2015年10月29日

イコン(ワンビジュアル)とは、ログラインである

イコンの話を深めます。

宣伝ビジュアルや、DVDのパッケージ(表紙)は、
本編のイコンであるべきだ。
(時にタイトルカットも。
映画「いけちゃんとぼく」では絵本の表紙を映画的に解釈して撮ったが、
角川の無能宣伝部はそれをイコンにしなかった)

イコンというのは、
要するに一言で、
この映画の内容をなんなのか説明できることである。

それは、機能的にはログラインと同じなのである。

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posted by おおおかとしひこ at 14:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イコンと本編のズレ(進撃の話続き)

進撃の巨人の宣伝ビジュアル責任者に、
かなりの非があると僕は思っている。

漫画やアニメの宣伝ビジュアル、
実写の宣伝ビジュアルでよく見たものが、
立体起動装置をつけた主人公が、
壁の向こうにいる超大型巨人(人体模型みたいな肉のやつ)に、
挑んでいる、というビジュアルだったからだ。

蓋をあけてみれば、
超大型巨人はただのツカミで、
本編はギャグみたいな新橋の巨人との闘いがメインだからである。

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posted by おおおかとしひこ at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

型は使えるのか?

空手の世界でも同じ議論がある。

先生は基本の型を徹底的にやれという。
しかし組手では型の動きは全然出てこないではないか。
型って使えるの?
組手(スパーリング)をガンガンやってればいいじゃん、
型稽古の意味はあるの?と。

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posted by おおおかとしひこ at 11:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする