2015年03月25日

AとはBである2

そのテーマが、
全く新しく、斬新で、世界を一言で変えられる、
誰もが驚愕し、度肝を抜かれ、
全員が熱狂的に賛成し、
皆がそれに倣うようのは、理想である。
理想だが、多分ない。

じゃあ現実にありそうな「AとはBである」テーマって?

それは、
「現実でも揺れていること」の中にある。

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posted by おおおかとしひこ at 19:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

AとはBである

テーマはテーゼの形で書ける
(テーマはひとつでなく複数あることもあり、
むしろそれがポピュラーだ)
と書いた。

つまり、

 AとはBである

という形で書けるということだ。

これには、簡単に反論することができる。

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posted by おおおかとしひこ at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

冒頭とは、結論の別の形である

冒頭に、既に結論が暗示されていること。
冒頭に結論を示し、結論で同じことを繰り返す(または言い換える)こと。

これは、全ての「人が言うこと」に共通する、
優れた型のひとつである。

この型に嵌まっている必然性はないが、
優れた話は、おそらく全てこの型に書き直せる。
(それがベストの表現形式かどうかは別の話)

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posted by おおおかとしひこ at 14:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ポピュラースタート、レアエンド

逆はある?
ポピュラーなスタートではじまり、
レアなエンドになる話。

まどマギや、エヴァがそうだったような気がする。
ポピュラーなスタートは、
ポピュラーなエンドを期待する(あるいはレアを忌避する)
スポンサーを騙すことができる。
そこでレアエンドにすることで作家性を出す、戦略なのではないだろうか。
これらの作品が持つ、「先行作品を踏まえた感じ」
(つまり80年代から直結するパロディの感覚)は、
ポピュラーなスタートゆえ、先行作品との違いを、
レアエンドに持っていく無意識が働くのではないだろうか。

レアエンド(バッドエンドやビターな結末、大団円にならないもの)は、
全てカウンターカルチャーであるような気がするのは、
ポピュラースタートだからかも知れない。

もしあなたがこういうことをしたいのなら、
ポピュラースタートレアエンドを狙うといい。

レアスタートレアエンドはカルト作品に、
ポピュラースタートポピュラーエンドは、凡庸な作品に、
レアスタートポピュラーエンドは、名作に、
それぞれなるであろう。
posted by おおおかとしひこ at 12:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

十発のパンチ2

十発のパンチの話、続き。
十発というのはものの例えで、実際の10ではないことに注意。

二三発、いいのを打って、あとは考えようと思っても、
十発のパンチは打てない。

九発を十発と思い込むと足りない。
十一発を十発と思い込み、悩む。

よくある話だ。

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posted by おおおかとしひこ at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

十発のパンチ

この話、続けます。

結局、ストーリーを書くには、
この十発のパンチの組み立てが、
きちんと出来てるかどうかなのだ。

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posted by おおおかとしひこ at 12:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

レアスタート、ポピュラーエンド

「バッドスタート、ハッピーエンド」という標語を以前に作ったが、
似たような別の話。

お話は、
滅多にないことからはじまる。

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posted by おおおかとしひこ at 02:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

じゃあ、点でなく線はどうやってつくるの?

原理は分かった。
じゃ線はどうやってつくるの?
そこを知りたいだろう。

簡単だ。
徐々に面白くすればいいのだ。

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posted by おおおかとしひこ at 01:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

出落ちも、一発屋である

「で、出たあ〜〜〜!」
「ギャラクティカ・マグナム!」

これは典型的な、
点の娯楽であり、一発ネタであり、即ち出落ちである。
出たあって言ってるし。(笑)

車田正美という作家は、必殺技出落ちを、発明した人なのではないだろうか。
(巨人の星の消える魔球などの必殺技は、
攻略が主なストーリーだったよね)

ペプシ桃太郎も、各キャラの出落ちですよね。

線の娯楽とは、出たあと、
その勢いのまま居続けて、時にその予測を越えることなのだ。
(ギャラクティカ・マグナムのあとには、
一応ギャラクティカ・ファントムが控えているけどね)
posted by おおおかとしひこ at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何故一発屋は一発屋で終わるのか?

つまり、点であり、線になっていないからである。

これも、
人は、何か勢いのある面白い
(ギャグとは限らない)ものを見たら、
その次に来るものを(無意識に)予測するからだ。

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posted by おおおかとしひこ at 00:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする