2015年07月20日

物語が力を失っているのは

それに割く時間を確保できないほど、
今ネット時代の我々が分割されているからかも知れない。

映画を観ようと思ったら、
影響を受け、余韻に浸ることを考えれば、
半日はいる。
一週間ぐらい、出来ればその物語を反芻したい。

小説ならもっとかも。

そんな風に時間を割り当てられないぐらい、
我々はネットに分割され続けている。
妖怪「分割」。
こいつを倒すのは自分のスマホを捨てるだけじゃだめだ。
南の島に行って、ネットじゃない生活をしばらくしないと。
そうじゃないと、物語を味わうスペース
(人生を味わうスペースかも)が自分のなかに出来ないよ。

書く側は、もっとかな。
書く為のスペースは、味わうスペースより広いし。
ということで休みがもっと欲しい。
皆さんよい夏休みを。
posted by おおおかとしひこ at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テーマとは、「結局○○だ」ということ

CG資料用に「テッド」を見た。
途中まですごくよくて、資料を忘れて夢中で見た。
クライマックス、ちぎれた綿に叫んだ。
しかしラストのつまらなさと言ったら!

第二ターニングポイントの直前、
「あいつは雷を怖がらない男になる」で、
号泣した俺の涙を返せ!

映画はラストで決まる。
それは結局なんだったのか、が決まるからだ。


(以下ネタバレ)

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posted by おおおかとしひこ at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

極論:構成とは、分数のこと

ややこしいことを考えずにズバリと言えば、
構成とは、
何分のブロックで何をするかのリストだ。

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posted by おおおかとしひこ at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小説と映画の違い:五感

前も書いたような気がするけど。

小説は五感が使える。映画は二感だ。

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posted by おおおかとしひこ at 03:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする