2013年12月13日

展開とは何か

とかく迷いがちなACT 2。
設定、展開、解決のうちの展開部分、
と言われても、何をすれば展開と言えるのかも分からなくなる。

そういうときは、「新しい事がわかることが展開だ」と考えるとよい。

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2013年12月12日

フレームインとフレームアウト

基本的な演出のテクニックだが、映画全体の教養として、
脚本論カテゴリに入れときます。

フレームインとは、最初そこにはいない人物が、
通常は画面右からまたは左から画面に入ることだ。
上手と下手(かみて、しもて)という話、板付きと途中登場という話と関連する。

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オバQ初アニメ化にあった話

昭和40年代ぐらいの議論だが、
オバQの初アニメ化のとき、
「四畳半のような庶民の汚いものを、公共の電波に乗せてよいのか?
もっと豪華な洋館の応接間のような家を舞台にするべきでは?」
という議論が本気であったらしい。

このエピソードは、「他人に見せるとはどういうことか」
にまつわる、日本人の問題点を指摘する。

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絵先か言葉先か

音楽の世界に、メロ先、詞先という言葉がある。
メロディーを先につくってから、それにあわせて歌詞をつくるのと、
歌詞を先につくってから、それにあわせてメロディーをつくることだ。

これになぞらえぱ、映画は、
絵先と言葉先の二種類の作り方がある。

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2013年12月11日

見たい話、見たくない話、売れる話、売れない話

とかくプロデューサーからは、「売れる話」を求められる。
が、売れるとか売れないとかは、勘でしかない。
売れたものに似せたものは、売れる可能性があるが、既に古ければ売れない。
既に売れた原作の映像化は、売れる保証など実はなにひとつない。
(面白そうと思えれば客は来るが、今、失敗し続ける実写化の流れから、
本当に面白いかどうか、皆慎重になっているはずだ。そして、面白さを、求めているのだ)
一方、知名度がないという理由で、勇気のないプロデューサー達からは、
いくら面白く深い話でも「売れない」と一刀両断されがちである。

では、「売れる」ために、脚本家は何を考えればいいのだろう。
僕は、見たい話か、見たくない話かで考えるとよいと思う。

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2013年12月09日

上手(かみて)と下手(しもて)

日本の舞台演劇の用語だが、
歌舞伎と関係の深い映画業界、そこから派生した映像業界の用語。
上手とは画面(舞台)右側、
下手とは画面左側を言う。

伝統的に、
上手側は支配者側、
下手側は挑戦者側、
を意味することは、知っておいたほうがよい。

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板付き、途中登場

シーンが始まったとき、最初からその場にいることを
板付き(舞台の板に張り付いているの意味)という。

人物の登場を、板付きにするか、途中登場にするかは、
ひとつのテクニックになる。



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2013年12月08日

進化は孤立したときに起こる

以前本で読んだのだが、
人種のるつぼで人類は進化するか、という問いの話。
一見、人種が混ざりあうことは、欠点はなくなり、
いいところだけがかけあわさって、進化が加速するように思われる。
ハーフとか美人だし。
が、生物学者の見解は反対で、
混ざった結果一様になってしまい、尖った要素がなくなって均一化される、
というものだった。均一化は進化を促進しない、
進化は混ざりあうことではなく、孤立したところに起こる、
というのが遺伝学的結論だった。

これは遺伝子の話だったが、わりと色んなことに言えると思う。

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全員を、会わせない

大体、殆どの揉め事は、当事者全員を一堂に会わせて、
言いたいことを正直にぶつければ、大抵解決の方向が見える。
何が問題なのか、正確に全てを、全員が把握して、
嘘偽りなく自分の都合と集団の利益を考えれば、
結論はひとつに収束する。

だから、お話をつくるには、その逆をすればよい。
コツは、全員を会わせないことなのだ。

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2013年12月07日

対立と対比と同意と相違

語呂合わせのように書いてみたが、
殆どの物語の進行は、
これを描くのに終始する。

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コンフリクトと一人将棋

映画にとって、物語のエンジンは、動機である。
そして、異なるまたは競合する、複数の動機や立場があるとき、
コンフリクト(対立、確執、戦争)が生まれる。

これを、一人将棋に例えてみる。

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遡る考え方

脚本や企画は、あるアイデアから生まれて、
発展的に全てが生まれる訳ではない。
ときどき、遡る考え方をするとよい。

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時系列の順番

有名なケンブリッジ大学の実験で、
人間は、「単語の最初と最後の文字さえあっていれば、
途中の文字が入れ替わったとしても、正しい単語として認識する」
というのがある。
(こんちには みさなん おんげき ですか?  わしたは げんき です。
からはじまる有名なコピペ)
これは、僕が感じている、物語の構造に似ていると思った。


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話の規模と尺

(12/25注:尺とは、映像の長さのこと。110分とか、15秒とか)

お話の規模が、尺に関係する。
この規模というのは、
宇宙とか四畳半とかの空間的広さや、
48時間とか数万年の、時間の規模でもない。
我々の「頭の中に占める、大きさ」のことだ。

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2013年12月05日

一気に書けるのは、30分

これも僕の経験則。
白紙を前に、休まずに書ける脚本の尺(分数)は、
どれくらいだろう。
僕は、30分一話完結までだ。

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オープニングは、5分までは何をやっても持つ

経験則。
脚本を書くとき、色々なことをやりたくて、
ぶっ飛んだオープニングを書きたくなるのは人の摂理である。
実際、はじまりの5分、ページにして2枚半(文庫本だと1ページと少しぐらいの文字数)
までは、何をやってもよい。
が、その先に何もないと、面白い話だとは思ってくれない。
その5分で、その後にどうつなぐかを、考えて書けるだろうか。

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2013年12月03日

伏線は、初出に仕込む

理論的なことと言うより、テクニック的なことだが、
伏線は、人物、道具、要素の初出に仕込むと自然になる。

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何ベースの話か

映画を一本も見たことなかったり、
人生を生きていない人には、
脚本は書けない。
脚本には、必ずベースになる体験がある。

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2013年12月02日

欲望の距離

演出論でもあると思うけど、脚本カテゴリに。

ものごとをアップ(ヨリ)で捉えるか、ヒキで捉えるか。
ある文脈の、どこからどこまでを、
どこのヨリとどこからのヒキで構成すべきか。
これはアングルと呼ばれ、
いわゆる一枚絵の構図の意味から、
物事の見方という意味でも使われる。
カット割とは、アングルの時間軸的構成だ。

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誰と誰の話か

主役のことを考えたり、
脇の人物について考えたり、
群像劇的に考えたり、個人について考えていると、
意外と忘れがちなこと。

それは、誰と誰の話になっているか、ということ。

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セットアップは初出で

セットアップとは、設定と訳されるが、
もう少し踏み込んで、初期設定と訳したほうがいいと思う。
そう思わせてあとでひっくり返す、などがあり得るからだ。

人物、環境、事件、モノなどの、
セットアップはいつやればいいかというと、
初出である。

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2013年12月01日

車田正美という才能

今日はなんだか風魔アクセスが跳ね上がっていて
(19時時点で600アクセス。12/3追記:結局1000ごえでした。普段100前後なので…)、
ちょっとテンションあがってきて、
突然車田論について書きたくなったので、書きます。
原作者車田正美先生のマンガが大好きな人だけ、以下へどうぞ。

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posted by おおおかとしひこ at 19:08| Comment(1) | TrackBack(0) | 実写版「風魔の小次郎」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なんかまた風魔関連アクセスが跳ねてるみたいなので。

沢山ツイートがフォローされてるんですが、
わたくしツイッターやらないので、どんなことを呟かれてるかわかりませぬ。
(半日くらい前になると、ブラウザからはもうたどれない…)
学校裏サイトで悪口言われてないか、びくびくする小学生の気分であります(笑)。

風魔の続編はどうしたらつくれるのか?
金をもっている人が、わしが出したるわ、というしかないんですなあ。
(シーズン1の場合、一話1000万で1.3億前後でした。それでもしんどかったのは、
映像を見ればわかるでしょう。聖剣やるならもう少しいると思う。
今の連ドラは現代劇1話あたり2000から3000が相場。時代劇やSFなら、さらに倍率ドン)
制作委員会がそうなんだろうけど、連絡先はない。
なので、続編や舞台再演の希望送り先は、販売元に問い合わせするのがよいかと思われます。
あとは、DVDを買いまくってお布施する以外にないのかなあ。
署名運動とか古典的な「声」で動くかも知れないけど、「客」の存在は金でしか届けられないものねえ。
消費行動は投票行動である、みたいな。
「牙狼」はパチンコが出続ける限り続編がつくれるんだよねえ。うらやましい。

書籍なら出版社が窓口なんだろうけど、ドラマや映画はどうすりゃいいのかわかりませぬ。
俺がネットで小説発表したって(それこそ二次創作だし、公人としては無断でやるのは問題だ)、
「映像で」見たいだろうしね…
posted by おおおかとしひこ at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 実写版「風魔の小次郎」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミッドポイントをはさんだACT 2

ACT 2の執筆の難しさは、構成がへたっていくことだ。
ミッドポイントを真ん中に置くことで、
何もないよりは方向性を決めて書くことが出来る。

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posted by おおおかとしひこ at 16:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ACT 2のお楽しみポイント

この話がどのような話か、という部分が、
ACT 2の前半部30分であり、ブレイク・シュナイダーのいう
「お楽しみポイント」である。
いくつかのディテールが思いついた段階で、
全体を考えるとよい。
オススメのやり方は、以下の通りだ。

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posted by おおおかとしひこ at 03:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする