2014年04月13日

ネット時代の表現は、より評論家能力が必要だ

今の時代、何か発表すれば、
すぐネットで叩かれる。モンスタークレーマーもいる。
電話一本でCMを自粛し、ドラマからスポンサーが撤退する。
この事態は異常だ。
気にくわないCMを止める方法は、
顧客のふりをして、難癖つけて人権団体を動かせばよいからだ。
電話一本(または数本)でよいからだ。

表現は、そんな脆弱なものではない。

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posted by おおおかとしひこ at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

不条理考

不条理ものについて色々と考えていると、
結局は「ゴドーを待ちながら」にいきつくので、
戯曲(白水ブックス版/安堂信也、高橋康也訳)を読んでみた。
注釈を無視して、台詞の進むスピードでよんだほうが、
不条理感がよくわかる。

僕にとっての不条理のはじまりは、
吉田戦車「染るんです。」である。
吉田は、日常風景を異化してみせ、
我々の「日常認識」を根底から覆してみせた。
今見てもその感覚を味わえるネタもあるし、
それほどでもないネタもある。それは時代を経たということでもある。

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posted by おおおかとしひこ at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする