2015年02月24日

技術の見方

目立つところを研究するな。目立たないところに注目しろ。

何故目立たないところに「引っかかることなく」、
目立つところに集中できたのか。そのからくりを見よう。


うまい名台詞を目立たせるための、目立たない台詞を見よう。
どんでん返しを目立たせるための、それまでの地味な展開を見よう。
すごい芝居を目立たせるための、目立たない地味な芝居を見よう。

何故それらは目立たずに、スルッと身体に入ってしまっていたのか?
何故ただ目立つものだけが残るようになっていたのか?
そこに技術が使われているからだ。
引っかからせるのなんて簡単だ。
引っかからずにスルッと入るところに、ほんとうの技術があるのだ。


料理の味と同じだ。
金箔を振るのは技術ではない。
気づいたら口の中でなくなっている、
なんの引っかかりもない美味い出汁のようなものこそが、
ほんとうに鍛錬の必要な、ほんとうの技術だ。

あなたはそれを、何の抵抗もなくスルッと入るようなものを、
作れるようにならなければならない。
上手い伏線とかね。
posted by おおおかとしひこ at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

構成とは何か

ちょっと最近応用的な話が多いので、基本に戻ってみる。

構成ってなに?
ストーリーとかプロットとかと、また違うもの?

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posted by おおおかとしひこ at 16:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エチュード4

我々脚本家にとって、
2.の意味のエチュードは、意味があるだろうか。

おおありだ。

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posted by おおおかとしひこ at 12:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画と小説の違い:小説は、思考が漏れる

小説にあって映画にない強力な武器は、地の文である。
小説では、これによって思考を漏らすことができる。
映画では、思考を漏らすことが出来ない。

思考を漏らす例。

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posted by おおおかとしひこ at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スペシャルワールドの地図をかけ

これは先日開発したテクニック。

第二幕の構想をするときに、使える。

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posted by おおおかとしひこ at 02:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする