2014年10月08日

神はディテールに宿る

映画におけるディテールとは、絵である。
役者の表情、衣装や背景の凝り方、
光線やアングルなどだ。
音楽や効果音のこともある。
(ビームライフルの音は、結局初代ガンダムが最高である)

人はディテールしか記憶できない。
流れを記憶することはできない。
人の記憶は絵画的で、動画的ではない。
(一部の動きは記憶できるが、色々動いたらもうだめだ。
例えばダンスの振り付けすらなかなか記憶に残らない)

だから、ディテールこそが記憶であり、
だから神を宿す必要がある。

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posted by おおおかとしひこ at 16:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

脚本の理想は、消えることだ

前項にも少し書いたが、
理想の脚本は、脚本を感じさせないことだ。

ストーリーそのものの面白さが、
感触として残るのがいい脚本だ。
僕はストーリーは視覚でも聴覚でもなく、
体験という触覚に近いものではないかと思っている。

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posted by おおおかとしひこ at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

薄い場面を濃くする方法

薄い場面にありがちなのは、
その場面だけが独立してあることである。

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posted by おおおかとしひこ at 13:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「行って来い」を除こう

「行って来い」とは、業界用語で、
Aの場所から始まってBへ進んで、
またAの場所に戻って話を進めることだ。

これをなるべく避けよう。
何故なら、「話が進んでいない」からである。

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posted by おおおかとしひこ at 01:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする