2014年01月22日

「やりたい」は主観、「面白い」は客観

前項のコメントに寄せられた、
ジョンさんの質問に答える形で書こうかと思います。
数週間寝かせるのは良い方法です。
でも、寝かせても客観的になれない人もいます。

結局、本数で慣らすのが良いと思います。
「三年小成、十年大成」でも述べたように、
その感覚をつくるには、フィードバックしながらという実戦が必要です。
世間と噛み合うのに、三年、十年かかります。
自分の作品が2ちゃんやブログで叩かれたり、マンセーされたり、
自分のいないところで自分がどう評価されてるかを知る、
そのような実戦経験が自分にその感覚をつくってゆきます。

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posted by おおおかとしひこ at 13:45| Comment(1) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あなたのやりたい事が、マックス面白いとは限らない

「監督のやりたいことを実現しましょう」と言うスタッフは、
人がよいかも知れず、人として付き合うにはいいけども、
僕は心底信用はしない。

僕が信用する人は、
「これは面白い(或いは、とてもいい)からやりましょう」と言う人だ。

「やりたい事が、必ずしも面白い事とは限らない」
という当たり前の事実を見る冷静さが、あるかどうかだ。


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posted by おおおかとしひこ at 01:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする