芸術である。
時間というものについて深く考えることは重要だ。

空間を我々は自由に移動できるのに、
時間を自由に移動できない。
映画は一見平面だが、上下左右だけでなく、奥の情報も持っている。
手前と奥に人物を配置する演出は常套だ。
つまり、映画空間は3次元と、自由に移動出来ない1次元から出来ている。

この、時間の特徴について考えよう。


続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月16日

主題歌をつくろう

作詞作曲の才能がある程度あるなら、
脚本を書きながら主題歌をつくるのは、有効な手である。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 16:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

立体的な考え方

とかく日本人は平面的に考える。
平面的とは、全てが均一で、無難で、失敗のない、
小さなことで差異を見いだし、全てを規則の範囲内にする、
無菌室で常に粒を揃える、ダイナミックと真逆な考え方だ。
僕が蛇蠍のごとく忌み嫌う、静止画的な感覚である。

脚本は、立体的に考えるべきだ。


続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 14:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月15日

演技とは何か

脚本家、監督としての僕の意見は、
身体のコントロールと、読解力だと思う。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月14日

脚本の四段階

四稿に実際ならないかも知れないが、
脚本には、四つの段階の稿があると思う。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 19:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

上手いログラインの書き方2

なんか、前のログラインの記事は特に人気のようで、
脚本を書く人がログラインをちょいちょい検索してる事が伺える。

上手いログラインは、ストーリー全体を予測させる、という話。


続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 16:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

下手な脚本の添削

先日、後輩の書いたショートフィルムの脚本を、添削する機会があった。
ストーリー、場面、テーマは問題なく面白いが、
ト書きや台詞がそれにしては良くなかったので、何を表現したかったのか聞きながら、
添削することにした。

そこで分かったこと。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

デジタルは人を幸せにしない:デジタル撮影が嫌い

脚本論ではないけれど、フィルム撮影とデジタル撮影の違いの話。

僕らの世代にとって、映画とはフィルムのことである。
フィルムで撮影し、フィルムで編集し、フィルムで上映するのが映画だ。
デジタルカメラの発達で、フィルム撮影がごっそり減った。
日本映画を支えてきたフジフィルムの映画用フィルムが、
生産中止になったのは、我々業界人にとってショックなニュースだ。
(アメリカのコダックのフィルムしか、現在はない。
フジフィルムは、日本人の肌や日本の風景の色に特化した色が出やすいと言われていた。
日本映画特有の湿っぽさは、このフィルムのせいとも言えるが)

僕は、デジタル撮影が嫌いだ。
僕は監督なので、人間を撮るとか、物語を撮ることに、
デジタル撮影はよくないという話をしたい。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 12:46| Comment(7) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

妙なこだわりの捨て方

極論すれば、全く別の新作を、もう一個つくるとよい。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 10:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする