2015年04月15日

短い回想の書き方

脚本で短い回想の書き方。
(そういうワード検索でたどり着いた人がいたので)

場所が次々に変わる回想だと、柱ばっかり増えちゃうよね。
こう書くといいよ。

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posted by おおおかとしひこ at 01:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月14日

同調すること4:感情移入

深い同調が感情移入である、という単純な理解でよいか?

感情移入を邪魔する要素から考えよう。

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posted by おおおかとしひこ at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同調すること3:同調、共感、感情移入

同調、共感、感情移入を分けて考えよう。

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同調すること2:見世物小屋と同調

同調こそが物語の愉しみである。

同調と感情移入は微妙に違うが、
それを置いておいても、
同調が上手くいくと物語は成功する。

同調とは、他人の言動を見て、その中に視点を動かすことだと思う。
その人が何を考え、どう感じているか理解しているうちに、
いつの間にかその人の中に入り、
自分の気持ちのように感じることだ。

その部分集合は、
同情、人が飯を食ってたら自分も食いたくなる、
AVを見る行為、踊りを見て踊りたくなること、
歌や音楽を聞いてその気分になること、
などが含まれている。
(CMソングは手軽に同調を起こすテクニック)

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posted by おおおかとしひこ at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画と天気の話

どれくらい天気のことを意識して、
脚本を書いているだろう。

デフォルトは晴れだろう。きっと。
しかし日本の天気はそんなに晴れない。

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posted by おおおかとしひこ at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画と小説の違い:映像で現せないシリーズ

小説では普通に書くけど、映像で現せないシリーズ。
思いつくままに書いてみよう。

この習慣は欠かしたことがない。
あるべき場所にその椅子はなかった。
彼と彼女は別れて半年になる。
その嘘を彼は見破った。
まだ乾いていない。
いつもより多かった。
感触でそれは分かる。
そんなこと、聞いたこともない。
猫のなき方で、彼女には分かったのだ。
彼はゾーンに入った。
偶然の一致に過ぎず、特に意味はない。

これらは、映像だけで示せない。
その言葉(台詞)がないと分からない概念だ。
映像は、小説に比べて不自由だ。
部分集合かも知れない。

逆に小説は、これらの地の文が強力すぎて、
文に溺れて話を見失いがちかも知れない。
(大したことない話を大袈裟に盛れる)
posted by おおおかとしひこ at 00:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月13日

逆に、ハッタリを使おう

僕はハッタリが嫌いだ。
中身がないからだ。
しかしハッタリが通用する時のほうが多い。

それは、ヒキが強いからであり、
中身が良くてもヒキが悪いと見てくれないからであり、
中身の分かる目の肥えた人が多くないからだ。

ハッタリはどうやったら出来るのか、
逆にそこを研究してみよう。

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posted by おおおかとしひこ at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同調すること

なぜ物語は面白いのだろう。
根本的な問いだ。

僕は、「同調するたのしさ」と言ってみよう。


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posted by おおおかとしひこ at 16:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小説と映画の違い:買い物しようと町まで

サザエさんの一節を例に。
「買い物しようと町まで出掛けたら」

これは小説では可能だが、
映画では不可能な表現だ。

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posted by おおおかとしひこ at 13:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月12日

主人公は、何に傷ついているのか

物語とは、傷ついた主人公が、
傷を癒し、再び現実へ返り咲くまでを描くものだ、
とも言える。

あなたの主人公は、何に傷ついているのか。
それをどのように癒し、現実へ返り咲く力を得るのか。

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posted by おおおかとしひこ at 15:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「シュール」は逃げに使われる

本当の意味でシュールを追求してる人は別として、
大抵の未熟な書き手は、
面白いことを書こうとして、
上手く出来なくて、
シュールに逃げて誤魔化すことが多い。

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posted by おおおかとしひこ at 14:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新キャラが出てくると、筆が止まる

序盤を除いて、
途中で新キャラが出てきたら、
途端に筆が止まり、長考に入ってしまうものだ。

これはとてもいい傾向だ。
何も考えずに書いていると筆は途中で止まる。
長考に入るのは、頭の中で準備を始めていることの証拠だ。

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posted by おおおかとしひこ at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月11日

雑談:農学部には、くさかんむりの名字が多い

木偏もか。
つまり、植物関係の名字が多いって話。

元々農家の家で、やはり農業の周辺に興味があるのだろう。
うちの大学の話なので、農大とかはどうか分からない。
山本とかも含むと更に増えそうだ。

名字はランダムではなく、
一族の歴史と関係がある。
明治に創作名字も沢山あったけど。

いや、今登場人物の名字で悩んでて、
農学部の友人がたしかこんなことを言ってたなって思い出して。


人物の名字にそんな歴史的リアルを混ぜこむのは、
リアリティーの構築に幾ばくか役に立つ。
posted by おおおかとしひこ at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

○○の為には、△△の必要がある

中盤の最も多いパターンのひとつだ。

これがハッキリしていることを、
焦点がハッキリしている、ということの定義にしてよいくらいだ。

逆に、
これがハッキリしてないもの、
途中で忘れてしまう(分からなくなってしまう)もの、
そもそもそれだ、と思えないもの(何で?の疑問がつく)は、
焦点がハッキリしていない。

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posted by おおおかとしひこ at 15:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ジャケ買いしたくなるタイトル

キャッチーでジャケ買いしたくなるタイトルは、
それだけで魅力的なものである。

「限りなく透明に近いブルー」
「いつかギラギラする日」
「太陽を盗んだ男」
「欲望という名の電車」
「永遠も半ばを過ぎて」

など、タイトルだけでおっ、となるものは引きが強い。
(中身がどうかまでは、この際問わない。
真ん中の三本の映画は見たけど、太陽を盗んだ男しか良くないです)

こういうタイトルは、どうやって考え出すのだろう。

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posted by おおおかとしひこ at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月10日

せっかくの感情移入をご破算にしないために

せっかく感情移入してても、
どこかで台無しになることがある。

どういう時?

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初心者むけの話:問題と解決と三幕構成

物語を、神の視点から眺めてみよう。

あるストーリーを、その登場人物の視点で眺めたり、
時々神の視点から見てみたりすることは、
あなたの中の物語的な感性を育てる。
結局それはどういうことなのか、という客観的な視点を持ったり、
その人の気持ちにガンはまりすることの、
両方の視座を同時に持っていることが、
書き手には重要だ。

ということで、物凄く遠くから見てみる。


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posted by おおおかとしひこ at 14:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初心者むけの話:何倍も必要

年度が変わったので、初心者むけの話をしています。
ところが、とても本質的なことで、
書く以前のことの話です。

ガチ初心者は、びびるだけかもなあと思いながら書いてますが、
この程度でびびる人は、結局どこかで折れるので、
最初で淘汰してあげたほうが為になるかも。
(才能を育てるのは少数精鋭か、大量採用大量淘汰がいいか、という話)


ある分量の原稿を書くのに、
どれだけ考えてる?

ざっくり、数倍から十倍。

つまり、その原稿には、
考えたことの1/10ぐらいしか採用されていない、という話。

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posted by おおおかとしひこ at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月09日

大岡式トライアングルメソッド

トライアングルメソッド、まとめ版。

まずこのみっつを埋めましょう。
   △大岡式トライアングルメソッド1.pdf

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posted by おおおかとしひこ at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初心者むけの話:人は脱線しやすい生き物だ

シナリオや小説や戯曲などの作劇や、
小論文や本を書くことやスピーチなどは、
何故、かように難しいのか。

一次元につくらなければならないのに、
人の思考はすぐ脱線するからだと、僕は考える。

つまり、人の思考は一次元ではない。

脱線しがちな人の思考(それは作者自身も、観客も)を、
ひとつの一次元に集中させることが、
そもそも難しいのである。

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posted by おおおかとしひこ at 13:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初心者むけの話:自分の作品を客観視できるか?

これはとても難しい問題。
プロでも難しい。
シナリオを書くだけでなく、
オシャレとか、発言とかにも通ずる話。

そもそも、あなたは他人の作品を客観視出来てるか?
自分の、よりも本当はそっちが出来てるかどうか、
なんじゃないか?

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posted by おおおかとしひこ at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初心者むけの話:文字数の話

脚本や小説を書いたことない人は、
文字数が気になるものだ。何文字ぐらいで書けばいいのだろうかと。

日本語の文章は、小学校で習った、原稿用紙が基準だ。
(コンビニとかにあるかな)
脚本の世界も小説の世界も、今はwordなどで入稿しているが、
それでも「原稿用紙○枚相当」を基準にしている。

ということは、原稿用紙に書いてみるのが一番いい。
まずはショートを書いてみて、「原稿用紙の感覚をつかむ」のをオススメする。
車幅感覚をつけるのは、今後大作に挑むのにいい練習だ。

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posted by おおおかとしひこ at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【てんぐニュース】パス制にしました

なんか変なアクセスが増えたので、
しばらくパス制にします。
パスワードはのちほど。
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2015年04月08日

トライアングルシートの活用

このあと、大岡式トライアングルメソッドをまとめた、
シートをアップします。

これを眺めていて、
二方向の代表的なものの基礎になっていることに気づいた。

企画書(または予告編)と、プロットの両輪だ。

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posted by おおおかとしひこ at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「見たことのないビジュアル」は存在するか

よく言われることだ。
見たことのないビジュアルが大事だと。
ビジュアルインパクトが大事だと。
分かりやすく斬新なビジュアルが大事だと。

そんなものがポンポン生まれる?

あるいは、既存のものと既存のものの組み合わせがアイデアだとも言う。
それも本当かなあ。
ただ組み合わせりゃ良いってもんじゃ、ないよね。

ビジュアルの正解の話。

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2015年04月07日

ストーリーの思いつき方(まとめ)

「素晴らしいストーリーに欠かせない3つのもの」
から「ストーリーの思いつきかた4」までの、
一連の議論を図にまとめてみた。

これ、結構分かりやすいので、
「大岡式トライアングルメソッド」と命名。
この名前を明記する限り、自由に使っていいぞ!

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posted by おおおかとしひこ at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

愚者の改訂と賢者の改訂2

愚者の改訂の原因は、
「ものごとをどうやってつくるか」を知らないことそのものにある。

大抵は手遅れで、にも関わらず、
「簡単な所を直すだけで、ものすごく大きく直せることがある」
という魔法があると思い込むことだ。

賢者は、ものごとはどうやってつくられるか知っているから、
その段階で決めるべきことは、
その段階で確定し、練っておく。

賢者の改訂は、先読みをする先手だ。
愚者の改訂は、後だしの手遅れのつじつま合わせだ。


世の中の詰まらない映画やドラマやCMの原因は、
愚者の改訂のせいである、と断言してみる。
posted by おおおかとしひこ at 16:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

構成の話:カードの並び替えから立ち上がってくるもの

先日の第一集〜三集の15話ぶんのリライトで、
構成ごと変えるために、
久しぶりにカードの並び替えをやった。

カードは慣れると頭の中で出来てしまうので、
最近あまり使ってなかったけど、
複雑なもののベストの並び替えを試すには優れた道具だ。

これをやったので思い出したことがある。
「カードに書かれていない要素を見つけることが、
並び替えの真の意義だ」ということだ。

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posted by おおおかとしひこ at 13:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ストーリーの思いつきかた4

初期のトライアングル(ビジュアル、ストーリーの流れ、テーマ)
が練られて、
なおかつ色々なディテールが爆発的に生まれてきて、
小康状態になってきたら、
ログラインを書いてみよう。

ログラインを難しく考える必要はない。
次の形式で書いてみよう。

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デジタルは人を幸せにしない:ふと出会えない

電子書籍の欠点に気づいた。

古本が出回らないことだ。

我々はふと、未知の何かにぶち当たることが、
電子書籍では出来ないのだ。
未知との出会いこそが、本であり知識の本質だ。
古本屋は、その出会い喫茶である。

僕は京都の学生時代から、古本屋にお世話になっている。
あの匂いも雰囲気も大好きだ。

手に取り、自分に意味があるかどうかを考えたり、
何度も手に取るからには気になるのだろうと思ったりする時間が、
電子書籍にはない。
ということは、電子書籍と「出会う」機会は永遠に来なさそうだ。


本当にデジタルは人を幸せにするのか?
人を合理的にするには便利な道具かも知れないが、
人を幸せにするのだろうか?
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2015年04月06日

ストーリーの思いつきかた3

初期トライアングル、すなわち、
ビジュアル、ストーリー、テーマの三つが練られてきたら、
次に何をすべきだろう。

三幕構成?ログライン?
それはまだ早い。
「何故この話に引きつけられるのか」を考えるとよい。

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posted by おおおかとしひこ at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

愚者の改訂と賢者の改訂

何故リライトが失敗しやすいのか。
何故最初は面白かったものが、
改訂を重ねるたびに詰まらなくなって行くのか。
良くすることが目的の筈なのに。

それは、愚者の改訂をしてしまうからだ。

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ストーリーの思いつきかた2

「ストーリーを思いついた」とは、
以下の3つの初期トライアングルが揃っていることを言う。
すなわち、ビジュアル、ストーリー、テーマだ。

もう少し詳しく書くと、以下である。

1 ストーリー(の一場面)を示す、面白いビジュアル
2 問題から解決までの一連のストーリー
3 主人公の結末で暗示される、なにかしらのテーマ


思いつきのレベルから、次の段階へ。
それは、各部を詰めて行くことではなく、
「練る」ことである。

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posted by おおおかとしひこ at 13:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ストーリーの思いつきかた

前記事からの続き。

面白いビジュアル、
面白いストーリー展開、
変化で示す面白いテーマ、

この三つが同時に思いつくこと。
無理なら二つ同時で、残りひとつをひねり出す。
一つだけ思いつくだけでは、面白いストーリーにならない。

どういう形のレベルで思いつくとよいか、
その発展のさせかた。

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素晴らしいストーリーに欠かせない3つのもの

1 面白そうなビジュアル
2 引き込まれて、引きつけ続けられる展開
3 主人公の変化に影響されること

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「やりたいこと」は作劇の害悪だ

何故なら、客観性がないからだ。

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2015年04月05日

何を言うべきか

テーマを決めることが、
実は創作物語をつくる上で、
最も難しいことだと僕は思う。

他が何かの物真似だとしても、
これだけはオリジナルでなければならないからだ。

言われてみれば確かにそうだという、
しかも新鮮なテーマを見つけるのは、
容易ではない。

そこで、トレーニングのやり方を紹介してみたい。

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posted by おおおかとしひこ at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クライマックスのリライト

前記事のつづき。
前半戦のリライトが多いのは、
ケツが確定しているときだ。
しかし、クライマックスを直したくなるリライトもある。

そのケースについて。

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posted by おおおかとしひこ at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前半のリライトが多い理由

何故前半のリライトのほうが、
後半のリライトよりも多いのか。

それは最後まで書くと、ケツが定まるからだ。

そのケツが前半を書いているリアルタイムでは見えてなくて、
ケツに至るための最も適切な前半に、
なっていないからである。

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posted by おおおかとしひこ at 02:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最初の方ほどリライトする

経験則。

一幕なんて全直し。
二幕は半直し。
三幕ちょい直し。

そんな感じ。
どうしてそうなるのだろう。

「てんぐ探偵」第一話のリライトで見てみよう。

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posted by おおおかとしひこ at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【てんぐニュース】第一集〜第三集、リライト完了!

おまたせいたしました。
「てんぐ探偵」、第一集〜第三集リライト終了です。

これで、さらにテーマ性が分かりやすくなったかと思います。

旧原稿は別にカテゴリを分けて置き場をつくります。
(脚本論のリライト資料用に、こっちに引っ越すかも)
第四〜六の固有名詞変更などの細かい直しは、のちのちやります。

一応、主な変更リスト。

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posted by おおおかとしひこ at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月04日

リライトの終わりはいつか

これはとても難しい判断だ。
今のところ僕は以下のような基準にしている。

「試しに直して見ても、
元からよくならない時」である。
それは少なくとも、
現在の自分の実力のマックスだという証拠だ。

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posted by おおおかとしひこ at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人は自分が理解できるストーリーしか理解できない

この仮説を認めるならば、
我々が自分の思うままにストーリーを書いたとしても、
「観客の中にあるストーリーのテンプレ」のほうが強い、
ということになってしまう。

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posted by おおおかとしひこ at 11:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

優れたドキュメンタリー

どういうものが優れたドキュメンタリーについては、
僕は専門家ではないから何とも言えない。

だけど、ストーリー的に優れたドキュメンタリーが、
淡々としたレポートよりも余程面白いということは分かる。
どこまで演出かやらせか、なんて議論が起こるのも、
ドキュメンタリーは本当か、という議論が起こるのも、
ストーリー的な演出がそこに入ることを意味する。

それはつまり、人はものごとを、
「ストーリー的に理解すると気持ちいい」のではないか、
という仮説に至るのだ。

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2015年04月03日

【てんぐニュース】リニューアルに先駆けてビジュアル先行公開!

本文リニューアルはまだですが、
トップ記事だけリニューアルしました!
切り絵方式ニューイラストをいくつか見れるようになってます!
話自体は同じなので、ものすごく新鮮ではないかもですが、
ガワのインパクトはマシマシだぜ!
posted by おおおかとしひこ at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【てんぐニュース】第一集〜三集のリライト、明日完成です

全国三千万の天狗ファンのみなさま、
最近リライトの記事が多かったのは、ずっとリライトしてたからです。
解説はまたやりますが、
発表は今夜ではなく、明日の夜までお待ちください。
posted by おおおかとしひこ at 21:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

限りなく透明に近いブルー2

すいません、春樹じゃなくて龍でした。

おわびに、
言葉による現実の異化だけが文学か?
という話をします。

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posted by おおおかとしひこ at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

物語は、単なるトラブル処理ではない

問題が起こる。
すぐに解決できない、一筋縄ではいかない問題だ。
解決を進めれば進めるほど事態の深刻さ、複雑さが明らかになり、
解決は一旦迷宮入りしたかのように思える。
だが、誰もが気づかなかった糸口に、
主人公だけが気づき、
鮮やかな解決を見る。

終わってみればなんてことないが、
それはまさにコロンブスの卵だ。
その鮮やかな逆転劇とともに、
主人公の名は永遠に刻まれるだろう。

さて、これだけでは映画にならないのだ。
何故だろう。
主人公の人間ドラマがないからである。

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posted by おおおかとしひこ at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

限りなく透明に近いブルー(下ネタ注意)

【「限りなく透明に近いブルー」を精液に置き換えると文学になる】

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朝はアイデアを連れてくる2

必ずしも、朝に本質的なアイデアを思いつくとは限らない。
それが人というアナログな生き物だ。

やべえ、今朝は思いつかなかった、
そういう日もあるのだ。
革命的アイデアを思いつくことを期待して、
予定を組まないように。
それは切り株の前で待ち続けた猟師のような、
愚かなことだ。
posted by おおおかとしひこ at 10:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする