2014年12月04日

落ちからの逆算

テーマからお話をつくるとき、
僕はこのようにやっている。

これが絶対ではないが、参考までに。

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posted by おおおかとしひこ at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペプシ「桃太郎」エピソード2、なんだこれ

(前回までの議論)
桃太郎シリーズは、ガワだけに特化した、脚本と真逆の中身のないものだ。
それはストーリーではない。
しかもオリジナルではなく、パクリだらけのビジュアルである。
クリエイティブの反対語は、イミテイティブである。
(imitationの形容詞形。まがい物、贋作、似せてつくったもの)


さて今回。毒を食らわば皿までだ。パクリ元の指摘から。

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posted by おおおかとしひこ at 19:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バッドエンドの教養

うちの若手が、詰まらないバッドエンド作品を書いてきた。
出来の悪い星新一のようだと言ったら、星新一を読んで臨んだという。
バッドエンドの教養が足りないのでは、と思い、
漫画版デビルマンを読んだことがあるかと聞いたら、ないと。

百万回でも言う。
漫画版デビルマンを読んだこともない奴が、
下手なバッドエンドなんかに手を出してんじゃねえ。
ちゃんと読めば、生ぬるいバッドエンドなんか、なんの意味もないことを思い知る。
それぐらい圧倒的なラストだ。

若い世代で未経験なら、今すぐ漫画喫茶で全巻読め。3時間ぐらいで読めるだろう。
若い世代が中途半端なバッドエンドを書くのは、
デビルマンを読んでいないからである。
あれを読めば恥ずかしくてぬるいバッドエンドなんか出せない筈だ。
しかもジャンプでやってたんだぜあの漫画。
(追記:Zapさんの指摘により、マガジンであることを確認しました。すいません)


あとは「笑ウせえるすまん」と「レクイエム・フォー・ドリーム」を見れば、
バッドエンドについての土台は十分だろう。
その上に星新一を重ねればいいと思う。
posted by おおおかとしひこ at 11:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【1000記事達成】質問ボックスはここへ

気づいたらこれで1000記事目。
色々書きました。
みなさんの脚本力向上に、少しでもお役に立ててれば幸いです。
理論は実践と両輪です。
理論だけ上級者なのを、耳年増なんていいます。
実践の伴わない理論なら、実践だけやってるほうが強いです。

公開添削とかやりたいんですけど、
そこまでのボランティアはしんどいので勘弁してください。

そこで質問受け付けます。
普段から常に受け付けてますが、
一日1300アクセスあるわりに、質問なんてほとんどないので。

今さら聞けないこと、馬鹿になんかしないよ、どんどん聞いてね!
俺が馬鹿にするのは、詰まらない話の放置だけだ!
良くしようということには、どんな些細なことでも全力で歓迎だ!
posted by おおおかとしひこ at 10:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

正しい予告編2

前項での議論が「正しい」かどうか、
現状の予告のやり方では分からないかも知れない。
今、映画とは何かが、ずれ始めている気がするからだ。

映画会社は、映画を何だと思っているのだろうか。
僕は映画を、「最高のおはなしの娯楽」だと思っている。
しかし昨今映画会社は映画を「最高のキャストの集結」だと思ってやしないか。

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posted by おおおかとしひこ at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

正しい予告編

先ほどツタヤにいってきて、渇き。のポスターが、
ベタベタ貼ってあるのを見てきた。
下手くそなつくりだと思った。
ちっともヒキがない。

いい加減、タイトルとキャストしか売りのない予告の仕方を止めたらどうだろう。

正しい予告とは、
第一幕のあらすじから、センタークエスチョンの提示までを言う。

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posted by おおおかとしひこ at 02:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

書き方が先か、書きたい内容が先か

「書き方」で検索してくれる人が沢山います。
脚本の書き方で検索したかどうかまでは分からないけど、
脚本の書き方で検索したとして。

書き方が分からないと、
どう書いていいか分からないから書けない、
と考えるべきではない。

歩き方が分からないから歩けないと言う赤ん坊と同じだ。
まず歩け。まず書け。

やり方は転びながら学べ。
書きたいものがないのに書き方だけ学んでも意味はない。
脚本は習い事ではない。芸術だ。
お絵かきクラブではない。唯一のオリジナルをつくる苦闘である。
書きながら転びながら、書き方は学べ。

書きたい内容が先だ。

歌いたいことがないのに、音階を正しく取れるようになっても意味がない。
血を吐きながら歌いたいことを歌えるようになって、
はじめて歌に心が宿る。

書き方なんていくらでも教えてやる。
書きたいものがないやつには、何も教えることはない。
posted by おおおかとしひこ at 01:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テーマは絶対言ってはいけない

一種の縛りだと思おう。

テーマを絶対言わずに、テーマを分からせる話づくりを心がけよう。

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posted by おおおかとしひこ at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする