これまでに何度か書いていることを、一端整理してみる。
凄くいい物語があるとする。
ラストシーンは、凄くいい表情、
例えば笑顔の主人公で終わるとする。
そうすると、その笑顔が、物語全体の結論であり、象徴となる。
その笑顔をその物語のイコンとして記憶するのだ。
(仮説だが、記憶容量を圧縮するために)
逆に、その笑顔を見るとその物語を思い出す。
その笑顔を、物語の代わりとして使うようになる。
さあここからだ。
物語を忘れることもあるが、笑顔だけは覚えている。
だから、笑顔がよかった、という結論になり、
物語がよかったからだ、という結論を出すことが出来ない。
これが、俳優が人気が出て、脚本家に人気が出ない理由だ。
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