2015年01月12日

テーマを難しく考えない方がいい

あんまりテーマの事を考えすぎると、
宗教になってしまう。

あるいは既存の価値観を壊すテーマこそ素晴らしいという、
アンチテーマ主義になってしまう。

どちらも対して面白くない。

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決め絵は、縦長(仮説)

決め絵は縦長である、または正方形である。
横長の絵は決め絵にならない。
という仮説を出してみる。

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構成力があるってどういうことか

全体と部分の関係を客観的にとらえ、
「この全体だとすると、この部分で構成されると面白い」と、
発想できる力。

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絵と音がバラバラのものの書き方

ボイスオーバー、ナレーション、
演説、手紙、回想するとき、ラジオやテレビから聞こえる音、
歌詞が乗る場合、など、
絵を撮ってからあとで音はめをするような場合、
(あるいはミュージカルのように、先に歌録音してから
それに合わせて絵を撮る場合)
脚本でどのように書けばよいか。

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2015年01月11日

上手い写真の撮り方

ひとつだけコツを教えてあげよう。

「ヌケに注意すること」。

専門用語抜きで言うと、
「被写体の後ろに何が写っているか注意すること」だ。

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ログラインは、最も客観目線に立つための道具

ログラインは何のために書くのか。

1. 執筆前に、全体像を見るため。
2. 執筆中に、全体像を見るため。
3. 執筆後に、未読の人を引き込むため。

この全てである。

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2015年01月10日

ラッスンゴレライをどう見るか

内容のない、ただの歌と踊りである。

手拍子、足踏み、上手下手の移動とセンターの入れ替わりという
ステージング(舞台上の移動振り付け)がついた、ただの歌と踊りだ。

ただ真似したくなるのは事実だ。
覚えたくなるのも事実だ。

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脚本と演出の違い

初心者に向けて、書いてみる。

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2015年01月09日

小説と映画の違い:ト書きと地の文

地の文は、それだけでいい文であるのが文学だと思う。

一方、ト書きに名文は不要だ。邪魔まである。
何が起こっているか、客観的に、正確に、簡潔に書くのが、
よいト書きだ。

僕は脚本から小説を書きはじめているが、地の文が苦手だ。
なるべく簡潔に客観的に書こうとして、
味気のない地の文になってしまう。

小説家がト書きを書くと、味わいぶかいかも知れないが、
アングルや準備するものの想像が全くできないものを、
書くだろうことは想像に難くない。
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リライトのコツ:段取りの省略

第一稿の執筆では、何があとで使われるかも確定ではないから、
ついつい多目に書いてしまう。
リライトでは、その無駄を切っていくとよいだろう。
無駄を削ぎ落とし、テンポを良くすることだ。

よくあるのは、段取りの省略である。

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登場人物の声

が、聞こえるか。

頭の中で勝手に喋りはじめるまで、
書きはじめてはいけない。

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具体、具体、具体

自戒も込めて恥をさらし、書いておく。
抽象でなく、具体にせよ。

その例を、てんぐ探偵16話「一発逆転」の改訂の話で。

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2015年01月08日

【てんぐ探偵】第四集、増補改訂版アップ

誤字を直すだけにしようと思っていたら、
色々と気になることがあり、筆をかなり入れました。
ついでにイラストが増えてます。
http://tengu-detective.seesaa.net
内容はほとんど変わってなくて、文章を読みやすくしたつもりです。
シンイチに関しては「火よ在れ」という、
火伏せをより強調した描写が増えていたり。
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人は好悪で予断する

ということは、知っておくと便利である。
まず自分側の話から。

プロットを書いていると、
突然「これは全く面白くない」と思うことがある。

その対処法。

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リライトのやり方:初歩

まずやることは、これ。
三幕構成をチェックすること。

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長い映画が増えている理由

ここ十年ぐらいのスパンで、
標準的劇映画110分程度を、
大きく上回る映画が増えている気がする。

例えば3時間近く、140分などだ。
なんでだろう。

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2015年01月07日

プロットを考えるときのコツ(ケーススタディ)

何度か書いているけど、
一幕三幕を先につくり、テーマを確定して、
そのあとで二幕をつくることだ。

てんぐ探偵20話(妖怪横文字)を具体に、
ケーススタディ的に説明してみよう。

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シナリオの文字数の考え方

この話題で検索する人が毎日何人かいて、
このブログにたどり着くようなので。

標準的なフォーマットは他の記事を見てもらうとして、
それ以前の基本的な考え方を。

脚本は楽譜だ、と僕はよくたとえるのだが、
厳密には楽譜の条件を満たしていない。
台本は、時間に対する記法を持たないからだ。

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2015年01月06日

語るより見せろ

と、映画表現ではよく言われる。

数字的な根拠を示そう。
基準になるのは、「字幕は1秒最大6文字」だ。
(たしか戸田奈津子大先生の経験則)

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お話のパターン

100本プロットマラソン、続けている人もいない人も。
(ちなみにすぐネタが切れるので、
早々に三題話などに切り替え、ネタを拾うと続けやすい。
キャラや事件を借りたりしてもよいが、
プロットだけはオリジナルにすること。
また、借りるべきキャラや事件は、アニメや漫画でなく、
実在のもの、つまり身近な人やニュースで触れられる範囲がよい。
何故なら、映画とは実写だからだ)

数を書くと気づくことだが、
いかに自分の中にパターンが少ないことか、
を実感するものである。

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2015年01月05日

どんな物語でも、付き合うのは数時間

あなたが何ヵ月かけて書いても、
あなたが何年かけて書いても、
消費は数時間である。

それは覚えておくといい。

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「物語は○種類しかない」は本当か

これ、大抵の物語分析家が、
素人にハッタリをかます道具になってる気がする。
(古典は、ウラジミール・プロップの、ロシアの魔法物語の分類)

一見違うように見える○と△は実は同じ話なんですよ、
というやつも。

むしろ、そこに見えるのは、物語の表面上の設定と、
プロットの差である。

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2015年01月04日

明日からはじめるプロット練習

一日5本プロットをつくる。
最低3行から、ペラ一枚1500文字以内ぐらいまで。
完成想定尺は5分でも15秒でもいいし、30分でも二時間でも大河でもいい。

詰まらなくてもやむなしとして、
完成させることだけに集中すること。
(ネタ出しに一時間、文章書きに一時間、一日二時間を確保すること)
完成度よりも、落ちまで書くことを優先させること。
これは練習である。

これを20日間、毎日やる。週に休んでいいのは一日まで。
するとあら不思議。
今月中に、プロットが100本出来たことになる。
面白いかどうかは別として、
あなたは100本のオリジナルストーリーを書いたことになる。

このドリルはなんの練習になるのか。


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2015年01月03日

視覚、聴覚、それ以外

映像は視覚と聴覚のメディアだ。
だからそれ以外の五感のうち三感は直接表現出来ない。
間接表現になる。

具体的に考えよう。

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デジタルは人を幸せにしない:入手可能性

京都の禅寺だったか宿だったか、京都じゃなかったかもだが、
の曖昧な話。

冬場のとても寒いとき、玄関から入っても暖かくなく、
しかも一端外に出てとても寒いところを通らなければならない構造になっていて、
寒さが身に染みたタイミングで風呂にたどり着くという話。

単なる風呂よりも、有り難みを味わうことが出来るという構造。
最初聞いたときは、恩着せがましい話だと思った。
「有り難い(滅多にないこと)」を体験することが重要なのだ、
ということは理解できるが、
さっさと風呂沸かしたらええやん。

ところが、デジタル時代になり、さらに有り難さは、
薄れてきてしまった。

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国語の客観試験が日本人を馬鹿にしているのではないか

客観試験とは、
「本文に書いてあること」に基づいたことが正解、
と考える国語試験独自の方法論である。

マークテストの選択肢式では、
本文に書いてないことを選んだら×だ。
世間の常識で正しいが、本文には書いてないこと、
というミスリード選択肢がよくある。
それは×だ。
何故なら、本文こそが金科玉条だからだ。

これが馬鹿を生むのではないか。
「人は表現において間違う」ことを教えないからだ。

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意味ありげな音楽

最近の映画に増えた音楽のジャンルを、
何と言っていいか分からないが、こう名付けてみる。
伝統的オーケストラでもない、
さりとて劇伴と呼ばれる従来の作曲法でもない、
きちんとした楽譜のないような、絵にあわせて鳴る、
ミニマルとかアンビエントとか呼ばれるジャンルに近い感じだ。

ME(音楽を効果音がわりに使うこと)的に、
ミニマル音楽を使うとでも言えばいいのだろうか。

不穏や進行の代わりになるこの音楽。
偶然か必然か、ゴーンガールもインターステラーもそうだった。


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後半は対決

ゴーンガールについては、対して書くことがないのだが、
(ヒリヒリするけど、結局なんやねん、
という、インターステラーと同じハッタリ作だ)
構成のパターンにははまっていた。

「問題を解決する」という過程において、
後半は対決になる、というよくあるパターンだ。

(以下ゴーンガールネタバレ)

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モンタージュ効果を久しぶりに見た

ということで、「ゴーンガール」批評。
と思ったのだが、対して書くことがない、
脚本的にはごく普通の悪女ものだった。
デビッドフィンチャーはゲイなのだろうか。
いつも男を撮るのが上手くて、女は奇形ばかりだよね。
或いはノーマルでは興奮しないタイプかも。
ヒロインの尻のたるみ具合には、お父さん興奮しないぜこれ、
のニュアンスが漂っていた。
10年前なら、ニコールキッドマンがいたのにねえ。

以下ネタバレあります。

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2015年01月02日

誤字脱字は人を萎えさせる

只今「てんぐ探偵」第四集に五ヶ所ほど誤字(変換ミス)を見つけ、
凹んでおります。直しておきます。

なんかね、誤字脱字は、急にアホに見えるんだよね。
凄い信頼してる人が簡単な言葉を間違って使ってる感じ。
かわいい子から鼻毛が出てる感じ。
気づいてないのが、せつない感じ。
急に醒めるんだよね。

誤字脱字は、何回もチェックしよう。
締め切りギリギリに入稿すると、こういうミスが多い。
最終稿を締め切り数日前に上げ、中何日か、一切原稿のことを忘れ、
改めて他人のふりで誤字脱字発見のための精読をおすすめする。
書き損じより入力変換ミスがだせえよ…
(このブログは殆どがスマホ入力なので、
よく誤字が多発しております。説明文ならまあしゃあないわ、
ですむんだけど、小説や脚本では容赦なく醒めるわ)
posted by おおおかとしひこ at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする