2015年01月20日

【追悼平井和正2】幻魔大戦の僕なりの総括

僕は以前に、
多彩なキャラクターを書くことは多重人格障害(現在の名は解離性同一障害)
に似ている、と書いた。
物語とは、その統合過程のようなものだと。

シャドウ(アンタゴニスト)の存在など、
僕は心理学にそこまで詳しくないが、
シャドウとのコンフリクトとアウフヘーベンという物語理論そのものが、
心理学的な統合過程であるような気がしている。

幻魔大戦とは、平井和正氏の中の人格分裂障害的なものであった、
と考えると納得がいくのだ。


その後、どうしても気になり、東丈失踪の理由や帰還の経緯などを調べまくり、
「幻魔大戦deep」「幻魔大戦deepトルテック」(公式的な完結編、電子書籍のみ)
のネタバレを知ってしまった。

以下は、脚本を長いこと書き、小説の走りのようなものを書いている僕なりの、
真相解明の議論である。
(以下ネタバレ)

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posted by おおおかとしひこ at 21:59| Comment(5) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

序破急2:2:1理論

「短編では、三幕構造は序破急の2:2:1にするとよい」
という僕独自の理論は、
どうやら、二時間映画にも適用出来るようである、という話。

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posted by おおおかとしひこ at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

適切な脚本の分数

というのは、あるのだろうか。
僕はあると思う。

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posted by おおおかとしひこ at 17:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画とドラマの違い2:人物相関図

長く続くもの、ドラマには、
必ず人物相関図がついてまわる。

これは、ホームがベースになっているから、
と考えると理解できる。

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posted by おおおかとしひこ at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画とドラマの違い

ドラマといっても最近10話とか8話とか短くなってきて、
長い間毎週毎週見るもの、という定型が崩れてきていて、
2クールや4クールという、基本型がなくなってきたけど。

単発と長い連続、という枠組みで見るならば、
ホームがあるかないか、というところだ。

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posted by おおおかとしひこ at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする