2015年03月29日

人は、自分を圧倒する人を好きになる(仮説)

ただの威圧とは違う。
自分の好ましい方向でだ。
しかも、既に分かっていることのジャンルで圧倒するのではなく、
自分でも気づかなかった、
「自分はこのことについて圧倒されると好きになることを知らなかった」
という、「新しい発見」こそが、
人が人を好きになる瞬間ではないか。

いわゆるギャップとかも、そのことを言っているような気がする。
例えばイケメンは、大抵姉がいる。
姉のツボを良く知っていて、それを内面化していて、
それを他の女の前でやることで、
「そういう事に素敵と思える私」を気づかせる力に、
長けているのではないだろうか。

だから即モテるかどうかは知らない。
物語に応用できそうな、人を好きになる瞬間の話。
posted by おおおかとしひこ at 16:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大塚家具の争い2

この現実が何故物語的だったのか、
の解説その2。

脚本家は、この現実から物語特有の要素を見いだし、
自作の参考にするべきだ。
あの話は、なぜ物語的だったのか?

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posted by おおおかとしひこ at 14:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画監督になるためには、何を勉強すればいいですか?

映画監督には、二種類のタイプがあります。
新しいタイプと、古いタイプです。
どちらになりたいか、どちらが向いてるかを考えて、
勉強することを変えていきましょう。

新しいタイプは、脚本が既にあるものを監督するタイプ、
古いタイプは、脚本も書き、自分で監督するタイプです。

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posted by おおおかとしひこ at 13:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

王道には時間がかかる

それは、過去のものを継承して発展させるからである。
過去のものを全無視した覇道のほうが、
時間がかからない。即効性がある。

王道と覇道は、人類の発展の二つの形式だ。

分かりやすいキャラ立てで、パッと目立つものを作るのが覇道だ。
王道は中身を作る。
それがどんな意味があるか、それがどんな意味を人類にもたらすか。
それが歴史的に見てどんな意義があるか。

覇道は才能だが、
王道は過去も学んだ上での知性と才能だ。
覇道は原理から変えること、
王道は全てを踏まえた上での更新。
覇道は即効性があり、広まったら即消える。
王道は広まっても味あわれ、歴史に刻まれる。

大きい器にはな、水を貯めるのに時間がかかるんや。
(映画「いけちゃんとぼく」の台詞から。
これは僕の書いた台詞の中でもかなり上位ランクだろう)

コツコツやっていきましょう。
posted by おおおかとしひこ at 12:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「○○向け」と世界を狭くするな

これは女同士しか共感できないとか、
モテナイ男にしか分からないとか、
関西人にしかわからんやろこれとか、
日本人しか分からない感覚とか、
沖縄人しか分からない感覚とか、
極論すれば俺しか分からないものとか、
そういうものが沢山世の中にはある。

しかし、それをなるべくわかろうとする話と、
分からない人は見なくていいです、と拒否する話がある。

僕は、前者を書くべきだと思う。

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posted by おおおかとしひこ at 12:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

乱暴なリライト3

更に深く考える。
「人は、途中なんかどうでもいい。
(展開が、矛盾やおかしなところや齟齬がない限り)
スムーズに無理なく流れれば流れるほどそれは忘れてしまい、
頭とケツだけを覚える」

と言えないか。

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posted by おおおかとしひこ at 10:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リライトの方法論2

テーマが確定したら、具体的に話を直す。

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posted by おおおかとしひこ at 02:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リライトの方法論

1. 思い入れをなくしたほどに、昔の作品をやるのがいい。
そうでないと目が曇るからである。それほど、客観性を得ることは難しい。
(書いてから発表までに恐ろしく時間がかかるのは、そのためだ)

2. まずメモを封じる。そして、一気読みをする。

出来のいい所や悪い所があるのは当然だ。
あなたのこれからやることは、これをいいものにすることだ。
この第一印象は、これからリライトする上での基準になる。
ここからは、少なくともよくすること。
メモを禁じたのは、小にとらわれ大を見落とすことを避ける為だ。

リライトも、書くこと同様、大きなことからはじめて細かくへ至るからだ。
まず大きなことから手をつける。テーマからである。

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posted by おおおかとしひこ at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする