2015年01月09日

小説と映画の違い:ト書きと地の文

地の文は、それだけでいい文であるのが文学だと思う。

一方、ト書きに名文は不要だ。邪魔まである。
何が起こっているか、客観的に、正確に、簡潔に書くのが、
よいト書きだ。

僕は脚本から小説を書きはじめているが、地の文が苦手だ。
なるべく簡潔に客観的に書こうとして、
味気のない地の文になってしまう。

小説家がト書きを書くと、味わいぶかいかも知れないが、
アングルや準備するものの想像が全くできないものを、
書くだろうことは想像に難くない。
posted by おおおかとしひこ at 14:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リライトのコツ:段取りの省略

第一稿の執筆では、何があとで使われるかも確定ではないから、
ついつい多目に書いてしまう。
リライトでは、その無駄を切っていくとよいだろう。
無駄を削ぎ落とし、テンポを良くすることだ。

よくあるのは、段取りの省略である。

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posted by おおおかとしひこ at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

登場人物の声

が、聞こえるか。

頭の中で勝手に喋りはじめるまで、
書きはじめてはいけない。

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posted by おおおかとしひこ at 13:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

具体、具体、具体

自戒も込めて恥をさらし、書いておく。
抽象でなく、具体にせよ。

その例を、てんぐ探偵16話「一発逆転」の改訂の話で。

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posted by おおおかとしひこ at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする