マクガフィンとは、とくに映画脚本で使われる専門用語だ。
ヒッチコックが得意だったので有名になった。
「物語上非常に重要なものと思わせる小道具。
実はその中身はなんでもいい。
例えばスパイがマイクロフィルムを奪いあう話では、
マイクロフィルムがマクガフィンだ。
奪いあう駆け引きが物語の重要な部分で、
マイクロフィルムの内容はなんでもよい」
時代劇で奪いあう巻物、青い鳥、
「ゴドーを待ちながら」のゴドー、「霧島、部活辞めるってよ」の霧島は、
マクガフィンだ。
マクガフィンは触媒に似ている。
化学反応を起こさせる役目をしながら、それ自体は変化しない。
変化する側に注目と主題がある。
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2014年03月24日
「エンタメ」の化けの皮を剥がしてみる
いつの頃からか、映画とはエンターテイメントである、
という言葉が巾を効かせ、
「内容の薄さを誤魔化す言葉」として誤用され続けている。
誤用といっても、おそらく意図的な誘導である。
映画は間違いなくエンターテイメント(娯楽)である。
だが、もう少し言葉を足すと、
「主人公の人生の一断面を見る娯楽」だ。
人生の一段面、という娯楽になっていないレベルの低い脚本を、
エンタメという一見キャッチーな言葉で誤魔化しているのだ。
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という言葉が巾を効かせ、
「内容の薄さを誤魔化す言葉」として誤用され続けている。
誤用といっても、おそらく意図的な誘導である。
映画は間違いなくエンターテイメント(娯楽)である。
だが、もう少し言葉を足すと、
「主人公の人生の一断面を見る娯楽」だ。
人生の一段面、という娯楽になっていないレベルの低い脚本を、
エンタメという一見キャッチーな言葉で誤魔化しているのだ。
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