2014年05月17日

「つづく」詐欺2:一見凄いストーリーに見せる方法

「つづく」詐欺を続ける一番簡単な方法。
それは、
1. 最初に気になる謎をふっておいて、その詳細など考えず、
2. あとは出落ちを続けることである。

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posted by おおおかとしひこ at 18:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

おはなしの原型4:第三者の内側には入れない

第三者文学では、
視点(カメラ)は登場人物の中に入れない。
その人の内面や感情や思考を覗くことはできない。
が、その人の発言、表情、行動を見ることで、
その人の内面を、こちらが「察する」ことが出来る。

観客は、登場人物の内面を察する。
演者は、外に出すことで察してもらう。
(外人なら特に、演説したり露骨に要求することもある)
話の作者は、このスタイルでしか内面を表現できない。
登場人物の気持ちは、外に出すことで表現する。

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posted by おおおかとしひこ at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「つづく」詐欺の三つのパターン

世の中には沢山の「つづく」がある。
連載もの、続き物の一連で、強烈な謎を残し「つづく」で終わると、
その謎の解明が気になり、つづきを見たくなる、
という仕組みは、どんなものでもあるだろう。

しかし、その謎を解明せずに、引っ張り続け、
ついに解明されなかったものを、
「つづく」詐欺と呼ぶことにしよう。
これには、みっつのパターンがある。

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posted by おおおかとしひこ at 13:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

おはなしの原型3:第三者

おはなしとは、
時と場所を特定し、
登場人物を使って、
事件とオチを語ることである。

これは僕の仮説だ。

さて、僕の興味は映画のことだから、
ここから映画に寄せていく。

自分の体験談を誰かに話すという「おはなしの原型」では、
主人公は話者である。
これが、話者ではない「誰か他の人の話」になるのが映画だ。

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posted by おおおかとしひこ at 01:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする