僕が脚本論ばかり書いて、
演出論をあまり書かないのには理由がある。
演出とは、脚本を読むことに他ならないからである。
続きを読む
2014年01月17日
2014年01月16日
2014年01月15日
テレビっ子という雑談。
僕が中二の1984年、金曜のテレビはあつかった、という昔話。
5:00 Zガンダム 5:30 電撃戦隊チェンジマン
6:00 - 7:00(ニュースかテレビ大阪か。たいていここで風呂に入ってた)
7:00 ドラえもん 7:30 宇宙刑事シャイダー
8:00 新日本プロレス(タイガーマスク全盛期)
9:00 金曜ロードショー 〜11:00
と、5:00 - 11:00の5、6時間はテレビの前にいた。
高校ごろは、さらに、探偵ナイトスクープ→
新野新と遥洋子の人生相談番組(タイトルわすれた)→エンドレスナイト、と、
朝4:00まで、12時間ぐらいテレビを見ていた。
最近の中高生は、そこまでテレビをみんな見てないだろう。
そこまで面白いテレビを、みんな見てないだろう。
だったら、おれがつくるまでだ。テレビや映画やCMのみなさん、がんばりましょう。
5:00 Zガンダム 5:30 電撃戦隊チェンジマン
6:00 - 7:00(ニュースかテレビ大阪か。たいていここで風呂に入ってた)
7:00 ドラえもん 7:30 宇宙刑事シャイダー
8:00 新日本プロレス(タイガーマスク全盛期)
9:00 金曜ロードショー 〜11:00
と、5:00 - 11:00の5、6時間はテレビの前にいた。
高校ごろは、さらに、探偵ナイトスクープ→
新野新と遥洋子の人生相談番組(タイトルわすれた)→エンドレスナイト、と、
朝4:00まで、12時間ぐらいテレビを見ていた。
最近の中高生は、そこまでテレビをみんな見てないだろう。
そこまで面白いテレビを、みんな見てないだろう。
だったら、おれがつくるまでだ。テレビや映画やCMのみなさん、がんばりましょう。
脚本、一部公開。
コメントにリクエストしてくれた方がいたので、
そういう需要もあるのか、とアップしておきます。
著作権の関係で、1、2、12、13話は公開できそうです。
が、12話は当時スケジュール的にぱんぱんで、手書き納品したので、
文字打ち原稿が手元に残っていません。
手元にあった、1、2、13話の原稿を、公開。
脚本第一話.pdf
脚本第二話.pdf
脚本第13話.pdf
以下、解説。
続きを読む
そういう需要もあるのか、とアップしておきます。
著作権の関係で、1、2、12、13話は公開できそうです。
が、12話は当時スケジュール的にぱんぱんで、手書き納品したので、
文字打ち原稿が手元に残っていません。
手元にあった、1、2、13話の原稿を、公開。
脚本第一話.pdf
脚本第二話.pdf
脚本第13話.pdf
以下、解説。
続きを読む
小説の映画化に起こる問題
「ブレード・ランナー」といえば、僕の生涯のベスト10に入る傑作である。
(リドリー・スコットは、これと「エイリアン」という
マスターピースを二本もモノにした傑物である)
先日、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」の話になり、
未読だったので読んでみた。
両者の構造の差異がすさまじく、小説の映画化って何だろう、
と改めて思った次第である。
続きを読む
(リドリー・スコットは、これと「エイリアン」という
マスターピースを二本もモノにした傑物である)
先日、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」の話になり、
未読だったので読んでみた。
両者の構造の差異がすさまじく、小説の映画化って何だろう、
と改めて思った次第である。
続きを読む
2014年01月14日
2014年01月13日
テーマとオープニング
大体、テーマというのは、書きながら考えるものである。
最初からテーマをガチガチに決めて書いたら、
それは論文や宣誓文であり、
「面白い話」と最も遠いものになってしまう。
テーマは理屈であり、感情ではないからだ。
逆に面白さとは感情のことだ。
自分は本当は何をテーマとして書いているのだろうか、
と考えはじめるのは、ミッドポイントと第二ターニングポイントの間ぐらいではないだろうか。
続きを読む
最初からテーマをガチガチに決めて書いたら、
それは論文や宣誓文であり、
「面白い話」と最も遠いものになってしまう。
テーマは理屈であり、感情ではないからだ。
逆に面白さとは感情のことだ。
自分は本当は何をテーマとして書いているのだろうか、
と考えはじめるのは、ミッドポイントと第二ターニングポイントの間ぐらいではないだろうか。
続きを読む
2014年01月12日
3D映画の演出は、エイゼンシュテイン以降の否定だ
とセンセーショナルに始めてみたが、
要するに、3D映画は、カット割りが機能しないと言いたいのだ。
アバター以来、僕が一番気持ち悪いのは、
カットが変わる違和感だ。
レンズによって立体感が違うから、
カットが変わることよりも、目の焦点を合わせ直す作業が発生するのである。
2Dの編集は、二次元上の視点移動を考えればよいのだが、
(例えば会話の切り返しは、左右へ視点を動かす、
テニスの試合のように見られるから会話として成立している)
3Dの編集は、三次元空間上の視点移動を考えなければならないのだ。
続きを読む
要するに、3D映画は、カット割りが機能しないと言いたいのだ。
アバター以来、僕が一番気持ち悪いのは、
カットが変わる違和感だ。
レンズによって立体感が違うから、
カットが変わることよりも、目の焦点を合わせ直す作業が発生するのである。
2Dの編集は、二次元上の視点移動を考えればよいのだが、
(例えば会話の切り返しは、左右へ視点を動かす、
テニスの試合のように見られるから会話として成立している)
3Dの編集は、三次元空間上の視点移動を考えなければならないのだ。
続きを読む
2014年01月11日
2014年01月10日
2014年01月09日
脚本は、映画の全てではない
小説は、出来上がった文章が全てだ。
それに比べ、脚本の完成は映画の完成ではない。
映画制作のスタートである。
ただ、どんなに各部署が頑張っても、
脚本以上には面白くならないし、
(脚本を無視した映画、という別ベクトルのカルトにはなれる)
最高に各部署が機能するのは、
面白い脚本のときだ。
脚本は映画の核であり、本質である。
しかし、映画の全てではない。
続きを読む
それに比べ、脚本の完成は映画の完成ではない。
映画制作のスタートである。
ただ、どんなに各部署が頑張っても、
脚本以上には面白くならないし、
(脚本を無視した映画、という別ベクトルのカルトにはなれる)
最高に各部署が機能するのは、
面白い脚本のときだ。
脚本は映画の核であり、本質である。
しかし、映画の全てではない。
続きを読む
2014年01月08日
結局、シンプルに戻ってくる
書き終わってみると、案外シンプルな物語だったのだな、
と作者が思うのは、よい物語である。
複雑な思いや感想が出るのは狙い通り当然として、
でも結局単純な構造なんだよなあ、
というのが良い物語だ。
何故なら、題材をそのように選べた、という証拠だからだ。
ただ単純な構造で、ただ飽きたり物足りないのは、
単なる小学生の作文で、それには見る価値はない。
シンプルな構造なのに、いい題材が全体に染み渡り、
人生の複雑妙味な味わいを醸し出すのが、よい物語である。
続きを読む
と作者が思うのは、よい物語である。
複雑な思いや感想が出るのは狙い通り当然として、
でも結局単純な構造なんだよなあ、
というのが良い物語だ。
何故なら、題材をそのように選べた、という証拠だからだ。
ただ単純な構造で、ただ飽きたり物足りないのは、
単なる小学生の作文で、それには見る価値はない。
シンプルな構造なのに、いい題材が全体に染み渡り、
人生の複雑妙味な味わいを醸し出すのが、よい物語である。
続きを読む
2014年01月07日
インデックス、リンク張り終わりました!
工事終了! 全部手作業なので、超つかれた。
適当な抜き取り検査しかしてないので、リンクの誤動作などあればご連絡ください。
お礼になにかあげます。
リアルタイムでおっかけてなかった人、もう一度あの記事読みたいけど検索あきらめた人、
脚本論インデックスからたどれますよ!!
しかし、斜め読みだけど、結構いい文章書いてるなあ。
誰か、書籍化したくないですか。>出版社の人。
適当な抜き取り検査しかしてないので、リンクの誤動作などあればご連絡ください。
お礼になにかあげます。
リアルタイムでおっかけてなかった人、もう一度あの記事読みたいけど検索あきらめた人、
脚本論インデックスからたどれますよ!!
しかし、斜め読みだけど、結構いい文章書いてるなあ。
誰か、書籍化したくないですか。>出版社の人。
2014年01月05日
スペシャルワールドと異物論
映画とは、非常事態のことである。
映画とは、緊急事態のことである。
映画とは、なんとかしなければならない事態のことである。
映画とは、そのような「特別な状況」での冒険のことを言う。
その世界を、物語論では、スペシャルワールドと言う。
続きを読む
映画とは、緊急事態のことである。
映画とは、なんとかしなければならない事態のことである。
映画とは、そのような「特別な状況」での冒険のことを言う。
その世界を、物語論では、スペシャルワールドと言う。
続きを読む
2014年01月03日
この感情に名前をつけてくれ
何年ぶりかに帰省したとき、
知らない建物に変わっていて、
ここも知らない、あそこは◯◯だったはずだ、
と思う感情。
悲しい、まではいかず、違和感だけが残る。
記憶ではこの角に◯◯があって、それはずっとあるものだと思っていて、
それがなくなって20年近く立つのに、俺だけが知らない。
浜村淳が死んだのだって、まだ違和感がある。
俺のいない大阪では、まだあの故郷を出た日々が続いてる筈なのに。
故郷の町では、次々に俺の知る所から日々遠ざかっている。
年寄りは、こういう気持ちなのかも。
自分の知ってる町が、そこにない感覚。
年寄りが神社仏閣にテンションがあがるのも、それは知ってる、という感覚ではないか。
続きを読む
知らない建物に変わっていて、
ここも知らない、あそこは◯◯だったはずだ、
と思う感情。
悲しい、まではいかず、違和感だけが残る。
記憶ではこの角に◯◯があって、それはずっとあるものだと思っていて、
それがなくなって20年近く立つのに、俺だけが知らない。
浜村淳が死んだのだって、まだ違和感がある。
俺のいない大阪では、まだあの故郷を出た日々が続いてる筈なのに。
故郷の町では、次々に俺の知る所から日々遠ざかっている。
年寄りは、こういう気持ちなのかも。
自分の知ってる町が、そこにない感覚。
年寄りが神社仏閣にテンションがあがるのも、それは知ってる、という感覚ではないか。
続きを読む
ダメなCMの典型から良いCMまで
正月帰省したこともあり、随分と正月CMをみた。
松の内が明けて平常運転に戻った週明けが、
今年のCM業界の趨勢を示すだろう。
業界に長いこといると、
ダメなパターンと良いパターンが、自動的に見分けられるようになる。
典型的な例をあげて説明しよう。
これは、表現と内容という、脚本論の一部の議論である。
例が多いこと、典型的な成功と失敗がわかりやすい為、CMを考えることは勉強になる。
続きを読む
松の内が明けて平常運転に戻った週明けが、
今年のCM業界の趨勢を示すだろう。
業界に長いこといると、
ダメなパターンと良いパターンが、自動的に見分けられるようになる。
典型的な例をあげて説明しよう。
これは、表現と内容という、脚本論の一部の議論である。
例が多いこと、典型的な成功と失敗がわかりやすい為、CMを考えることは勉強になる。
続きを読む
2014年01月01日
謹賀新年
2014年あけまして、おめでとうございます。
僕がブログなんてやってもいいものか、
と思いながらはじめたのですが、
去年は暇だったこともあって(笑)、
随分じぶんの脚本論を形にすることが出来ました。
内容は既に上級編に足をかけている気がしますが、
毎日10人くらいは、継続して読んで貰ってるみたいです。
何かの役に立つなら幸いです。
「9の階層」で体系的にはまとまったかな、という感はあるので、
今まで書いたやつを、一から読めるようにリンク張ろうかと思います。
風魔関連でやってきた方、たいへん嬉しいです。
この(隠れた)傑作をもっと多くの人へ伝えたいですね。風魔2!
ちょくちょく漏らしてますが、新作を形にしようとしています。
皆さんの前に出せるよう、精進してまいります。
僕がブログなんてやってもいいものか、
と思いながらはじめたのですが、
去年は暇だったこともあって(笑)、
随分じぶんの脚本論を形にすることが出来ました。
内容は既に上級編に足をかけている気がしますが、
毎日10人くらいは、継続して読んで貰ってるみたいです。
何かの役に立つなら幸いです。
「9の階層」で体系的にはまとまったかな、という感はあるので、
今まで書いたやつを、一から読めるようにリンク張ろうかと思います。
風魔関連でやってきた方、たいへん嬉しいです。
この(隠れた)傑作をもっと多くの人へ伝えたいですね。風魔2!
ちょくちょく漏らしてますが、新作を形にしようとしています。
皆さんの前に出せるよう、精進してまいります。