2014年03月23日

見た目と中身を分離できるか

初心者や若い人にありがちなことは、
見た目と中身を分離する能力が貧弱なことである。

どんな映画が好きか、と言われて、
ジャンルで答える人は、その傾向が強い。

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posted by おおおかとしひこ at 15:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

入り口を間違えると、いつまでたっても出られない

そのコンセプトをいくら煮詰めても、
いいものは出来ない、ということがある。

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posted by おおおかとしひこ at 12:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

CMの志

むー様、コメントありがとうございます。
きっと若い方なのでしょう。
80年代の、CMが一番元気だったころを知らないのだと思います。

あの頃のCMは、本気で文化をつくろうと思っていました。
どうやって爆笑させるか、どうやって感動させるかを、
金もかけてやっていました。
(特に好きなのは、故市川準の「恋は遠い日の花火ではない」
初期の中島哲也の「オリンピックがなければ、平凡な夏でした」かな。
90年代はその乱熟期で、JRAのキムタクシリーズ、
たかの友里「心のウサギ」篠原ともえ、は最高峰のひとつ。
映画よりも時に素晴らしいものを量産していた時代)

だから僕は映画業界へ行く前に、当時のCM業界で鍛えたいと思ったのです。
最近のCMは殆どが文化をつくろうという志を感じません。
腹が立つばかりです。
その中ではペプシはましな方ですが、前に指摘した通り、
パクりだらけのリミックスです。
あれしきのCMでびっくりしているとしたら、CMの敷居が低すぎます。
今そこまでCMはレベルが下がっているのかと、恥ずかしくなります。
もし今年の1/3の記事を読んでいないのなら、読んでみて下さい。
この基準による評価は、せいぜい下の上。金がかかっていることを鑑みても中の下までかな。

リミックスはオリジナルではない。
オリジナルをつくる志こそが文化をつくるのです。
デジタルが人を幸せにすることはないのは、
安直なコピペが蔓延しやすいからです。
posted by おおおかとしひこ at 11:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ツカミと感情移入は違う

むっちー様コメントありがとうございます。
ツカミなんて簡単簡単。

オープニングで鬼達の奇抜で凄まじい戦闘能力を見せて掴むのです。

金棒を使ったアクションがいいでしょう。
赤い肌は回復能力が優れていたり、
火を吐くやつがいても構いません。
中央軍が一方的に押される、そこへ人間がわの援軍到着、
鬼を押すのかと思いきや、
山の向こうから巨神兵の登場、炎でなぎはらい、人がわ壊滅。
「投稿して俺らの奴隷になるか、死ぬかを選べ」と鬼。
下手に立ち向かう侍は撲殺、
戦線が瓦解した侍たちは投稿し始める。
村を焼き払う鬼たち。絶望のはじまり。
日本人は、希望を失った。たった一人をのぞいては…。

という感じですかね。
ここから、桃太郎の村で話が始まります。

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posted by おおおかとしひこ at 01:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする