2015年07月22日

デジタルは人を幸せにしない:アナログは壊れるからいい

「壊れそうなものばかり集めてしまうよ」は、
名曲「ガラスの十代」だ。

人は、壊れてしまうものを美しいと思う。
命はだから美しいし、永遠の命は醜い。

デジタルは永遠に壊れないことを前提としている。
それはそれで便利だけど、
はたしてデジタルは美しいのか?
デジタル映像は、美しいフィルム映像の代替品としての美しさしかない。
デジタルは、美しくないと思う。

壊れるからこそ、美しい。

それは、デジタルにはない。

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posted by おおおかとしひこ at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

世界観とは、場所と小道具の関係と同じ

小道具と場所の話、つづき。

世界観についての初心者(一般人)の誤解は、
世界観>ドラマになってしまうこと。
ドラマ>世界観なのに。

小道具を使うために場所に移動するように、
描くべきドラマに対して、世界観を利用するだけなのだ。

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posted by おおおかとしひこ at 11:57| Comment(4) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

デッドロックからの脱出

前記事からの続き。

じゃあ葛藤はNGなのか?
そうではない。

葛藤からの脱出がドラマチックであれば、
葛藤もただの障壁のひとつである。

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posted by おおおかとしひこ at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ドラマとは葛藤である」は誤訳だ2:デッドロック

ナンバリングは3とか4とかかも。

「ドラマとは葛藤である」は、誤訳だ。
「ドラマとはconfictである」を誤訳している。
コンフリクトとは他者とのぶつかり合いやバトルを示し、
心のなかであれこれ悩むことを意味しない。

そうでなくとも、
「葛藤」は、デッドロックを意味する。


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posted by おおおかとしひこ at 02:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする