実写風魔からいくつか。
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2015年04月15日
同調すること7:パーツを集めても話にはならない
パーツを集めて流れを作るんじゃない、
流れを作ってパーツをぶら下げるんだ。
お話を書くのが下手な人は、
パーツを集めることが主な仕事だと誤解している。
何か面白そうなものを集め、
それを並べると、一種の流れが出来るのではないかと。
子供の頃やった、宝物集めのような感覚だ。
流れが出来ない(或いは途中で滞る)のは、
集めたパーツが悪いからであり、
パーツの集め方や並べ方が悪かったと考えてしまう。
それは誤りだ。
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流れを作ってパーツをぶら下げるんだ。
お話を書くのが下手な人は、
パーツを集めることが主な仕事だと誤解している。
何か面白そうなものを集め、
それを並べると、一種の流れが出来るのではないかと。
子供の頃やった、宝物集めのような感覚だ。
流れが出来ない(或いは途中で滞る)のは、
集めたパーツが悪いからであり、
パーツの集め方や並べ方が悪かったと考えてしまう。
それは誤りだ。
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同調すること6:リライトと同調
つくづく我々脚本家は大変だ。
事件と解決を考え出し、ストーリーラインを複数絡ませ、
外的問題と内的問題を構築し、新鮮味がある題材でひきつけ、
複数の人格のスムーズな分裂と統合をし、
コンフリクトで面白くし、アイデアをそこかしこにばらまき、
カタルシスで変化を描いてテーマを暗示しなければならない。
それどころか、登場人物に同調もさせなければならない。
大変だ。
まず一発でこれを書くことは出来ないだろう。
だから何度も書き直したり、いじったりしながら、
脚本は完成に導かれるのが普通だ。
しかし、
そのリライトの過程で最も失われるのは、
この同調の感覚だということに、注意しよう。
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事件と解決を考え出し、ストーリーラインを複数絡ませ、
外的問題と内的問題を構築し、新鮮味がある題材でひきつけ、
複数の人格のスムーズな分裂と統合をし、
コンフリクトで面白くし、アイデアをそこかしこにばらまき、
カタルシスで変化を描いてテーマを暗示しなければならない。
それどころか、登場人物に同調もさせなければならない。
大変だ。
まず一発でこれを書くことは出来ないだろう。
だから何度も書き直したり、いじったりしながら、
脚本は完成に導かれるのが普通だ。
しかし、
そのリライトの過程で最も失われるのは、
この同調の感覚だということに、注意しよう。
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同調すること5:完全なる同調の条件
感情移入は、何に同調するのか。
シチュエーション(事件や人間関係)、
その反応や感情、その行動、
全てである。
そしてその結果によって、
次のシチュエーション、反応や感情、行動…
にもである。
この全てに同調しているのが、感情移入である。
没頭的な同調だ。
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シチュエーション(事件や人間関係)、
その反応や感情、その行動、
全てである。
そしてその結果によって、
次のシチュエーション、反応や感情、行動…
にもである。
この全てに同調しているのが、感情移入である。
没頭的な同調だ。
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