受け手としては何となく感じている、
この説明しがたい感覚の正体は何だろう。
盛り上がりとそうではないところ、
などのような感覚でとらえるのが正解なのか?
そうではないところってどういうことか?
それは詰まらないところなのか?
かつて押井守が、わざと休む所を入れるのだ、
と言っていて成程と思ったが、
それはパト2の夢の島やら浜松町の屋形船あたりの風景に語りが入る、
「退屈なパート」のことを指していて、
それは違うと思った記憶がある。
「北北西に進路を取れ」では有名な、
砂漠の無音部分が続く数分間がある。
これと何が違うのだろう。
僕は、起伏や緩急とは、
観客の緊張感の疎密ではないかと考える。
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2015年09月30日
【日記】ふと、我に帰る
気づいたら2000記事こえてました。
こんなに書いて、まだ新しいこと
(多少は前のを上書きアップデートもしてますが)
が出てくるってどういうことやねん。
習い事ってみんなこんなもんなんでしょうかね。
それとも芸術という、常に新しくならなければならないジャンルだからでしょうかね。
昔は仕事終わりによく飲みに行って、
仕事はこうあるべきだ、なんて話を熱くしたものですが、
他の仕事でもこんなに沢山のことが書けるものでしょうか。
よく分かりませんが、まだまだあなたの知らないことを、
書いていこうかと思います。
ネタ切れにならないのが、脚本の恐ろしいところですな。
それだけ研究書がなく、口伝の多いジャンルなのかも知れませんが。
こんなに書いて、まだ新しいこと
(多少は前のを上書きアップデートもしてますが)
が出てくるってどういうことやねん。
習い事ってみんなこんなもんなんでしょうかね。
それとも芸術という、常に新しくならなければならないジャンルだからでしょうかね。
昔は仕事終わりによく飲みに行って、
仕事はこうあるべきだ、なんて話を熱くしたものですが、
他の仕事でもこんなに沢山のことが書けるものでしょうか。
よく分かりませんが、まだまだあなたの知らないことを、
書いていこうかと思います。
ネタ切れにならないのが、脚本の恐ろしいところですな。
それだけ研究書がなく、口伝の多いジャンルなのかも知れませんが。
2015年09月29日
2015年09月28日
ギャグが書けない
という検索ワードで検索してきた人がいて、驚いた。
そもそも問いが間違っている。
ギャグは書けるように伸びる能力ではない。
これは完全な才能だ。
そもそも普段面白いことが言えない奴は、面白いことは書けない。
面白いことが書ける人は、リアルでも人を笑わせる人だ。
どうしてもギャグが書きたいなら、大阪に住め。漫才師になれ。
十年修行しても、大阪にはつまらない奴もいる。
面白い奴についてゆき、全部真似しろ。
書くのではなく、言えるようにならなければならない。
笑いは、とっさの発想力以外のなにものでもない。
反射神経のようなものだ。
考えて出来るものではない。
そもそも問いが間違っている。
ギャグは書けるように伸びる能力ではない。
これは完全な才能だ。
そもそも普段面白いことが言えない奴は、面白いことは書けない。
面白いことが書ける人は、リアルでも人を笑わせる人だ。
どうしてもギャグが書きたいなら、大阪に住め。漫才師になれ。
十年修行しても、大阪にはつまらない奴もいる。
面白い奴についてゆき、全部真似しろ。
書くのではなく、言えるようにならなければならない。
笑いは、とっさの発想力以外のなにものでもない。
反射神経のようなものだ。
考えて出来るものではない。
クライマックスでは、アイデンティティーが一番揺るがされる
というか、お話のどこでも、主人公のアイデンティティーは揺るがされる。
お前は誰だと常に問われ、俺はこうだと示していく過程が、
物語そのものだ。
それは物語が動き始めるきっかけ(カタリスト)から、
重要な大ターニングポイント、
すなわち第一第二ターニングポイント、ミッドポイントで、
常に問われる。
それ以外にも展開上重要なポイントで、
必ず問われ、何かしらのリアクション(行動)で自分を示さなければならない。
そのなかでもマックスが、クライマックスである。
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お前は誰だと常に問われ、俺はこうだと示していく過程が、
物語そのものだ。
それは物語が動き始めるきっかけ(カタリスト)から、
重要な大ターニングポイント、
すなわち第一第二ターニングポイント、ミッドポイントで、
常に問われる。
それ以外にも展開上重要なポイントで、
必ず問われ、何かしらのリアクション(行動)で自分を示さなければならない。
そのなかでもマックスが、クライマックスである。
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2015年09月27日
【風魔】ブルーレイボックスは出ません
何故なら、HD撮影をしていないからです。
U局ということもあり、納品はSDでした。
HD撮影機材HD編集機材の予算を削ってまで、
安いSD機材でやったのです。
それでもいっぱいいっぱいの安さなのです。
メイキングも同じくで、そこで機材費を削っているのです。
ブルーレイ画質でもない、横もなくて4:3。
面白いか面白くないかは、
規格では決まらないのであります。
削除シーンやNG集などもDVDに入れたかったのですが、
追加予算がなく、出来るはずもなく。
ドラマ版舞台版合わせて、プロモ映像やトレカや写真集や、
脚本やコンテなどコンプリートした、
風魔コンプリートDVD-BOXなら作れるかも知れませんが、
需要あるのかね。
同窓会Vつければ、あるのか?
みんなで東宝さんに要望メールを出せば、動いてくれるかも知れないよ!
(制作プロダクションGEが倒産したので、
資料散逸の可能性は否めませんが)
U局ということもあり、納品はSDでした。
HD撮影機材HD編集機材の予算を削ってまで、
安いSD機材でやったのです。
それでもいっぱいいっぱいの安さなのです。
メイキングも同じくで、そこで機材費を削っているのです。
ブルーレイ画質でもない、横もなくて4:3。
面白いか面白くないかは、
規格では決まらないのであります。
削除シーンやNG集などもDVDに入れたかったのですが、
追加予算がなく、出来るはずもなく。
ドラマ版舞台版合わせて、プロモ映像やトレカや写真集や、
脚本やコンテなどコンプリートした、
風魔コンプリートDVD-BOXなら作れるかも知れませんが、
需要あるのかね。
同窓会Vつければ、あるのか?
みんなで東宝さんに要望メールを出せば、動いてくれるかも知れないよ!
(制作プロダクションGEが倒産したので、
資料散逸の可能性は否めませんが)
松本人志の映画は何故微妙か?
という評論をネットで見た。
全く的はずれだ。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/10635358/
映画的構成になっていないからだ、
というのが主たる理由だと思う。
続きを読む
全く的はずれだ。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/10635358/
映画的構成になっていないからだ、
というのが主たる理由だと思う。
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2015年09月26日
2015年09月25日
自分の原稿を客観的に見て、落ち込む経験
自分の黒歴史ノート、という言い方がある。
中二の頃落書きしていた、
中二病溢れる創作ノートだ。
それを高校生ぐらいになって急に恥ずかしくなり、
封印する。そして二度とやらない。
二度とやる人は、そのうちアマチュア作家になり、
プロになる。プロにならずとも二次創作を続けたりする。
自分の過去作を読んで、猛烈に恥ずかしくなったり、
涙を流すほど詰まらないことにショックを受けた経験はあるだろうか。
これがないと、強くなれない。
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中二の頃落書きしていた、
中二病溢れる創作ノートだ。
それを高校生ぐらいになって急に恥ずかしくなり、
封印する。そして二度とやらない。
二度とやる人は、そのうちアマチュア作家になり、
プロになる。プロにならずとも二次創作を続けたりする。
自分の過去作を読んで、猛烈に恥ずかしくなったり、
涙を流すほど詰まらないことにショックを受けた経験はあるだろうか。
これがないと、強くなれない。
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ぶっ倒れるまで書く経験
精神論かなあ。たぶん違う。
ぶっ倒れるまでただ考えたり、書いたりした経験はどれぐらいあるか?
締め切り前の徹夜とかではなく、
締め切りがないにも関わらず、
とことん考えるだけ考えて、
白紙の前で気絶していたとか、そういう経験だ。
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ぶっ倒れるまでただ考えたり、書いたりした経験はどれぐらいあるか?
締め切り前の徹夜とかではなく、
締め切りがないにも関わらず、
とことん考えるだけ考えて、
白紙の前で気絶していたとか、そういう経験だ。
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バカにつける薬はない
IQの低い人物がある問題を解決するのに、
それはおかしいだろ、成功する訳ないだろ、
という方法をとっているとしよう。
あなたは親切にも注意する。
それでは成功しない。○○の失敗がありうるぞ、と。
しかしそのバカは答える。
完璧に成功するよと。信じてるからと。
そのバカにつける薬はない。
それはそもそも成功しない作戦だと、痛い目にあうまでは分からないだろう。
否、痛い目にあっても、自分のバカさが自覚出来ずに、
ぼくの作戦は完璧だったが、誰かがしくじった、
などと他人のせいにするに違いない。
そのバカとは、たとえば樋口真嗣のことである。
人類の命運を賭けた最終決戦で、
音一つ出してはいけない、一刻も早く急ぐ必要のある現場で、
車のエンジン音を出し、話させ、
あまつさえ夜営させ、叫ばせ、セックスさせ、
訓練された部隊のくせに赤ん坊の声がするとして離隊させて地雷を踏ませる。
そんなバカ作戦が、成功するわけがない。
おいバカ。つける薬探してこい。
これは、実写進撃の巨人だけの現象ではない。
そこらじゅうの映画(日本社会?)で起こる現象だ。
なぜおかしいと気づかないのだろう。
バカほど、客観性がないからだ。
バカほど、主観的感情、主観的世界でしかものを見れないからだ。
客観性というのは、
それを全員がもっているわけではない。
主観的感情と客観的感情を区別するには、
ある程度の頭のよさが必要なのかも知れない。
(偏差値でない頭のよさだとは思うけど)
関西人は、突っ込まれる為にボケる。
ボケとは、常識をわざと外れることである。
それを普段からやっていれば、客観と主観のズレに敏感になるかも知れない。
僕は時々、全く違うボケを自分でかまして自分で突っ込んで、
理性的客観を保つことがある。
バカはそういうことを、考えたこともないと思う。
そういうバカを、どうやって主観の外に連れていったらいいのか、
僕には正解が見つからない。
裸だと恥をかかせても、次は別の所に服を着てなかったりする。
難しい問題である。
バカにつける薬はない。
俺、バカにつける薬をつけなければ、と思わせることが、
バカにつける薬の効能だと考える。トートロジーですな。
バカかバカじゃないかの境目。
知らないことがあったときに、無視するのがバカ。
僕は不勉強だと自覚し、人に聞いたり調べるのがバカじゃない。
それはおかしいだろ、成功する訳ないだろ、
という方法をとっているとしよう。
あなたは親切にも注意する。
それでは成功しない。○○の失敗がありうるぞ、と。
しかしそのバカは答える。
完璧に成功するよと。信じてるからと。
そのバカにつける薬はない。
それはそもそも成功しない作戦だと、痛い目にあうまでは分からないだろう。
否、痛い目にあっても、自分のバカさが自覚出来ずに、
ぼくの作戦は完璧だったが、誰かがしくじった、
などと他人のせいにするに違いない。
そのバカとは、たとえば樋口真嗣のことである。
人類の命運を賭けた最終決戦で、
音一つ出してはいけない、一刻も早く急ぐ必要のある現場で、
車のエンジン音を出し、話させ、
あまつさえ夜営させ、叫ばせ、セックスさせ、
訓練された部隊のくせに赤ん坊の声がするとして離隊させて地雷を踏ませる。
そんなバカ作戦が、成功するわけがない。
おいバカ。つける薬探してこい。
これは、実写進撃の巨人だけの現象ではない。
そこらじゅうの映画(日本社会?)で起こる現象だ。
なぜおかしいと気づかないのだろう。
バカほど、客観性がないからだ。
バカほど、主観的感情、主観的世界でしかものを見れないからだ。
客観性というのは、
それを全員がもっているわけではない。
主観的感情と客観的感情を区別するには、
ある程度の頭のよさが必要なのかも知れない。
(偏差値でない頭のよさだとは思うけど)
関西人は、突っ込まれる為にボケる。
ボケとは、常識をわざと外れることである。
それを普段からやっていれば、客観と主観のズレに敏感になるかも知れない。
僕は時々、全く違うボケを自分でかまして自分で突っ込んで、
理性的客観を保つことがある。
バカはそういうことを、考えたこともないと思う。
そういうバカを、どうやって主観の外に連れていったらいいのか、
僕には正解が見つからない。
裸だと恥をかかせても、次は別の所に服を着てなかったりする。
難しい問題である。
バカにつける薬はない。
俺、バカにつける薬をつけなければ、と思わせることが、
バカにつける薬の効能だと考える。トートロジーですな。
バカかバカじゃないかの境目。
知らないことがあったときに、無視するのがバカ。
僕は不勉強だと自覚し、人に聞いたり調べるのがバカじゃない。
2015年09月24日
主観と客観の差3:変化
僕は昔から小説には馴染みがないので、
よくある、
「主人公が最後一歩踏み出して終わる」形式のエンドが苦手だ。
それは映画でたとえれば第二ターニングポイントで終わるのであって、
これからのクライマックスがないことに等しいからだ。
これは、主観的変化と、客観的変化の差ではないか、
といつも思う。
続きを読む
よくある、
「主人公が最後一歩踏み出して終わる」形式のエンドが苦手だ。
それは映画でたとえれば第二ターニングポイントで終わるのであって、
これからのクライマックスがないことに等しいからだ。
これは、主観的変化と、客観的変化の差ではないか、
といつも思う。
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2015年09月23日
一言で落とせ、しかし一言だけでは落ちない
決め台詞というものがある。
この一言で惚れてまうやろ、となったり、
悪を倒したあとにびしりと決める文句だったり、
大爆笑のコントのあとの、最後の落ちだったり。
それは、その一言を書けば万事うまくいくのか?
その一言がすごい名文句ならいいのか?
そんな名文句をどう書くのか?
そう思ってるのなら、脚本のことを何もわかっちゃいない。
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この一言で惚れてまうやろ、となったり、
悪を倒したあとにびしりと決める文句だったり、
大爆笑のコントのあとの、最後の落ちだったり。
それは、その一言を書けば万事うまくいくのか?
その一言がすごい名文句ならいいのか?
そんな名文句をどう書くのか?
そう思ってるのなら、脚本のことを何もわかっちゃいない。
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魂のない上っ面(セッション批評)
見逃していた作品、ようやく借りて見れました。
上っ面はいいと思うよ。
ラストのだましあいに近い逆転劇も面白かった。
楽譜がない、密告したのはお前だな→
泣いて降板→父親離れ→先手を打つアドリブ
→指揮をしはじめる
→ラストに叫ぶ(口元が隠されていたが、
流れを見る限り、才能を花開かせない最低の言葉、
Good Jobだということは分かる。
最後の試練を与え、更に高みに上ろうとしたのだ)
のやり取りは、ボクサーの殴りあいのようだった。
しかしだ。
ここでもテーマのことが顔を出す。
で、この話のテーマは?
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上っ面はいいと思うよ。
ラストのだましあいに近い逆転劇も面白かった。
楽譜がない、密告したのはお前だな→
泣いて降板→父親離れ→先手を打つアドリブ
→指揮をしはじめる
→ラストに叫ぶ(口元が隠されていたが、
流れを見る限り、才能を花開かせない最低の言葉、
Good Jobだということは分かる。
最後の試練を与え、更に高みに上ろうとしたのだ)
のやり取りは、ボクサーの殴りあいのようだった。
しかしだ。
ここでもテーマのことが顔を出す。
で、この話のテーマは?
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【風魔】そういえば黒獅子を第三勢力にするアイデアだったなあ…
前記事を書いていて、突然思い出したこと。
夜叉を第三勢力に割ることは、壬生が黄金剣を奪って遁走する、
というミッドポイントを決めたときから決まってました。
で、八将軍が、夜叉姫派と壬生派に割れる、
という展開も。
原作に従えば、黒獅子が八将軍筆頭ゆえ、
黒獅子が最もキャラが立つべきだった。
当初はそういう計画でした。
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夜叉を第三勢力に割ることは、壬生が黄金剣を奪って遁走する、
というミッドポイントを決めたときから決まってました。
で、八将軍が、夜叉姫派と壬生派に割れる、
という展開も。
原作に従えば、黒獅子が八将軍筆頭ゆえ、
黒獅子が最もキャラが立つべきだった。
当初はそういう計画でした。
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2015年09月22日
映画と小説の作劇は異なるか?
異なる。
別物だ、という理屈はよく聞くが、
どう別物かを議論したものは、
技法上になってしまい、
物語性そのものに踏み込んでいない。
ということで踏み込んでみる。
両者の差は、技法的には絵で示すか文で示すかの違いだ。
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別物だ、という理屈はよく聞くが、
どう別物かを議論したものは、
技法上になってしまい、
物語性そのものに踏み込んでいない。
ということで踏み込んでみる。
両者の差は、技法的には絵で示すか文で示すかの違いだ。
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2015年09月21日
監督と脚本家と役者とスタッフの責任範囲
よくある質問にまとめて答えてみる。
この演技がダメなのは、脚本?監督?役者?
この台詞がダメなのは、脚本?監督?役者?
この絵がダサダサなのは、役者?監督?カメラマン?
この話が詰まらないのは、脚本?監督?役者?
続きを読む
この演技がダメなのは、脚本?監督?役者?
この台詞がダメなのは、脚本?監督?役者?
この絵がダサダサなのは、役者?監督?カメラマン?
この話が詰まらないのは、脚本?監督?役者?
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進撃の巨人後編、たぶん見ないが糞。
Yahoo!レビューの人、ありがとう。
ネタバレであらすじを書いてくれてる人がいた。
俺の1800円を興行収入に入れてたまるか!
ということで、それを信用する限り、
エレン(幼児性全能感)、シキシマ(中ニ的全能感)の、
二人のメアリースーが暴れるのだそうな。
「サンダ対ガイラ」という噂を聞いていて、
エレンvsシキシマになることはなんとなく察せられたが。
しかしそれがどちらもメアリースーだとは。
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ネタバレであらすじを書いてくれてる人がいた。
俺の1800円を興行収入に入れてたまるか!
ということで、それを信用する限り、
エレン(幼児性全能感)、シキシマ(中ニ的全能感)の、
二人のメアリースーが暴れるのだそうな。
「サンダ対ガイラ」という噂を聞いていて、
エレンvsシキシマになることはなんとなく察せられたが。
しかしそれがどちらもメアリースーだとは。
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シチュエーションを減らすには何が必要か
実践的な話。
制作サイドからすれば、シチュエーションの数は少ないに越したことはない。
セットが10から5になれば、
美術予算は半分になる。
あるいはポジティブに、1セットに倍の金をかける決断もできる。
映画は元々一点豪華主義だ。
あるウリに金をかけて、他は普通、というものだ。
(オールスター映画ぐらいだろう、予算が豊富なのは)
シチュエーション数は、少ないに越したことはない。
しかしただ減らすのは難しい。話が痩せてしまう。
どうすればいいか。
続きを読む
制作サイドからすれば、シチュエーションの数は少ないに越したことはない。
セットが10から5になれば、
美術予算は半分になる。
あるいはポジティブに、1セットに倍の金をかける決断もできる。
映画は元々一点豪華主義だ。
あるウリに金をかけて、他は普通、というものだ。
(オールスター映画ぐらいだろう、予算が豊富なのは)
シチュエーション数は、少ないに越したことはない。
しかしただ減らすのは難しい。話が痩せてしまう。
どうすればいいか。
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2015年09月20日
モジュール脚本論4: 大局的文脈
三幕理論の罪は、
第一幕に「設定」という名前を与えてしまったことだ。
実際には、ある焦点がはじまって、
ターニングポイントで次にうつり、
その繰り返しをしているうちに、
様々な状況が揃ってきて、
第一ターニングポイントが起こるだけのことなのに。
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第一幕に「設定」という名前を与えてしまったことだ。
実際には、ある焦点がはじまって、
ターニングポイントで次にうつり、
その繰り返しをしているうちに、
様々な状況が揃ってきて、
第一ターニングポイントが起こるだけのことなのに。
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モジュール脚本論3: マトリョーシカ構造、大局構造
モジュールを複数まとめてモジュールにできる。
シーン単位のモジュールをまとめて、シークエンスに、
シークエンス単位のモジュールをまとめて、ブロックに、
ブロック単位のモジュールをまとめて、幕に。
(ブロック以外は脚本用語だが、
これにあたる単語がないため、ブロックというワードを使った)
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シーン単位のモジュールをまとめて、シークエンスに、
シークエンス単位のモジュールをまとめて、ブロックに、
ブロック単位のモジュールをまとめて、幕に。
(ブロック以外は脚本用語だが、
これにあたる単語がないため、ブロックというワードを使った)
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2015年09月19日
モジュール脚本論1: モジュールの単位
これまでブロック単位で議論してきたことをまとめると、
なかなかに実践的な話の構造を議論できることが分かってきた。
話の構造はどういうものか?についての理論は、
尺の構成と幕間について定めた三幕構成、
等分の八個の役割について定めたハコガキ、
三幕構成のコメディ特化したブレイクシュナイダービートシート(BS2)、
神話の構成にヒントを得て象徴で行う13ポイント理論、
大岡式トライアングルメソッドなど、
様々なバリエーションがあるが、
巨視的な構造から脚本を俯瞰するものばかりだ。
微視的構造からボトムアップ的に考えるものが、
大岡式モジュール論だ。
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なかなかに実践的な話の構造を議論できることが分かってきた。
話の構造はどういうものか?についての理論は、
尺の構成と幕間について定めた三幕構成、
等分の八個の役割について定めたハコガキ、
三幕構成のコメディ特化したブレイクシュナイダービートシート(BS2)、
神話の構成にヒントを得て象徴で行う13ポイント理論、
大岡式トライアングルメソッドなど、
様々なバリエーションがあるが、
巨視的な構造から脚本を俯瞰するものばかりだ。
微視的構造からボトムアップ的に考えるものが、
大岡式モジュール論だ。
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ブロックには、途中などないかも。
僕はいつも二幕が苦手で、
設定と結末は出来た気になっても、
その間の「展開」って何だよ、
ということがいまだにきちんと分からない。
(このブログでも度々仮説は出している)
しかし、ブロックに分けていく考え方では、
小ブロック単位で考えるならば、
展開という途中の部分など、
存在しないのではないか?
という仮説が現実味を帯びてくる。
続きを読む
設定と結末は出来た気になっても、
その間の「展開」って何だよ、
ということがいまだにきちんと分からない。
(このブログでも度々仮説は出している)
しかし、ブロックに分けていく考え方では、
小ブロック単位で考えるならば、
展開という途中の部分など、
存在しないのではないか?
という仮説が現実味を帯びてくる。
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2015年09月18日
2015年09月17日
2015年09月16日
ブロックの冒頭は、そのブロックの推進力
脚本は入れ子構造になっている、
などと言われる。
全体は一幕二幕三幕で出来ていて、
その中の一幕の中にまた一幕二幕三幕があり、
またその中に…などと説明される。
僕は昔からこれがさっぱり掴めなくて、
ただのイメージだろうと訝っていた。
最近ようやく自分の言葉になった。
結論から言うと、こういった入れ子構造は、間違いだ。
「ブロックの冒頭に、そのブロックの推進力がある」
ということと、
「お話は、いくらでも小さなブロックに分割出来る」
ということが正しい。
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などと言われる。
全体は一幕二幕三幕で出来ていて、
その中の一幕の中にまた一幕二幕三幕があり、
またその中に…などと説明される。
僕は昔からこれがさっぱり掴めなくて、
ただのイメージだろうと訝っていた。
最近ようやく自分の言葉になった。
結論から言うと、こういった入れ子構造は、間違いだ。
「ブロックの冒頭に、そのブロックの推進力がある」
ということと、
「お話は、いくらでも小さなブロックに分割出来る」
ということが正しい。
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2015年09月15日
主観的感動は、客観的か
あなたが何かの作品で、猛烈に感動し、
人生を変えるほどの衝撃を受けたとする。
しかし他の人に言っても、それほどでも、と言われたとする。
逆に誰かが猛烈に感動したというのを見てみても、
いやそれほどでも、と思うこともある。
そのことについてどう考えるべきか。
つまり、感動は主観に過ぎないのか。
続きを読む
人生を変えるほどの衝撃を受けたとする。
しかし他の人に言っても、それほどでも、と言われたとする。
逆に誰かが猛烈に感動したというのを見てみても、
いやそれほどでも、と思うこともある。
そのことについてどう考えるべきか。
つまり、感動は主観に過ぎないのか。
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