2014年04月08日

「いい」には2つある

繰り返しになるが、
時間軸をもたない「いい」と、
時間軸をもつ「いい」である。

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2014年04月07日

デジタルは人を幸せにしない:点と線

デジタルのよくないところ。
点で終わってしまい、線でものごとをとらえなくなること。

辞書を引くことにたとえられるけど、
単語を引いてそれでおしまいになること。
本当の勉強は、その言葉の語源や発生や、類語まで、
まるごと学習することだ。
何故なら、ことばと概念は一対一の対応ではなく、
曖昧な範囲を持つゾーンやネットワークとして存在するからだ。

ネットがそれらを効率よくつなぐかと思われたが、
逆に点で終わらせてしまう病に、おちいっているような気がする。

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初々しさ

どんなベテランが書こうが、
どんな新人が書こうが、
初々しさのない物語は新鮮ではない。

何故なら、初々しさのない感情は、
ああハイハイ、見たことある見たことある、
となる、平凡な感情だからだ。

たとえば、人の死に際して、
○○さーん!と号泣するという芝居は、
現実にはそうそうないが、
ドラマや映画ではしょっちゅう見る、
つくりごとでは平凡な感情だ。

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普遍は、平均ではない

普遍性を持つ作品の方がよい。
映画や物語はマスを対象とするから、
普遍性を持てば持つほどよい。

しかし、これは統計的な平均を取ることとは異なる。
誰にでも理解し、誰にでも当てはまる普遍性とは、
平均的な人間像や平均的な社会観を描くことではない。

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2014年04月06日

ワクワクと本編

ペプシ桃太郎CMでも何でも、
予告編スタイルというのは気持ちが上がるものだ。
一体これはどうなっちゃうんだろう、
これは一体どこのどういう場面なんだろう、
このあとに起こることは、
などを想像するだけでワクワクする。

しかし、その我々のワクワクのほうが、
本編よりもいいものだったりすることはよくある。
遠足の前の日のワクワクは、当日よりも大きい。
前の日の期待と、当日、
すなわち、期待と物語本編の関係について考えよう。

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2014年04月05日

いい企画の条件

話はいいと思うんだけど、
これどういう絵にするの?
と第一声で出るのが、いい企画。

ダメな企画は、
絵はいいと思うけど、所々よく分からない、
と第一声で出る。

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面白さとは、先入観を壊すことではないか

あなたは周囲の人を笑わせるのが上手いだろうか。
大阪という地は、それが能力の基準となる国である。
東京に出てくると、それで皆が競っていないことに戸惑う。

逆に、笑わせる人と笑わせない人の落差を観察することができる。
笑わせる人は何が上手なのか。
それは、ストーリーテラーの能力とは何かを考えることである。

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2014年04月04日

傍流を切る勇気

長期間企画をやったり、長い間構想していると、
色々なアイデアが湧くものである。
新しい魅力的なアイデアを思いついたとする。
人は新しいアイデアの方に興味がいく。
(末っ子のほうが可愛い心理)
しかしこれを作品に加えると、
せっかく本質的にシンプルな骨格を持っていたものが、
ややこしく、複雑になることがある。

改稿とは、実はその連続だ。

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2014年04月03日

最初に思いついたものが正解か?

色々な考えをめぐらせ、
最終的に下した判断が、最初に思いついたものだったりすることがある。
最初に思いついたものが全然ダメなこともある。
芝居はテイク1が良かったりする。

人のアイデアは、最初に思いついたものが正解だろうか。

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村井ファンが来てるのかな?

じゃあ村井話でアクセス数をつりあげてみよう。
昨日村井と飲もうとしてたが、やつは来れず、
川久保と飲んだ。次は三人で飲むぞ。
なんかブログっぽい。
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漫画原作のドラマは絶滅するか

ツイッターでちょこちょこ話題になっているようなので、
食いついてみる。
漫画原作のドラマ化の最も問題点は、
ドラマの内容が原作の面白さに比べて、へぼいことだ。
そして内容のへぼさに、製作委員会的な人達が、
なんら反省していないところだ。
その内容のへぼさが、脚本であることに、
反省していないところだ。

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posted by おおおかとしひこ at 15:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

興味、共感、焦点、感情移入、好きという感情

映画の進行中、我々は色々な感情を抱く。
その思いの中で、混同されがちな5つの感情がある。

興味、共感、焦点、感情移入、好き、
の5つの感情だ。
これらは全て違うものであり、隣り合っている。
意図的にこれを区別し、混同しないことは、
書き手として弁えるべきことだ。

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2014年04月02日

CMの企画の仕方

短い物語を考えることは、脚本の参考になるだろう。

CMは、必ず言いたいことがある。
新製品の特徴である。
こうだから、あなたに幸せをもたらす、という理屈だ。

そこから、逆算で組み立てる。



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テーマとはなにか

単純な例を考えよう。道徳話や教訓話だ。
主人公は物語が終わったとき何かを学ぶ。
「金より友情」「親は大切」などだ。

その学んだなにかこそ、テーマなのである。

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タイトルのこと

映画のタイトルが非常に大事であることは、
論を待たない。
しかし、いいタイトルとは何かについて、
一般的な傾向は言えても、こうすれば正解、はないと思う。
いい物語とは何か、と同じぐらい難しい問題だ。

いいタイトルとは、
・キャッチーであること(引きがあること)、
・作品の本質を示していること(ネタバレし過ぎずに)、
のふたつが最低必要だ。
一言で言えば、タイトルとしてのキャラが立っていればよい。

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posted by おおおかとしひこ at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする