2015年09月23日

一言で落とせ、しかし一言だけでは落ちない

決め台詞というものがある。

この一言で惚れてまうやろ、となったり、
悪を倒したあとにびしりと決める文句だったり、
大爆笑のコントのあとの、最後の落ちだったり。

それは、その一言を書けば万事うまくいくのか?
その一言がすごい名文句ならいいのか?
そんな名文句をどう書くのか?

そう思ってるのなら、脚本のことを何もわかっちゃいない。


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posted by おおおかとしひこ at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

魂のない上っ面(セッション批評)

見逃していた作品、ようやく借りて見れました。

上っ面はいいと思うよ。
ラストのだましあいに近い逆転劇も面白かった。
楽譜がない、密告したのはお前だな→
泣いて降板→父親離れ→先手を打つアドリブ
→指揮をしはじめる
→ラストに叫ぶ(口元が隠されていたが、
流れを見る限り、才能を花開かせない最低の言葉、
Good Jobだということは分かる。
最後の試練を与え、更に高みに上ろうとしたのだ)
のやり取りは、ボクサーの殴りあいのようだった。

しかしだ。
ここでもテーマのことが顔を出す。
で、この話のテーマは?

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posted by おおおかとしひこ at 16:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【風魔】そういえば黒獅子を第三勢力にするアイデアだったなあ…

前記事を書いていて、突然思い出したこと。

夜叉を第三勢力に割ることは、壬生が黄金剣を奪って遁走する、
というミッドポイントを決めたときから決まってました。
で、八将軍が、夜叉姫派と壬生派に割れる、
という展開も。

原作に従えば、黒獅子が八将軍筆頭ゆえ、
黒獅子が最もキャラが立つべきだった。
当初はそういう計画でした。

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posted by おおおかとしひこ at 13:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 実写版「風魔の小次郎」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小説と脚本の違い:彫り込みの差

小説を書いてみて、脚本との違いがいくつか分かった。
そのひとつ。

脚本では登場人物の外見を定めない。

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posted by おおおかとしひこ at 13:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする