2014年07月01日

カット割の基礎2

カット割をするのは、簡単である。
出来る人は文章が書けるようにカットが割れる。
が、出来ない人は、文章が下手なようにカット割が下手だ。

カット割の原則はたったひとつだ。これだけを覚えておくこと。
「ストーリーの進行に応じて、今見たいものをうつすこと」だけだ。

「カットを変えたことに気づかれないこと」が、
カット割の極意である。
観客の興味の無意識にしたがう「気づかれないカット割」が出来るということが、
ストーリーテラーの能力があるということだ。
posted by おおおかとしひこ at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ストーリーテラーとオペレーター

お話を見せるとき、
ストーリーテラーとオペレーターの、二種類の人がいる。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 14:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ストーリーとは何か5: 6サイクル理論(仮)検証

6サイクル理論(仮)を、風魔で検証してみよう。
第一話、第二話の小サイクルは、以下のようである。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 09:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ストーリーとは何か4: 三幕構成とワンサイクル

三幕構成というのは、おはなしの基本だ。
どれくらい基本かというと、
三幕構成とは、「おはなしには、『はじまり』『途中』『おわり』がなければならない」
というぐらい基本だ。

さて、長編脚本を考える。
長編は、5分や10分の短編の繰り返しと思うと良い。
ただ、「終わり」ではなく、「終わらない」になるだけの。
つまり、はじまり→途中→終わらない→はじまり→途中→終わらない…
という繰り返しが、長編脚本だ。
1サイクルは、短編だ。
何かがあって、解決仕切らないうちに、つぎのはじまりが起こるだけだ。
(そして最後の最後に、すべての、唯一の「終わり」がくる)
目の前で起こっていることは、短編規模のサイクルなのだ。
ただ終わらないだけなのだ。

これを巨視的に見ると、大きな話の一部になっているのが、
長編脚本の構造である。
その大きな話の「はじまり」が30分、「途中」が60分、「終わり」が30分、
というのが「全体の」三幕構成だ。

三幕構成からプロットを考えても、
小さなサイクルからプロットを考えても、
どちらでもよい。
「書ける」ようになるには、マクロとミクロ、それぞれが出来ていることが条件だ。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 09:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カット割の研究:「渇き。」の例2

主人公藤島元刑事を追う現在の時間軸は、
過去と対比的に、フィックスでじっくり撮る、
オーソドックスなカット割になっている。
現実の確固たるもの(のはずのもの)が、
過去の加奈子に侵食されるかのように、
加奈子側のカット割へ影響される。
具体的にはカッティングが早くなり、手持ちが増える。

(以下ネタバレ)


続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする