2014年12月08日

「映画を見ているような感覚」って何?

金のかかった映像ならいいのか?
凄いロケーションで、凄い衣装を着て、
凄いCGで凄い撮影(空撮とか)なら、
それで映画なのか?

それは映画ではなく映画もどきだ。
映画の形を表面上真似したものに過ぎない。
凄い金のかかったものには、
凄い物語が必要だ。

凄い物語とはどういうものかは、このブログに書いてある。
感情移入を深くし、展開に揺さぶられ、ラストに心動かされ、
深くその結末の意味に感銘を受け、
一生忘れないほどの影響をその結末から受けるものだ。
それは体を危険に晒して命を賭けるような冒険から得られる。
その時に何を克服するかが、テーマや成長に直結する。
それが、一部の人にとってではなく、メジャーな観客の心を動かすものが、
凄い物語というものだ。

ペプシ桃太郎シリーズは、金のかかった映画もどきだ。
一番肝心の中身(物語、テーマ、感銘)が入っていないことが、
全体で砂糖ゼロの商品を暗喩しているのだとしたら、
なんだか皮肉である。
posted by おおおかとしひこ at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

体全部を賭ける危険

危険を設定せよ。
体が危機になるほうが原始的だ。

今女子の方が元気なのは、恋愛で体を危険に晒しているからかも知れない、
(そして成長して先に大人になっているのかも知れない)
男子が体を危険に晒す機会は減ったと思う。
殴りあいの喧嘩が社会的に認知されにくくなって、
体の危機がなくなり、男子は成長しなくなったのかも知れない。

体の危機は淘汰圧だ。
アドレナリンが全部出るような、体全部を賭ける危険を描こう。
それを乗り越えたとき、自然と変化や成長が訪れる。
リアルでも、物語のなかでも。

逆に今男子のちゃんとした映画をつくるには、
異世界にでも飛ばして、体の危機を作るしかないのかも知れない。
(一方女子は、現実の恋愛だけで体の危険をつくれるのに)
posted by おおおかとしひこ at 09:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月07日

目的から考える物語の創作

目的のない人物が、物語の中にいてはならない。

ということは、目的ありきで、
物語を創作するやり方があってもいい。


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posted by おおおかとしひこ at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

登場人物を好きになるエピソードを考えよう

どんな些細なことでもいい。
主人公や主要人物を、ちょっといいなと思う瞬間を、
いくつもつくろう。

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posted by おおおかとしひこ at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

桃太郎批評:三つの要素を検証してみる

ペプシ桃太郎は、ストーリーの振りをした、
ストーリーでないものだ。

それを、先の理論で検証してみよう。
バラバラに分解してみる。

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posted by おおおかとしひこ at 19:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月06日

ストーリーテラーの条件

中盤の厚みの話あたりから、桃太郎批評を通じて見えてきたもの。

素人は、二つの要素を繋げてストーリーにすることが出来るが、
三つ目に来るとガクンと詰まらなくなり挫折する。
一方、ストーリーテラーは、三つ(四つ以上)を繋げて一本の因果関係、
というストーリーをつくることが出来る。
(2時間の映画では、数十個から百ぐらいを繋げて一本にするとよい)

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posted by おおおかとしひこ at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

七人の侍方式

桃太郎批判を書いていて、似たような大構造を持つ、
傑作「七人の侍」との差異はなんだろうと考えた。

まずは、大筋の展開があるかどうかだと思う。

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posted by おおおかとしひこ at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペプシ桃太郎批判:出落ちの何が問題か

ストーリーもののふりをしていること。
あれはストーリーではなく、出落ちである。
出落ちの癖にストーリーを名乗るから、僕は不快なのだ。

ストーリーの下手な人は、出落ちばかり続けて、
ちっとも話が進まない。
多くのCMは、殆どが登場編で終わり、展開編にならない。
「続きがいったいどうなったか」を「興味を持って追い続ける」ことが、
ストーリーを楽しむことである。

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posted by おおおかとしひこ at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ABC伏線方式は、序盤でも使える

前の前の記事からの続き。

ABCと話題や流れ(焦点)を変えることが、
話を厚くしていく。
しかしただ変えていくだけでは、ただのパラノイア。
AにCの伏線を仕込んでおき、
全然違うBの話をして揺さぶり、
突然Cに転換して、あ、と思わせる。

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posted by おおおかとしひこ at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月05日

万博をやるようになったら終わりだ

と僕は良く言う。

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posted by おおおかとしひこ at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

中盤の厚みの増やし方3

予測の必ず逆をいくようにすること。

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posted by おおおかとしひこ at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月04日

落ちからの逆算

テーマからお話をつくるとき、
僕はこのようにやっている。

これが絶対ではないが、参考までに。

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posted by おおおかとしひこ at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペプシ「桃太郎」エピソード2、なんだこれ

(前回までの議論)
桃太郎シリーズは、ガワだけに特化した、脚本と真逆の中身のないものだ。
それはストーリーではない。
しかもオリジナルではなく、パクリだらけのビジュアルである。
クリエイティブの反対語は、イミテイティブである。
(imitationの形容詞形。まがい物、贋作、似せてつくったもの)


さて今回。毒を食らわば皿までだ。パクリ元の指摘から。

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posted by おおおかとしひこ at 19:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バッドエンドの教養

うちの若手が、詰まらないバッドエンド作品を書いてきた。
出来の悪い星新一のようだと言ったら、星新一を読んで臨んだという。
バッドエンドの教養が足りないのでは、と思い、
漫画版デビルマンを読んだことがあるかと聞いたら、ないと。

百万回でも言う。
漫画版デビルマンを読んだこともない奴が、
下手なバッドエンドなんかに手を出してんじゃねえ。
ちゃんと読めば、生ぬるいバッドエンドなんか、なんの意味もないことを思い知る。
それぐらい圧倒的なラストだ。

若い世代で未経験なら、今すぐ漫画喫茶で全巻読め。3時間ぐらいで読めるだろう。
若い世代が中途半端なバッドエンドを書くのは、
デビルマンを読んでいないからである。
あれを読めば恥ずかしくてぬるいバッドエンドなんか出せない筈だ。
しかもジャンプでやってたんだぜあの漫画。
(追記:Zapさんの指摘により、マガジンであることを確認しました。すいません)


あとは「笑ウせえるすまん」と「レクイエム・フォー・ドリーム」を見れば、
バッドエンドについての土台は十分だろう。
その上に星新一を重ねればいいと思う。
posted by おおおかとしひこ at 11:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【1000記事達成】質問ボックスはここへ

気づいたらこれで1000記事目。
色々書きました。
みなさんの脚本力向上に、少しでもお役に立ててれば幸いです。
理論は実践と両輪です。
理論だけ上級者なのを、耳年増なんていいます。
実践の伴わない理論なら、実践だけやってるほうが強いです。

公開添削とかやりたいんですけど、
そこまでのボランティアはしんどいので勘弁してください。

そこで質問受け付けます。
普段から常に受け付けてますが、
一日1300アクセスあるわりに、質問なんてほとんどないので。

今さら聞けないこと、馬鹿になんかしないよ、どんどん聞いてね!
俺が馬鹿にするのは、詰まらない話の放置だけだ!
良くしようということには、どんな些細なことでも全力で歓迎だ!
posted by おおおかとしひこ at 10:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

正しい予告編2

前項での議論が「正しい」かどうか、
現状の予告のやり方では分からないかも知れない。
今、映画とは何かが、ずれ始めている気がするからだ。

映画会社は、映画を何だと思っているのだろうか。
僕は映画を、「最高のおはなしの娯楽」だと思っている。
しかし昨今映画会社は映画を「最高のキャストの集結」だと思ってやしないか。

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posted by おおおかとしひこ at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

正しい予告編

先ほどツタヤにいってきて、渇き。のポスターが、
ベタベタ貼ってあるのを見てきた。
下手くそなつくりだと思った。
ちっともヒキがない。

いい加減、タイトルとキャストしか売りのない予告の仕方を止めたらどうだろう。

正しい予告とは、
第一幕のあらすじから、センタークエスチョンの提示までを言う。

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posted by おおおかとしひこ at 02:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

書き方が先か、書きたい内容が先か

「書き方」で検索してくれる人が沢山います。
脚本の書き方で検索したかどうかまでは分からないけど、
脚本の書き方で検索したとして。

書き方が分からないと、
どう書いていいか分からないから書けない、
と考えるべきではない。

歩き方が分からないから歩けないと言う赤ん坊と同じだ。
まず歩け。まず書け。

やり方は転びながら学べ。
書きたいものがないのに書き方だけ学んでも意味はない。
脚本は習い事ではない。芸術だ。
お絵かきクラブではない。唯一のオリジナルをつくる苦闘である。
書きながら転びながら、書き方は学べ。

書きたい内容が先だ。

歌いたいことがないのに、音階を正しく取れるようになっても意味がない。
血を吐きながら歌いたいことを歌えるようになって、
はじめて歌に心が宿る。

書き方なんていくらでも教えてやる。
書きたいものがないやつには、何も教えることはない。
posted by おおおかとしひこ at 01:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テーマは絶対言ってはいけない

一種の縛りだと思おう。

テーマを絶対言わずに、テーマを分からせる話づくりを心がけよう。

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posted by おおおかとしひこ at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月03日

どんなしょぼい絵でも

どんなしょぼい俳優が演じても、
どんなしょぼい絵でも、
どんなしょぼい音楽でも、
果たしてそれは面白い映画か?

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posted by おおおかとしひこ at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最短手順

人生の最短手順表現はなんだろう。

誕生→突然の死、かも知れない。
活躍のピーク→死、かも知れない。

どんなシーンでもそうだが、
最短手順表現は何か、常に考えているだろうか。

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posted by おおおかとしひこ at 02:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

目的がないからやー!

クォータースターコンテストに参加して良かったのは、
唯一この台詞を聞けたことだ。

どの劇団のなんという作品か思い出せないが、
こういう場面だった。
特撮番組の劇団という設定のコメディだった。
その中のベテランが、若手に言うのである。

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posted by おおおかとしひこ at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月02日

中盤の厚みの増やし方2

簡単なことだ。
登場人物を増やすといい。

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posted by おおおかとしひこ at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【てんぐニュース】第四集、12月中旬発表か

てんぐ探偵のサイトが、毎日数人はブクマからのぞきに来てくれています。
本編にアクセスしてないから、きっと次の作品がアップされたのか、
チェックしに来てくれているのでしょう。

すいません、ほぼ月刊だと思います。8月から書きはじめて、
10月中旬、11月中旬に、それぞれ一二集、三集を発表しました。
なので、12月中旬には四集を間に合わせたいです。
一本CMが入っちゃって、うまく調整出来るかわかりませんが。

今、18話を書きはじめたところです。
大岡先生にはげましの手紙を出そう!(笑)
posted by おおおかとしひこ at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

面白いお話は、論文ではない

前に続けます。

要するに、お話の才能がない人とは、
お話を論文のようにしか扱えないのではないだろうか、
という仮説。

今まで黙っていたが、そろそろ「いけちゃんとぼく」の
予告宣伝におけるネタバレについて、語ろうと思う。

以下ネタバレにつき、見た人だけどうぞ。
(「シックスセンス」と「アザーズ」のネタバレにも触れています)

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posted by おおおかとしひこ at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

出落ちは寒い

と言われたら、誰にだって分かる。
ゲッツは寒い。出川も寒い。

それは出落ちだからだ。
出た瞬間がピークで、残りの時間はグダグダだからだ。
そう言われれば誰だって分かるのに、
こと自分のつくるものについてはそれが分からないらしい。

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posted by おおおかとしひこ at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

出だしだけなら誰にでも書ける

昔から、CMの最初からCIを出すのは愚の骨頂だと思っている。
ラストが商品とCIに来るのだから、
最初はなるべくそこから遠くからはじめるべきだ。
ストーリーというものを理解していれば理解しているほど、
変化を逆算するからだ。
その落差こそがスケールの大きさだからだ。

ところが、どんな素人でも出だしは書ける、ということに気づいた。
あなたも、脚本のオープニングだけ書いて挫折したことはあるだろう。

素人が書く出だしが、CIからはじめることと同じなのだ。
素人は時間軸の変化を計算できない。
素人は結論しか見えてない。
素人は出だしだけなら書ける。
それらが複合して、最初にCIからはじめてしまうのだろう。
こういうバカは、ネタバレとか知らないかもしれないね。
posted by おおおかとしひこ at 08:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

中盤の厚みの増やし方

紆余曲折をつくること。

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posted by おおおかとしひこ at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月01日

何が争点か

焦点という言葉には様々な意味があるが、
二者以上の人達が集まったもめ事では、
明確なものがなければならない。

そういうものを、日本語では争点という。

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posted by おおおかとしひこ at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

膿を出す

僕が数を書け、と言っているのにはいくつか理由があるのだが、
そのひとつでまだ書いてなかったこと。

一本目が膿を出す作品になりがちだということ。

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posted by おおおかとしひこ at 08:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする