2014年04月11日

「映画みたい」ってどういうことだろう

まるで映画みたいだ、というのはどういうことか。
現実のことを称して言うときは、
映画でよくあるシチュエーションが現実にあったときだ。
ドラマやCMで、「映画みたいな」と冠詞のつくものは、
「金がかかっている」という意味であり、
中身の深さは問われないことが多い。
中身が良ければ、「映画みたいな」ではなく、
たんに名ドラマ、名CMと言われる。

いずれにせよ、「映画みたい」と言われるものは、
映画ではないものにつける言葉だ。

あなたは、映画を書けばよい。
たんなる名作を書くだけでよく、
「映画みたいな映画でないもの」を書く必要はない。
posted by おおおかとしひこ at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

そこに鉱脈はあるか

我々はヤマ師みたいなものだ。
掘る前から、そこに黄金が埋まってるかどうか、
なんとなく分かる。
掘っても掘っても面白くならなければ、
その題材を捨てて、他の鉱山を見つけなければならない。
(いつそれを決断するかも、重要な勘だ)

そこに鉱脈がある、ないの勘の話。

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posted by おおおかとしひこ at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前向きの話と、後ろ向きの話

何かを得ようという動機が、前向きの話。
何かを失いたくないという動機が、後ろ向きの話。

主人公だけでなく、敵役、脇役の動機にそれぞれ配分してみるとよい。
主人公は前向き、敵役は後ろ向きが王道だが、
主人公は後ろ向き、敵役は前向き、というパターンもありえる。
あとは順列組み合わせで色々とあるだろう。
発想の転換のヒントに。
posted by おおおかとしひこ at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする