2014年02月28日

一言で決めろ

名場面は、どうやって出来るのだろう。
それは、複雑なものを一発で決めたときだと思う。
しかも、一言の決め台詞で。

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バックステージの功罪

ぼくはバックステージの暴露(メイキングとか、制作の裏側をうつすもの)が
嫌いだ。
化粧をする女がすっぴんを見せたら、化粧した顔に価値がないではないか。

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posted by おおおかとしひこ at 16:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

感情の無い文章2

このさい、説明文は(映像には)必要ない、と結論付けてしまおう。

通販番組などでの、「おおー」という驚きは、
なぜわざとらしいのか。

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posted by おおおかとしひこ at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

感情のない文章(サラ・ベルナール続々論)

さらにこの話つづけます。

どうして僕がベタナレのCMを嫌いなのかがわかった。
(ベタナレとは、ナレーターが説明しつづける、ベタにナレーションを引いたCMのこと)
そこに歌(=感情)がないからだ。

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posted by おおおかとしひこ at 14:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

言葉は歌(サラ・ベルナール続論)

サラ・ベルナールの逸話について考えていたら、
簡単な例を思い出した。
「大阪では、1から10まで言うだけでオモロイ歌になる」
の話。

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posted by おおおかとしひこ at 13:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月27日

ファンタジーは何故いけないか

そんなもんファンタジーだ、という批判はよくある。
ファンタジーが悪いのではない。
それが、できの悪いファンタジーであることに批判が集中する。
リアリティーのない嘘が、
他人を騙しきれていないことを言う。

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2014年02月26日

目をつぶって話をつくろう

初心者にありがちなミスを防ぐには、
こういう作り方がよいのではないか、という話。

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面白い話の特徴

とりあえず、とっつきが面白い。
それで?と、食いついたら、次に出てきたものも面白い。
それでそれで?と、次に出てくるものを見たら、
繋がって出てきたものも面白い。
それらは関連があり、面白い。
しかも、それらが動的な緊張をはらみ、
拮抗がほころびて、状況が動いたらしい。
その後どうなるか、緊張して見守ることになる。




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2014年02月25日

他人の批評の難しさ

ある作品を批評するとき、
自分好みの作品に改造したいだけでは、という批評をしてしまいがちだ。
自戒もこめて、批評と作品の再構築について考える。

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posted by おおおかとしひこ at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月24日

役者の能力と物語の関係

タイムマシンがあるのなら、ずっとその瞬間に行ってみたい、
解きたい謎の瞬間がある。

それは、フランスの名女優サラ・ベルナール(1844-1923)の、
レストランでメニューを読み上げただけで、
居合わせた客全員を泣かせたという実話だ。

僕はこれをはじめて聞いた大学時代から、
「どうやったのか?」について長年考えている。
号泣させるのは物語の力であり、
読み方という単なるトーンではない、と信じているからだ。

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posted by おおおかとしひこ at 23:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画とは、勝利を描くことである

と、極論してみる。
世の中にはバッドエンドやビターエンドなどの映画もあるし、
中二的にはそのほうがカッコイイ気もするが、
本当に書くのが難しいのは、胸のすくようなハッピーエンドだ。

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posted by おおおかとしひこ at 14:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月23日

成功体験、克服経験のない人は、脚本が書けないと思う。

僕個人の見解である。
なぜなら、映画とは、リアリティーがベースの実写世界であり、
物語とは、「困難の克服」であるからだ。

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posted by おおおかとしひこ at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月22日

「成功はキャストの功績、失敗は監督の責任」という俗説

この真実でない俗説を、身にしみて理解しておくとよい。
どんなに成功した作品をつくっても、
主演ほか、キャストの功績と評価される。
それは、よく出来た映画やドラマは、
主人公にほんとうに感情移入するからだ。


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posted by おおおかとしひこ at 15:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

コンフリクトを拮抗と訳すのはどうだろう。

対立や衝突はアメリカ的だから、
日本人ドラマ的に、立場の相違や因縁、競合関係などと訳してみたが、
拮抗や膠着、平衡状態と訳すのもいいかも知れない。

(実際には主人公より敵が大きいことが多いから、絶対量の拮抗ではない。
むしろ、ある種の戦力平衡状態、とコンフリクトをとらえると、
それをどうにかして動かそうとする原動力として
ドラマをとらえられるかも知れない。
ある拮抗が、ターニングポイントや山場によって、また別の拮抗に図式が変わる。
拮抗が動くのは、主人公の行動や、外部からのニュースである)
posted by おおおかとしひこ at 03:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月21日

構成の譜割りと主人公論

短編の構成は序破急であり、
それらは2:2:1であるべきである、という理論を書いたが、
これは、主人公論にも関係あることが分かった。

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posted by おおおかとしひこ at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

山場論、つづき

前々回、山場を書き手側から定義してみたが、
もっと簡単に、観客側から定義してみよう。

それは、「あああああどうなっちゃうのおおおお」
とテンションが高くなるさまである、という定義だ。


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posted by おおおかとしひこ at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニュースは外部からやって来る

山場をひととおり終えると、
弛緩という退屈がやって来る。
一通り、関わる人たちを描ききれば描ききるほど、
作者も何を書いていいかわからなくなる。

そんなときは、「外部」を使うとよい。

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posted by おおおかとしひこ at 12:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

山場は何回あるか

答えるのはなかなか難しい。
ターニングポイントは全て山場である、とすれば、
映画のなかには5分に一回や、それ以上ある。
本当の山場はクライマックスであるから、
一回だ、と答えることも可能だ。
そもそも、山場とはなんだろうか。

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posted by おおおかとしひこ at 00:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月19日

頭でっかちのダッチロール

頭でっかちとは、最近の業界用語だ。
表現の最終責任者は監督だが、
そこより上の立場の人が、異常に多いことをいう現象だ。

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posted by おおおかとしひこ at 15:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月18日

いいものが何故ヒットしないのか

いいものがヒットし、駄目なものはヒットしない、
と考えるのは、健康だし理想だが、現実はそうではない。
いいものなのにヒットしなかったり、
駄目なものなのにヒットしたり(流行るかどうかではなく、
興行成績がよい)する。

いいものをつくるのは制作部の仕事で、
ヒットさせるのは宣伝部や興行部の仕事、
と会社組織的に考える
(事件は現場ではなく、会議室で起きている)と、
問題が見えてくる。


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posted by おおおかとしひこ at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さいきん上級者向けの話が多いかなあ。

大事なところは大体書いちゃった気がしてて、
最近書くことは、その隙間を埋めるような事が多い気がします。
初心者中級者のかたは、2013年版の話を読むといいかな、と。
で、初心者中級者の方の質問うけつけます。
物凄く基本的なこととか、そういうところでつまづくのか、
とか、僕も分かっておきたいので。
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男が書く女の話、女が書く男の話

異性を主人公に書く者は、
自分の性を引き受けていない未熟者である、
という話をします。


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posted by おおおかとしひこ at 12:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月16日

視覚情報と聴覚情報の違い2

前項の続き。
非言語情報としての聴覚情報について、整理する。

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posted by おおおかとしひこ at 13:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

やくそく(「いけちゃんとぼく」テーマ曲)

「いけちゃんとぼく」のテーマ曲
(渡辺美里さんの歌じゃないやつ、オープニングやラストの別れにかかる曲)
には、僕の作詞した歌詞があります。
サントラが出ればボーカルつきで録音しようと企んでいたのですが、
諸般の事情でサントラが出なかったので、お蔵になっております。
勿体ないので、蔵出ししてみます。

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posted by おおおかとしひこ at 02:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 作品置き場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

視覚情報と聴覚情報の違い

ある表現を、「見せる」のか、「聞かせる」のか、
映像表現では選ぶことが出来る。
どちらが妥当なのか、考えてから表現しているだろうか。
無意識にそれを選択しているのだとしたら、
それは表現の素人だ。
自分の中に技術的基準がない証拠だ。
我々は天才ではないから、技術的にこれらを分別しよう。


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posted by おおおかとしひこ at 02:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月15日

6・6・3の法則

昨日15秒CMの結構難しい編集をしていたときに、気づいた法則。
やはりというか、序破急の理論は正しい、という話。

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posted by おおおかとしひこ at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月13日

ワイルドカードをうまく使おう

アンサンブル論でもあり、編集論でもある。
二項対立だけで話はシンプルで強くなる場合もあるが、
単純で詰まらなくなる場合もある。
そのときに、ワイルドカードを使うと面白い。

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2014年02月12日

映画のプロットとは何か2: 風魔2(構想中)の例

プロットとは何かを探るために、
構想中の「風魔2」を例にとろう。
(風魔コーナーをご参考に。
ちなみに、「風魔主題歌録音」の情報がありますが、
今現在僕に風魔2のオファーは来ていません)

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posted by おおおかとしひこ at 01:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月11日

YouTubeけしからん!

誰だドラマ版アップしたやつ!
レンタルがあまり出回ってないから、
手に入らないのはやむ無しとも思います。
もしドラマが気に入ったら、DVDをアマゾンなどで購入していただくと、
我々への投票になるのです。
お高い?そんなことないでしょ。
世の中の詰まらないドラマより、よほど良心的ですぜ。
相手が子供だったり、初見までは許す。
それ以降ただで見たなんて言ってると、
映画泥棒になっちゃうぞ。大人なら、今すぐ通報だ!
posted by おおおかとしひこ at 22:15| Comment(1) | TrackBack(0) | 実写版「風魔の小次郎」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画のプロットとは何か

プロットはペラ何枚で書けばよいか、という疑問はよく出る。
適切なプロットの枚数は、ない。
そのプロットを誰がどう判断するか、どれくらいの判断時間があるか、
によって適切な分量は異なるからだ。

そもそも、書く前に全体像を把握するものか、
書いたあとに全体像を把握するものか。

プロデューサーが複数の候補の中からざっと見るときは、
ペラ一枚以内だろうし、
新聞記事に必要ならその1/3から1、2行だろう。
監督が考えるプロットを脚本家が書くとき、
あるいは自分が書く脚本の、自分用の覚え書きのとき、
それは10枚ぐらいにこと細かく書いてあるかも知れない。

プロットとは何か。何を押さえればプロットになるか。
その議論をしよう。


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posted by おおおかとしひこ at 02:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プロットの小説(小説と映画の違い2)

プロットの小説、という言い方があるのを思い出した。
プロットでない小説もある、ということだ。
これは映画脚本から見れば、奇妙な話だ。

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posted by おおおかとしひこ at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月09日

綿密な計算

僕は乙女座なので、綿密な計算こそが仕事の身上である。
書いている文章や考え方にも、それはにじみ出ていると思う。

全てを理論的に構築し、あらゆることの可能性を考え、
先回りし、合理的な正解を探しておく。
(時に、セカンドベストも準備する)

計算の弱点は、予想外の出来事への対処である。
計算された美しい歯車は、砂利を噛むと機能しない。

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posted by おおおかとしひこ at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

写真アップしました

『「落とす」慣れ』に、編集プランのカード並び替えのさまを、
アップしました。参考になるかとおもいます。
posted by おおおかとしひこ at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

表現のレベル

段位的に書き連ねてみよう。

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posted by おおおかとしひこ at 12:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月08日

編集は、編集室でするものではない

編集を編集室でやると思う人はど素人だ。
編集とは、具体的にはバラバラのフィルムを繋いで一本にすることだが、
実際には、素材のタイムコードの確定だと僕は思っている。
それには、ふたつの要素がある。
ひとつには、流れの質と間を確定させること。
もうひとつは、構成を確定させることだ。

編集室でやることは、前者である。
後者は、どこでやるのか。


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posted by おおおかとしひこ at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ピボットのためのカットアウェイ

ハリウッドの編集用語だが、
どこの編集でもやっている。
時間の盗み方として、覚えておくとよい。

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posted by おおおかとしひこ at 18:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

創作とは、何をすることか

話題の佐村河内氏の、ゴーストライターへの「指示書」を見た。
僕が見たものは、
図形的なものに数字の比率を入れ、全体的な構成を示したもので、
色々なイメージの言葉で周囲が装飾されたものだ。
あれが全てだとしたら
(何枚にも渡るものの表紙だけを全てと偏向報道されている可能性もある)、
かの指示書は創作ではない。

では、創作とは、何を言うのか。


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posted by おおおかとしひこ at 16:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「落とす」慣れ(2/10解説追記)

落とす、とは、編集用語で、
ブロックごと切ることを言う。
切る、はカット尻をもう少し切るとか微調整の意味が強いが、
落とす、は、もう少し大きなものをごそっと切ることだ。


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2014年02月07日

一人称視点と三人称視点

自分がテレビに出ている夢を見た。
夢の中で自分の顔を見るのははじめてかも知れない。
普段は、自分の目から見た世界(すなわち主観ショット)でしか見ない。
一人称視点である。
鏡を使わない限り、自分を見ることが出来ない。
(夢の中では鏡は出てこない、という別の話があるが、ここでは触れない)
これが、初めて三人称視点になった。
そのとき俺自身の意識は、テレビを見ている俺であり、
テレビのなかで喋る内容を考えている俺でもあった。
人形使いのような意識、というべきか。

優れた役者は、このような目線を内在化させていると思う。


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15秒の世界と110分の世界

戯れに、15秒の世界で書いたパーツが、
映画と対照するとどうなるかという表をつくってみたら、
結構興味深かったので載せてみる。
(スマホなどでは表示が見にくいのでPC推奨)
映画の尺は、ここでは110分とした。

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脚本的考え方のトレーニング

初心者の人と話をしていると、
出来上がったものから、脚本を分離できない、
ということがよく分かる。
これでは、いつまで経っても脚本的考え方が出来ないし、
ここの脚本論を読んでも意味がない。
なので、脚本的考え方のトレーニング方法を書いておく。

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2014年02月06日

表現下手と表現上手の境目

省略が上手いかどうか、につきる気がする。

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2014年02月05日

内的動機と外的動機とターニングポイント

内的動機は、人物の中で一貫しているものだ。
これが報われるために人物は動くのだから、
その願いが叶えば人物は退場するか、
物語は大団円だ。
外的動機は、時に応じて変わる。
それがターニングポイントになる。

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15秒の世界

CMは15秒で勝負する世界だ。
そこに何千万(電波料を合わせれば億単位)の金が使われる。
秒単位で見れば、映画の数十倍だ。

長編と俳句で、要求される技能が異なるように、
15秒には、15秒の世界がある。

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2014年02月04日

フレーム問題と陰陽法

フレーム問題のことを書いていて、
世界には二種類の○○がある、という言い方を思い出した。
これを陰陽法と呼ぶことにしよう。

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posted by おおおかとしひこ at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

内的動機と外的動機

映画における登場人物は、必ず動機を持っている。
主役をはじめとする特に重要な人物は、
内的動機と外的動機のふたつを持っていることが多い。

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フレーム問題

かつてのテレビのサイズ(横:縦=4:3、僕ら的にはヨンサンという)が、
今のワイド(16:9)になって、
表現するものに影響が出ている、という話を現場でしていた。
フレーム問題の話が出来ると思ったのでしてみる。

フレーム問題とは、
「どこからどこまでを世界の全景とすべきか、
決める問題」の事を言う。
これは、表現する者にとって、難しい問題だ。
その答えを出すことが表現することだ。


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2014年02月03日

オールタイムワースト

オールタイムベストは理想を示すことだが、
真逆から理想の映画を示すことも出来る。
数が揃っていないし、糞映画コレクターでもないが、
俺はこれを映画とは決して認めないものをあげていこう。

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2014年02月01日

ここに来る人へ。

最近、1日300オーバーのアクセス状況が続いてます。
500ごえの日もあります。
平均150人ぐらいが2ページ以上読んでるブログ、ということになります。

脚本とは何か、映画とは何か、物語とは何か。
初めて漫画を描いたのは小1で、初めてコント台本を書いたのは小3で、
初めて映画を撮ったのは中2でした(カメラはベータ!)。
プロになってからも、色々考えてきました。
間違ってるところも、足りないところもあると思います。
これまで考えてきた、或いは最近考える、脚本にまつわる色んなことを、
書いていこうと思います。
どこまで行けるか分かりませんが、何かの役に立てば幸いです。

風魔を撮影してるときから、
ブログをやるなら「縁側」という名前がいいなと思ってたのですが、
ここまで続くと思ってなかったので、置き場所扱いしてました。
(独立したら会社名としてもいいなあと思っておりますが)
うちの縁側には、誰が来てもよいのです。呼べば、留守じゃなければ出てきます。
最近の東京の家には、縁側がなくなりつつあって残念です。
縁のある側、と名付けた日本人のセンスに時々脱帽します。
posted by おおおかとしひこ at 13:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

話の面白さは、どっちに向かうか分からない面白さ

話の面白さの醍醐味は、これにつきる。

次何が起きるのか、あれはどうなるのか、
どうまとめるつもりなのか、
あれがもう一回使われるんだろうけど、どうするつもりか、
この気持ちに気づいてしまったが言うべきなのか、
などの、
「どっちに向かうか分からない面白さ」が、
話の面白さではないか。

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posted by おおおかとしひこ at 12:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする