2015年01月17日

一人称は、三人称の3倍楽だ

小説版てんぐ探偵の、次に発表予定の第五集は、
いつもと違う小説的試みをやってみようと思って、
それまでシナリオと同じ三人称スタイルであったパターンを破って、
一人称スタイルで書くことに挑戦してみた。
(22話妖怪二番、24話妖怪半分こ)

これ、めっちゃ楽。
一人称、超楽。
普段の三人称スタイルの、3倍楽。(当社比)

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posted by おおおかとしひこ at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

運命よ、道を開けよ

最近の僕の口癖のようなもの。

無理したって、周囲の状況が無理なときは、
何をやっても駄目なものだ。

しかしいざ噛み合う時が来ると、
偶然すら味方する。

最近、てんぐ探偵を書こうと近所のカフェに行くとき、
書く気まんまんのときほど、偶然にも席が空く。
ああこれは運命が俺に書けと言ってるのだな、
と思い、件の呪文を唱えて席につくようにしている。

小さな笑い話であるが、これがもう少し大きな話だとしたら。

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posted by おおおかとしひこ at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

凄いってどういうことか

想像を上回った、その発想はなかった、
ということではないか。

つまり、見る側との相対関係で決まる。
自分がたいしたことなくても、見る人は凄いと言ったり、
あなたが渾身のことをしても、たいしたことないと言われることは、
よくある。
見る側の平均的教養や予測を、あなたは越えればいいし、
越えすぎても分からない扱いされる。

賞を取るものは、その年の他の作品より良かった、
というだけの話で、
それが凄いことかどうかは相対関係でしかない。

つまり、凄いと言われることを目的にしない方がいい。
一時の評価ではない、歴史的文脈で、
いいと思うこと、凄いと思うことをしよう。
その為には、古典の勉強は結局必須だ。
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紙芝居

映画の作劇をやりたければ、
紙芝居がいいトレーニングになる、という話。

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posted by おおおかとしひこ at 16:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

構成とストーリーの違い

同じストーリーでも、
構成を変えると違った物語に見える。

構成とは、ストーリーを見せる順番のことだ。

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posted by おおおかとしひこ at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

説明のしかた2:誘導

説明のしかたについて、書いてみた。
だが、あれだけでは説明にならない。
何故か。

その説明を聞いてもらえるとは限らないからだ。

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posted by おおおかとしひこ at 02:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

憧れとなりきり2:男女差

登場人物への観客の態度は、憧れとなりきりの二種がある。
憧れは他者に対するもので、
なりきりは自分との一体化、すなわち感情移入だ。

男女で、憧れとなりきりの配分が変わってくるという仮説。
(以下の話は、統計的有意差があるという話であって、
個人の感想ではなく、集団としての感想の差だと思われたい)

例えば実写風魔の人物造形で。


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posted by おおおかとしひこ at 02:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

精神年齢の書き分け

あなたの精神年齢はいくつぐらいだろう。
それは自覚した方がいい。

何歳ぐらいの人物を楽に書けるか、想像してみるとよい。

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posted by おおおかとしひこ at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする