2015年01月02日

誤字脱字は人を萎えさせる

只今「てんぐ探偵」第四集に五ヶ所ほど誤字(変換ミス)を見つけ、
凹んでおります。直しておきます。

なんかね、誤字脱字は、急にアホに見えるんだよね。
凄い信頼してる人が簡単な言葉を間違って使ってる感じ。
かわいい子から鼻毛が出てる感じ。
気づいてないのが、せつない感じ。
急に醒めるんだよね。

誤字脱字は、何回もチェックしよう。
締め切りギリギリに入稿すると、こういうミスが多い。
最終稿を締め切り数日前に上げ、中何日か、一切原稿のことを忘れ、
改めて他人のふりで誤字脱字発見のための精読をおすすめする。
書き損じより入力変換ミスがだせえよ…
(このブログは殆どがスマホ入力なので、
よく誤字が多発しております。説明文ならまあしゃあないわ、
ですむんだけど、小説や脚本では容赦なく醒めるわ)
posted by おおおかとしひこ at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パンフォーカスについて知るべきこと

たまにパンフォーカスでうちのブログに迷って来る人がいるので、
お年玉がわりに解説してあげよう。

パンフォーカス: 写真用語。フレーム内の全てにピントが合っていること。
受光面での錯乱円よりも、画素の一個のほうが大きければ原理上ボケない。
ワイドレンズほど、絞りが大きいほど(光量があるほど)、受光面が小さいほど、
シャッタースピードが短いほど、パンフォーカスになりやすい。

逆に、長玉、浅い絞り、暗い場所、高画質の広い受光面、緩いシャッターで、
パンフォーカスの実現をするには、それ以外の要素での工夫が必要。
殆どはレンズで決まり、あとはこちらのコントロールで表現する。
レンズの被写界深度表を見れば、パンフォーカスの条件は大体わかるはず。

一番パンフォーカスなのは、多分監視カメラだ。
どの距離でも犯人の顔にピントが合いたいからね。
あとケータイカメラでは、
広くうつりたいワイドレンズと受光面の小ささによって、
殆どがパンフォーカスになる。
これは、引き尻やフォーカス合わせを考えなくてよい素人用で、
携帯性重視ともマッチしている、「写ルンです」以来の発想。
芸人のヘルメットに取りつけてリアクションを撮るようの、
CCDカメラも、小さくて受光面が小さくワイドレンズなので、
ほぼパンフォーカスだ。

また、報道用レンズでは、シビアにピント合わせをしなくていいように、
殆どのレンズはf5.6以上しかない。
(従ってレンズとしては暗い。フラッシュを炊くのはその為)

何故そうなるかは、写真の勉強をしろ。頑張れ未来のカメラマン。


そして、何故パンフォーカスが良いのか、表現内容と吟味して考えよう。
写ってないと不安だからパンフォーカスにするなんてのは、愚の骨頂だ。
表現とは何かを捨てて、残すものを選ぶこと。そのためにフォーカスがある。
全部を残すのは、優柔不断以外にどんな表現意図があるかを考えよう。
posted by おおおかとしひこ at 14:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

それがどうやって解決するのか?

そもそもそれを決めていないのに、
書き始めてはいけない。

書いてる途中に思いつけばいいや、
とか、今思いついた冒頭の凄い部分を書き留めたいから、
という理由で書き始めたものは、
確実に挫折する。
主人公が陥った「一体これをどうやって解決すればいいんだ?」という、
観客が「一体これがどうやって解決するんだ?」という状況を、
作者も「一体これをどうやって解決させればいいんだ?」と、
思ってしまっているからだ。

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posted by おおおかとしひこ at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする