2014年12月31日

予告編詐欺とカットバック

前項で、カットバック技法の強力さを示した。
なんてことのない二つのストーリーライン
(ストーリーですらないが)は、
カットバックすることで、
意味ありげに、劇的に表現することができる。

これは、予告編詐欺でも使えるテクニックである。

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posted by おおおかとしひこ at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

科学vs愛

「インターステラー」批評の続き。
仮にテーマが愛だとして、
一応科学と愛が対義語になっているシーンを思い出した。
アンハサウェイが、「次にどの星へ行くべきか」の議論で
言ったことだ。

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posted by おおおかとしひこ at 13:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

デジタルは人を幸せにしない:見立ての喪失

見立てというのは、日本文化の粋のひとつである。
何かを何かに見立てることで、
お話を進める方法だ。
これが、高画質のデジタル世界では、しんどくなってる気がする。

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posted by おおおかとしひこ at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5次元のご都合主義

「インターステラー」ようやく見てきたので。
映像と音楽と芝居は素晴らしい。
ゼログラビティ体験をした我々を、
更に唸らせる宇宙描写の数々。

しかし、脚本の不出来によって、
僕は6点止まりの評価しかしないと思う。

最大の問題は、この映画のテーマは何か?
が曖昧なことに尽きる。
(以下ネタバレ。なお、アニメ「四畳半神話大系」のネタバレもあり)


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2014年12月29日

【てんぐ探偵】第四集アップ!

お待たせいたしました。第四集「結婚の提案」です。
いわゆる二幕の開幕です。
「主人公シンイチが、人々の心の闇を退治する」という、
この物語の中心的コンセプトになるようなエピソードばかり。
渾身の力作を、おたのしみください。
http://tengu-detective.seesaa.net/
へGO!
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共感覚による世界構築

今回は完全に雑談です。

共感覚とは、五感のうち、ある感覚と別の感覚が結びつくことだ。
文字を見ると色が見えたり音が聞こえたり、
音楽を聞くと色が見えたりする感覚のことである。

それが再現性がなければただのその場のイメージなのだが、
毎回同じものが再現されれば、共感覚と見なされる。
芸術家は比較的この感覚に鋭い。
だからある感覚とある感覚を結びつけやすいのだと思う。

僕は一種の共感覚を持っている。
文字を見ると色が見える。

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2014年12月28日

登場人物の名前のつけかた

基本、自由につければいい。
だが、知っていると便利なことがある。

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2014年12月27日

気負い

はじめて脚本を書く、
はじめて小説を書く、
はじめて女の子をデートに誘う、
なんでもはじめてのときは、
気負って失敗しがちなものだ。

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2014年12月26日

5分シナリオの研究9: ログライン

ついでに、ログラインのことも書いておく。

この話のログラインを書いてみよう。

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5分シナリオの研究8: 三幕構成とテーマ、モチーフ、コンセプト

三幕構成とテーマ、モチーフ、コンセプトの関係について、
書き忘れたので追加。

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5分シナリオの研究7: テーマ、モチーフ、コンセプト

テーマとモチーフとコンセプトは、分けて考えた方がいい。
具体的に示そう。

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5分シナリオの研究6: 変化

変化について。

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5分シナリオの研究5: 二幕その2

二幕の話を、更に掘ってみよう。
三幕それぞれが全く違うフェイズの、楽しみを持っているべき、
というのが三幕構造だ。
一幕は日常に事件が起こり、解決へ乗り出す面白さ、
二幕は非日常世界で、作品のコンセプトになりそうな面白さ、
三幕は解決の面白さだ。

一幕と二幕を区別せず、
二幕でも一幕と同じことをしてしまう初心者は多い。
(きっとそういうシナリオは、起伏がないとか、
ずっと同じなのにラストが展開するだけと言われがち)
二幕と一幕で、違うものを書くことを勧める。

さて、今回は二幕を更に掘り下げよう。

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2014年12月25日

5分シナリオの研究4: 二幕その1

第二幕の研究。

初心者にありがちなのは、一幕と二幕が似たようになってしまうことだ。

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2014年12月24日

5分シナリオの研究3: 三幕構造

三幕構造を見ていこう。
きっちりと三幕が分かれていて、
それぞれの機能が分かりやすい。

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posted by おおおかとしひこ at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

僕は桃太郎は映画化しないと思うよ。

あんなストーリーのないものが、
ストーリーが中心となる映画になるわけがない。
なると思っているとしたら、余程脚本やストーリーのことを知らない、
ずぶの素人だけだ。
(映画なるなる詐欺は今後も続くだろう)

広告界のビジュアルの巨匠、
大貫卓也がやった「Flowers」の悲惨な出来を見れば分かるだろうが。
どこにもストーリーの欠片もない、
ペラッペラなファッション映像だったではないか。

最初の二本で3億、という噂を聞いた。
尺は3分。2時間としたら、40倍の120億あれば、
あのビジュアルクオリティのまま最後まで行ける。
予算がそれ以下なら、どこかあれよりクオリティの低い場面が出てくるだろう。
あれよりクオリティを高くしなければならない戦闘シーンをやるとしたら、
その分どこかの場面が、更にクオリティが低くなるだろう。
120億製作費のリクープラインは、3倍の興行成績360億。

Flowersは、たしか製作費に10億以上かけたんだっけ。
10億かけられる映画なんて今殆どない。
120億かけられる映画なんて、言うまでもないよね。

そして120億かけたとしても、
Flowersと同じ、ストーリーがうんこになるのは目に見えている。
それでもビジュアルが良ければ見るって?
映画ファイナルファンタジーのときにも、同じこと言ってなかった?
ビジュアルがスーパーいいのに話が面白くない、
桃太郎CMの元ネタ、ターセムの「落下の王国」を見てごらん。
ビジュアルだけの映画なんて意味がないことに気づくと思うよ。
もっと極端な例を。
「ゼラチンシルバーラブ」って取っておきのくそ映画があるぜ。
お前ら、喉元過ぎて熱さ忘れちまったのかい?
キャシャーンもう一回見るかい?
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5分シナリオの研究2: テーマと構造

テーマと物語の構造について。

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2014年12月23日

5分シナリオの研究1: シナリオ本体

再び、5分のシナリオを掲載して、しばらくこの原稿について述べてみる。

「深夜のチェイス」という話だ。

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posted by おおおかとしひこ at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「好み」という思考停止

昨日某プロデューサーと飲んでいたのだが、
気になる発言があったのでメモをしておく。

どうやったら映画をつくるための資金を集められるか、
という相変わらずの話だったのだが、
「内容は好み」という発言がずっと引っ掛かっている。

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posted by おおおかとしひこ at 14:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

どんでん返しは話ではない

若手の脚本を読んでいると、
最後にどんでん返ししてどや顔をしているのばかりで辟易する。
どんでん返しを目的に話を書くと、
かなりの確率で失敗するという話。

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posted by おおおかとしひこ at 12:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月22日

作り話をしよう

脚本を書けるようになるには色々な技能が必要だが、
一番原始的なのは、
作り話の能力ではないかと思う。

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世の中には、悲劇と喜劇がある

古典的には、この二つしかなかったという。

現代では様々なジャンルが出来たため、
君の書くのは悲劇かい?喜劇かい?
ということもないのだが、
物語というものを考える上で、
古典的な二分法を考えることに意味はある。

何故なら、この二つは「日常の逸脱」の、
二通りを示しているからだ。

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posted by おおおかとしひこ at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

全員を幸せにすることは出来ない

これは前提として知っておくべきである。

世界に一番広まっている書、聖書ですらも、
世界の人全員を幸せにしていない。
ハリーポッターは沢山の人を幸せにしたかも知れないが、
僕みたいに映画一作目で脱落した人もいる。
ディズニーは沢山の人を幸せにしたかも知れないが、
僕はいつも胡散臭さを脱臭しながら見ている。

最大多数の最大幸福の原則は、
最大派閥に属さない人々を切り捨てることである。

物語は、そうであることを覚悟したほうがいい。

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posted by おおおかとしひこ at 09:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

会話が書けるようになれば、話は持たせられる

うちの演出部若手の脚本を見ていると、
会話が致命的に下手なのが目につく。

会話の下手な脚本なんて読む価値がない。
デートしていて弾まない会話並みに、
それは詰まらないからだ。

どうすれば会話が上手くなるのだろう。

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posted by おおおかとしひこ at 02:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月21日

「多分、大丈夫」一万回再生突破

一万人が見た演劇、というのは、意外とレアなのではないでしょうか。
1000人のオオバコで十日満員御礼出したり、
100人の小箱で100日満員にすること考えると、
僕の個人的興行力では難しい。
面白い時代になったなあ、と思います。

15分1カットしばりでつくった、
結果的にシンプルな芝居は、どんな時代でも強いものだということです。
ごまかしが効かないから、脚本も、演出も、役者も、技量がいるよね。

未見の方、ごらんください。なかなかの緊張感ですよ。
http://youtu.be/hAC9FSAxvA8
解説などは「作品置き場」カテゴリへ。
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超自然的なものと、日常舞台のもの

てんぐ探偵20話の下調べをしていて、
能と狂言の違いにぶち当たり、ひとつの知見を得たので。

洋の東西を問わず、物語には二種類ある。

超自然的なもの、つまり神や鬼や幽霊などの出てくるものと、
現実の日常以外の要素を用いないものだ。

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posted by おおおかとしひこ at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

構成は必要条件

なんだかんだ言って、構成が全てだ。
実際の執筆部、台詞の良さや展開や焦点の保ち方、
つまり表面上の面白さが出来るという条件なら、
構成が全てだ。

しかも、構成の良さは、名作の必要条件であるが、
十分条件ではない。
つまり、構成が出来ていたとしても名作とは限らないが、
構成の出来ていない名作はない。

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2014年12月20日

初見の歌

知らないアーティストの、
初見の(耳だから初聞のというべきか)歌を聞いたとき、
本当に気に入る歌は、どんな時だろう。

それは間違いなくサビがいいなと思ったときだ。

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posted by おおおかとしひこ at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あなたの話のネガティブは何か?

と聞かれて即答出来るのなら、
あなたは自分の話について考えられている。

「お話とは、
ネガティブをポジティブに変えること」
だと僕は思う。

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posted by おおおかとしひこ at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

運命に対する二つの考え方

またもや大雑把な話。

運命受容型と、運命開拓型の、
両極端なふたつを考えてみよう。

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2014年12月19日

「脚本が書ける」とはどのようなことか

大きく、物凄く大きくふたつある。

「自転車に乗れる」と比較してみるとよい。

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絵で説明すること

基本中の基本。

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プロの笑顔

演技論の話、続けます。

プロは笑顔の練習を鏡の前でしている。
それは、鏡を見なくても笑顔をつくるためだ。
逆に言うと、楽しくなくても、笑顔はつくれる。

本心と違うことをするのを、演技と言う。

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2014年12月18日

考える前に、たっぷり寝ること

逆に、寝ずに書くのはクオリティが保てない。

考えるという行為は、
頭のなかにスペースがないと出来ない。
睡眠とは、余計な記憶を圧縮または消去して、
空きスペースをつくる行動だ。
睡眠不足だと、記憶の整理が追いつかず、
何が重要で何がサブだったか分からず、
ごちゃごちゃしてしまう。

たっぷり寝て、余計な記憶を圧縮し、
脳の中の空きスペースを最大にしてから、
考えよう。
忙しい時は考える行為をせず、人物表の動機や行動の整理とか、
出番のない時は何をしてるかとか、整理に脳を使おう。
(僕は挿し絵を描いたりしている)

執筆や考えることは、スポーツで言えば試合だ。
試合前に睡眠を取らない一流はいない。
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【てんぐニュース】第四集、年内には

仕事がきつく、時間がとれません…
楽しみにしてるファンのみなさま、クリスマス明けから執筆再開のため、
年内には書き終えたいです…
ブログも書けないかも。

ネムカケは文楽、人形浄瑠璃が好き。
今回は「鬼一方眼三略巻(きいちほうげん、さんりゃくのまき)」
がちらりと出てきます。
鬼一と言えば、牛若丸の武術の師匠。
鞍馬天狗と同一人物とも言われる伝説上の陰陽師。
鞍馬天狗…?おっとネタバレはこのへんで。
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2014年12月17日

加速していく2

リズムの加速の話、続き。

話の加速感は、セックスに似ている。

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shootは銃殺か、狙撃か

今日は撮影だったので、思ったこと。
「撮影する」を英語でshootという。
「撮影されたもの、単位」がshotだ。

撮影はよく狩りに例えられる。
狩猟民族的行為だ。
ヨーイスタートはshootingと指示を出したりするし、
(流石にfireとは言わないね)
撮影場所を探しにいくロケハンとは、
location huntingの略だ。

撮影は、狩りである。

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2014年12月16日

デジタルは人を幸せにしない:一覧できない

たびたび書いている、アナログ推奨の話。
デジタルの欠点のひとつは、
並べて一覧することのできなさである。

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2014年12月15日

自然な台本の書き方

不自然な台本は役に立たない。

自然なアドリブの出来る役者、芸能人、
キャスターなどの百戦錬磨の人に持っていかれてしまうだろう。

あなたはそれよりも自然な台本を書くのが仕事だ。

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2014年12月14日

バックストーリー

相変わらずペプシ桃太郎関係のアクセスが多いので、
批評がてらバックストーリーの話を。

桃太郎エピソード0からエピソード1に至るまで、
やっていることは、バックストーリーの羅列に過ぎないことだ。

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【てんぐニュース】第四集、今週末か

仕事が入って忙殺されており、
只今最終20話の中盤後半にさしかかったところ。
ここを予定より厚くしようとして四苦八苦中です。
中旬と予告しましたが、クリスマス連休に間に合うかどうか、
といったところ。しばしのお待ちを。
posted by おおおかとしひこ at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ストーリーとは、人生の体験である

3D映像は、立体的な迫力の体験だ。
手持ち映像などのドキュメントスタイルは、
リアルっぽい体験だ。
(わざと得られる情報が少ないのもリアルさに一役買う。
最初の例は「ブラックホークダウン」かなあ)
ホラーや恐怖系は、恐さの体験だ。
戦争ものやアクションは、殺し合いの体験だ。
恋愛ものは、美男美女のウットリの体験だ。
CGものは、異世界の体験だ。

ではそれらの刺激要素を除いた、
ストーリーそのものは何の体験なのだろう。
僕は、人生の(一断面の)体験ではないかと思う。

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2014年12月13日

ログラインが書けるか

なんか今日はログライン関係のアクセスが増えてるので、
ログラインについて書いてみる。

ログラインといえばカッコイイが、
実のところは一行(日本語では数行)のあらすじに過ぎない。
なんだあらすじか、とガッカリしたほうがよい。
ハリウッドの魔法でもなんでもなく、
ハリウッドでさえも、物語ではあらすじを書くのだ、
ということに過ぎないのだ。

さて、ログラインやあらすじを収集して、
映画本体との関係を探ることはとても勉強になる。
しかしそれ以上勉強になるのは、
自分で書いてみることだ。

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posted by おおおかとしひこ at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

話すペース

僕は歌ものCMをつくるのが苦手だ。
(出世作のクレラップは、歌ものだと思われているが、
30秒の中で歌は17秒しかない。あとはお芝居だ)

何故なら、歌にペースをコントロールされるからだ。

ここに、時間軸の秘密がある。

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設定だけ語っても、話にはならない

前記事の続き。

面白そうな初期設定を話しただけでは、
話とはいえない。

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才能のない話の例

時々後輩に、おい面白い話をしろ、
と無茶ぶりをすることにしている。

そもそも持ちネタがない奴は詰まらない奴だし、
ちょいちょい面白いことに遭遇している魅力的な人間になるべきだし、
ちょっとしたことを膨らませて面白おかしく語る練習にもなるからだ。
面白いムービーをつくる仕事の人が、
何故面白い話が出来ないのか、俺にはさっぱり分からない。


今日、才能のない奴の話を聞いた。

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2014年12月12日

加速していく

文章を書くコツ、と言えるのかも知れない。

最初に興味を引いたら、
その興味を薄れさせないようにしながら、
話しはじめる。
最初は設定を理解させるように、ゆっくり話す。

一旦それが頭の中に出来上がったら、
次々に展開させる。

クライマックスは一気にだ。


序破急とはよくぞいったものだ。
これは、テンポのことを言っているのだ。

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伏線の技巧

沢山の伏線を張り、
それがドミノ倒しのように、一気に繋がってクライマックスになるのは、
楽しい。

そのやり方のコツ。

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2014年12月11日

いつ、思う?

前記事からの続き。

ここもうちょっとこうした方がいいんじゃないか、
と、いつ思えばいいのか。

僕のやり方を紹介してみる。

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思えば、叶う

引き寄せの法則とか、ナポレオンヒルとかではない。

初級者は書くことで一杯一杯かも知れないが、
中級者ともなれば、
書いたものを俯瞰することが出来るようになる。

そのとき、思うのだ。
ここもうちょっとこうした方がいいんじゃないか、と。

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