2015年02月23日

エチュード3

ごめんなさい。色々調べたら、エチュードに関して誤解があったようです。

特に日本の演劇界では、二種類のエチュードが混乱して使われているようです。
1. 即興で物語をつくっていくこと。スジナシ的な。
2. 台本に書かれていない、そのキャラクターの場面(例:昼休み)を、
そのキャラクターになりきったまま、アドリブで会話を進めること。

役者にとっては、2.が重要だと思います。役への理解がすすむからです。
僕は、役者にも脚本家的な能力が必要だと思う考えなので、1.も否定しません。
2.はとくに、役者の初心者に有効な手段だと思います。

ということで、僕にとって、白紙に向かって話を書いていくことは、
2.をやりながら1.を同時進行させることです。

僕が昔書いた「喫茶店のメソッド」
(話の進行に詰まったとき、登場人物「全員」を架空の喫茶店に集めておしゃべりさせると、
次の展開へのヒントが出るかも知れないメソッド)
は、2.をやりながら1.への糸口をつかむやり方ですね。
posted by おおおかとしひこ at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

勢いとか、流れって何だろう

脚本を書く上で、一番の大敵のひとつはこれだ。
書いてるうちに、勢いがなくなっていくのだ。
流れていた筈の話が、急に止まってしまい、
さっきまで面白かったのが、急に詰まらなくなる。

書けなくなってしまう五秒前だ。
何とかそれでも書き続けようとしても、
一度停滞した流れは、二度と再起動しない。
こうして疲弊して、話が止まり、挫折がやってくる。

そして思うのだ。
流れとか勢いって何だろうと。

僕は最近、これを「観客のアドレナリン」だと思うようになった。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「アーム・ジョー」における三幕構造と序破急構造

傑作「アーム・ジョー」は全7Pだ。
よく見てみると、そこに三幕構造と序破急構造を見ることが出来る。

冒頭とラストのブックエンドがそれぞれ1Pずつ、
中のアーム・ジョーの挿話が5P。
まずは、アーム・ジョーの挿話の三幕構造を分析しよう。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「アーム・ジョー」という傑作

今更ですが、はじめて見た。最高。
ぐぐれば出てくる。

これもブックエンド、中に本編挿話、
という、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
と同じ構造なのに、
彼我の圧倒的な差はなんだろう。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なにい!?忍者の日だと!?

不覚。知らなかったよ。
みんな、2/22は忍者の日。にんにん。
って、にんにん言うのはハットリだけやないかい。

ついでに調べました。10/9は天狗の日。
英語の入らない駄洒落がよかったです…
posted by おおおかとしひこ at 01:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする