2014年11月30日

シャドウ

敵のことを、時々シャドウという言い方をする。
これは、主人公の影の部分を背負わせる、という意味だ。

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posted by おおおかとしひこ at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

株式会社は馬鹿なんじゃないか

日記でつぶやく。

前の劇的の議論を考えていて思った。
僕らの日常は平穏無事が一番いい。
年成長率3%や5%なんて目指してもいない。
プラマイ0で、ちょっと貯金が出来ればいいや。

しかるに、株式会社は年成長をしなければいけないらしい。
それじゃいずれ膨れ上がって有限の地球を埋めてしまうではないか。
その目的は何だろうと思ったら、
株主の投資に返金するためだと思い当たった。

何のために会社があるのか?借金を返し続けるためにあり、
年成長率5%を保たなければいけないのだそうだ。
株式会社の社長は、馬鹿なんじゃないかと思う。
上手くいくわけないじゃん。
人間の理想が、平穏無事なのに。

(僕は理系なので経済のことがきちんと分かりません。
上手く反論してくれる方、お待ちしております)
posted by おおおかとしひこ at 13:32| Comment(9) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

劇的って何だろう

ドラマチックとか劇的とか、
アオリでよく使われる言葉に、
劇を書く我々は、説明できるだろうか。

ドラマチックってどういうことか。

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posted by おおおかとしひこ at 13:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シークエンス

一連のもの、という定義で使われ、
明確な定義がない。

アクションシークエンス(例えばチェイスがはじまって終わるまで)、
火事のシークエンス(火事がはじまって終わるまで)
オープニングシークエンス(007のアニメーションなんかは分かりやすい。
特にクレジットの入るものはクレジットシークエンスなどという呼び方もする)、
などのような使われ方をすることが多い。

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2014年11月29日

何故映画は詰まらなくなるのか

物凄く簡単に言うと、烏合の衆でつくるから。

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posted by おおおかとしひこ at 13:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画と連載漫画の違い

カイケツ風呂頭巾の天才的馬鹿馬鹿しさから一夜明けて、
映画と連載漫画の違いについて思い当たった。

連載漫画の初頭は、コンセプトからはじまるということ。
そして、恐らく次に感情移入を後付けし、
恐らく次にテーマを後付けする、
などのように、出てくる順番が映画と異なるのだ。

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posted by おおおかとしひこ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

コンセプトだけ突出した例

今週号のモーニングを読め!
永井豪の新作読切「カイケツ風呂頭巾」が天才的だ!

時代劇版「けっこう仮面」だ。
江戸時代の風呂は混浴だったが、やはり年頃の女子は恥ずかしい。
ところが頭巾を被れば恥ずかしくないという流行になった。
そんな中、顔を隠した全裸のヒロイン、怪傑風呂頭巾が悪を懲らしめる!
登場は必ず尻からだ!
合言葉は「良いケツ、怪ケツ、風呂頭巾!」

あまりの馬鹿馬鹿しさに笑ってしまった。
永井豪、いくつなんだよ。
まだこんなの思いつけるのかよ。
本物の天才とはこういうことなのかよ。

(以下ネタバレ)

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posted by おおおかとしひこ at 01:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月28日

最も人の余韻に残るのは、テーマ

コンセプトで目を引き、感情移入で夢中にしても、
その話に何の意味があったのか、がないと、人は納得をしない。

たとえば、
「朝遅刻しそうになったのだが、必死で走って間に合った」
という話を、いかに面白いコンセプトで描き
(たとえばスゴイ合成をするとか、マラソンに巻き込まれるとか)、
いかに深く感情移入が行われ、展開に夢中になっても、
ただラストに間に合った、だけでは、何の意味もない。

人は話に意味を見いだしたいのだ。

たとえばこの話では、
「間に合わないように起きよう」という教訓を得たとか、
「必死でやればなんとかなる」の実際を見た、とかだ。

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posted by おおおかとしひこ at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最も人を動かすのは、感情移入

最も、のシリーズ続けます。

コンセプト(これはタイトルも含まれる)に興味を持ち、
ちょっと見てみようと見はじめた人が、
夢中になるには、感情移入だ。

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posted by おおおかとしひこ at 13:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月27日

最も人目を引くのは、コンセプトである

どんなに偉大なテーマを創作しても、人には伝わらない。
どんなに凄いラストでも、人には伝わらない。
どんなに凄い展開でも、どんなに変わった導入でも、
人には伝わらない。

伝わらない、というのは、「最初に」という意味でだ。
まず人に最初に伝わるのは何か。
コンセプトだ。

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posted by おおおかとしひこ at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月26日

男女逆転のエクササイズ

以前にも書いたような気がするが、
登場人物の男女を逆転してみる方法。

これで炙り出されるのは、自分の欠点だ。

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posted by おおおかとしひこ at 12:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プロット合宿

有名な話だが、
黒澤明と脚本家橋本忍と、プロデューサーの三人が、
旅館に一ヶ月籠って、数々の名作脚本を仕上げたこと。
つまり、それほど密度の濃いことを、
あなたはしてるかということ。

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posted by おおおかとしひこ at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月25日

自分以外がいなければいいのに、という思い

を、敵に利用しよう。

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posted by おおおかとしひこ at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プロットを練るときのコツ

最初に面白いか。
次はそれより面白いか。
ラストはさらに面白いか。

これをチェックしてみることだ。

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2014年11月24日

途中を覚えていない

人間の記憶のあり方。

例えば家を出て会社や学校にいくとき、
それが日常であるほど、
途中を覚えていない。

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posted by おおおかとしひこ at 12:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小説と映画の違い:描写

僕は小説家としてはまだ素人なので、
話半分に聞いてほしい。

小説の描写のほうが、脚本よりも遥かに細かい。
世界を構築する訓練になる。

逆に、脚本は使わないものは書かない。
使う要素だけを扱うため、
頭の中で要素を動かす訓練になる。

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posted by おおおかとしひこ at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7万字の小説を書け

俺の説、ということにする。

映画脚本二時間分は、
7万字の小説に相当する。

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posted by おおおかとしひこ at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月23日

僕らは何をつくるのか

脚本家は何をつくるのか。
何をつくれば、映画の脚本を書いたことになるか。

世界設定、人物設定、
具体的台詞と感情、
そしてストーリーだ。

つくる人によってそれは違うだろうけど、
僕は1:1:3:5
ぐらいの配分だと思っている。

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posted by おおおかとしひこ at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

興味の方向

観客は何に興味を持っているのか、
あなたは把握しているだろうか。

今現在のストーリーの関心事、
すなわち焦点が、観客の興味になっていない限り、
それは退屈な話というものだ。

どうやって観客の興味を引っ張るのだろう。

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posted by おおおかとしひこ at 11:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月22日

2chなどからガッチャマン批評見に来た人へ

昨日今日と急にそのへんが伸びてて、
2ちゃんのどこかで話題になってると思われます。
(どこかまではこちらから見えない)

批評を読むのはよいですが、
そもそもそれは、2006年に俺の書いたプロットありきの批評です。
どうすりゃいいんだよ、という具体の例は、
一番始めに示してあります。
ガッチャマンカテゴリの一番下にありますので、
そこから順に上にいく(時系列を追う)ことをオススメします。

ブログ形式なので、どうしても最新順になっちゃうので。
漫画を最新刊から読むバカはいない。一巻から読んでほしい。
時系列順に並び替える機能がほしいものです…
posted by おおおかとしひこ at 12:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 実写版「ガッチャマン」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マーケティングは世界を豊かにしたか

僕はしていないと考える。
リスクを減らす為に多様性を切り捨て、
リターンを増やす為に画一化をした。
固い博打で鉄板を打つことになり、
予想できることしかしなくなり、
世界から驚きや予想外が消えた。

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posted by おおおかとしひこ at 12:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

迷ったらジョン・ウィリアムスを聞こう

映画ってなんだっけ、と時々道に迷うのは、
よくあることだ。

僕は本当に分からなくなったら、
ジョン・ウィリアムスのオムニバスでも聞くことにしている。
(ムトゥのサントラや、ジャッキー音楽集のこともある)

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posted by おおおかとしひこ at 12:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

たったひとつの感情

映画は、なるべく色々な感情に観客を引きずり回すことだ。
爆笑、号泣、感動、息を飲む、悪の理不尽に怒る、
スカッとする、モヤモヤする、謎めく、どんでん返しに驚くなどなど。
様々な色の感情を観客に起こすのだ。
コメディだから笑いしかないと思うのはドシロウトだ。
コメディには泣きも怒りもあるから、笑いがより際立つのだ。
(邦画にコメディが不作なのは、笑い以外が下手だからだ。
まず普通の映画のように笑い以外の様々な感情を描けないのだ)

しかし同時に、たったひとつの感情に集約してゆくことも、
同時にしなければならない。

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posted by おおおかとしひこ at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月21日

自分用のプロットの例

プロットの話、つづき。
このブログには、いくつか「他人用のプロット」をのせているが、
「自分用のプロット」なぞを公開してみる。参考にされたい。

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posted by おおおかとしひこ at 17:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

芸術家にオリエンはない

仕事というものは、大抵「オリエン」があるものだ。

こういうことをしたい人がいて、お金を持っている。
その金で我々はその人の願いを叶える。
そのしたいことを、業界ではオリエンという。
オリエンテーション(最初の方向付け)の略である。

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posted by おおおかとしひこ at 14:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

誰のためのプロット?

書く前にプロットを書こう、と良く言われるし、
僕もプロットを事前に練るし、勧める。

しかしそのプロットは、誰のためのプロットかによって、
書かれる形式や内容が違う。
一概にプロットに決まった形式がないのはそのためだ。

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posted by おおおかとしひこ at 14:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人間の深さ

文学の目標のひとつについて、
人間の深さを描くということがある。

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2014年11月20日

命を賭けないものは、見るに値しない

と極論してみよう。
何故映画は面白いのか?という問いへの、ひとつの答えだ。

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posted by おおおかとしひこ at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

その場所のことを全部書く

クリント・イーストウッド方式の話。

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人を集めるもの

人類が生まれてこのかた、人は何に集まって来たのだろう。
それに思いを馳せることは、原始的な人間の本質を考える上で大事だ。

何故なら映画とは、「人を集める」というジャンルの中の、
近代のものだからだ。
(近代ではあるがもはや最新ではない)

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2014年11月19日

カット割は、必ずしもベストではない

特に予算の少ない映画(日本映画はトップクラス以外は全て低予算)
を見るときは、頭にとめておこう。

カット割は、最も低予算で撮れるようにすることの方が、
現実には多いこと。

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「ドラマとはバトルである」4

日米のコンフリクト、すなわちバトルについてその2で議論したが、
日本の漫画は、黎明期からハリウッドのバトルの輸入だ。
手塚治虫が漫画の神だからだ。
彼はハリウッド映画を研究し、ディズニーも研究し、
その構図やカット割りのみならず、
作劇論すら輸入したのだ。
勿論日本的なバトル物語もあるが、
比較的ハリウッド的な対立衝突のバトル的な話も多い。

日本の漫画は全てここからはじまった。
だから漫画という話は、根本からバトルなのだ。
それがリアル喧嘩でない漫画的な喧嘩になるものを、
一般に「バトルもの」といってリアル文脈から区別するが、
バトルの概念をリアルまで広く考えれば、
漫画とはバトルものである、ということもできるだろう。

僕は故市川準が、最近の若者の書く話は全部漫画的だ、
と嘆いたという話を聞いて、漫画の影響とは何か、
漫画的とはどういうことか、
そうでない話はどういうことか、よく考える。
ハリウッド的な分かりやすい対立軸のバトルが、それに当たり、
日本映画の伝統的物語がそうでないもの、ではないかと思うことにした。
posted by おおおかとしひこ at 10:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ドラマとはバトルである」3

メインになるバトルのストーリーラインを考える。

クライマックス=最終決戦でのバトルの相手がラスボスだ。
このラスボスは、最初から出ているライバル的な敵でもいいし、
後半から現れた、それまでの敵以上の実力者や権力者でもいい。

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posted by おおおかとしひこ at 02:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月18日

「ドラマとはバトルである」その2

コンフリクトをバトルと意訳することで、
お話の構造はわかりやすくなる。

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posted by おおおかとしひこ at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月17日

コンフリクトは、「バトル」と訳すべきである

以前にも書いたが、コンフリクトを「葛藤」と訳すのは誤訳だ。

対立や衝突、膠着やもめごとなど、文脈に応じて訳し分けるべきで、
「心の中の煩悶」を意味する葛藤のことを指さない。
したがって、「ドラマとは葛藤である」は誤訳である。

その証拠に、weblio辞書を引用してみる。

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ACT 2に何をすべきか

とかくACT 2は脚本家を悩ませる。
しかしぼくは気づいた。
「ACT 2に何をすべきか」という問いは間違いだ。

まず話を最後までつくってから、
「ACT 2はどこからどこまでか」を考えるべきなのだ。

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posted by おおおかとしひこ at 15:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

面白い話のつくりかた

まず、地味だがしっかりした、いい人間ドラマを書こう。
次に、それを新しいビジュアルで表現しよう。
たったそれだけでいい。

新しいビジュアルは、出来れば内容と不可分なものが望ましい。
しかし絶対唯一である必要性はなく、
斬新でありさえすればそれでいい。
(マトリックスは内容と不可分なビジュアルか?
内容を吟味し、それしかない所まで追い込んだものか?
そうではない。斬新さとは一種のファッションだ。
理屈ではないのだ)

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posted by おおおかとしひこ at 09:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月16日

映画とは、中編である

映画脚本は2時間で原稿用紙120枚、48000字である。
小説でいえば単行本の1/3から1/2程度だ。
(90分なら1/4だろう)
かといって短編でもない。


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posted by おおおかとしひこ at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ワンビジュアルの重要性

「きっと、うまくいく」の世界に浸ったまま、
まだその世界から帰れていないのだが、
それにしてもポスタービジュアルが酷いと思う。

あの世界をまるで表現できていない。
だから僕は今に至るまで見なかった。
(情報は口コミだった)
簡単に無視する、詰まらなそうなビジュアルだったからだ。

ではどうすればよかったのだろう。

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posted by おおおかとしひこ at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人は影響を受ける

人は他人から影響を受ける。
真似する。意図的に、無意識に。(軽め)
感化される。かぶれる。(中程度)
自分のものにする。一生変わらないほどの。(強め)

特に最後のものは、内的成長として重要なことだ。
強めだけではなく、軽めや中程度などの、
影響を受けるのを上手く描くことも、人間を描くことだ。

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posted by おおおかとしひこ at 15:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

主人公の話、つづき

「きっと、うまくいく」をようやく見れた。
傑作だ。
命のほとばしりを見せる、人間の愚かさと素晴らしさを見せる、
原始的な傑作である。
同時に、ムトゥで我々が触れたインドが先進国化している、
一抹の寂しさも感じる。
インドは原始的な人の熱情を保っていてほしい。勝手な願望だけど。

この映画は、小説の映画化であるという。
ここでも主人公の問題が顔を出す。
この映画の主人公は誰?
メガネの写真家?
天才の彼?

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posted by おおおかとしひこ at 14:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

それは、何故面白いのか?

話が途中で書けなくなり、
挫折してしまう原因は、ひとつしかない。

今自分の書いているものが、面白くないと思ったからである。

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posted by おおおかとしひこ at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何故主人公なのか2

「この話は、成長を描いているのだ」
なんて感想や解説はナンセンスだ。

何故なら、映画とは成長を描くことだからだ。
成長を描いていないのは、映画ではない。
だから、
「この話は○○という成長を描いているのだ」
という感想や解説が正しい描写だ。

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posted by おおおかとしひこ at 12:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

その主人公は、何故主人公なのか

答えを上手く言える映画は大抵名作だ。

能力が最も高いから、または、人物が魅力的だから、
が理由だとすると、きっと詰まらないストーリーだろう。

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2014年11月15日

敵がデカイと、燃える

敵は大きいほどいい。
敵はムカつくほどいい。
敵は理不尽なほどいい。
敵は直接間接に攻撃してくるほどいい。

何故なら、それに一泡吹かせることが楽しいからだ。

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だめな映画を見よう

いい映画が分かるためには、だめな映画を知っておく必要がある。

いい映画だけ見てもだめだ。
だめな映画も沢山見よう。

やり方は簡単だ。
普段見ないジャンルの棚から、適当に一本借りてみるといい。
あるいは飛び込みで映画館に入るといい。

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2014年11月14日

ターニングポイントはどこにあるか

シーンの尻、中、頭でそれぞれのちの構成が変わってくる。

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シナリオの実物

小説ならば完成形をいつでも山ほど見ることが出来る。
比較研究や深く研究したり、写経することも出来る。
漫画も同じだ。
好きな作品なら単行本加筆前の雑誌切り抜きで持っている人すらいる。

しかるに、シナリオの実物を見れる事は滅多にない。
これは、脚本家を育成する上で致命的ではないだろうか。
(大体、2時間48000字の世界なんて、未経験者が想像できる訳がない)

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中盤は、ひたすら面白いことをせよ

中盤を考えることは難しい。
考えれば考えるほど分からなくなる。

そういうときは一度気持ちをリセットして、
「ひたすら面白いことをする」と考えるとよい。

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2014年11月13日

成長の外的表現

何かを得ること。
条件の達成。
失ったものを取り戻すこと。

このみっつがパターンではないかと思う。

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