2015年11月13日

あなたがストーリーをばんばん書けないのは、人生経験が足りないから(かも)

前記事の続き。

つまり、フィクションの物語というものは、
人間とは、社会とは、こういうものである、
こうあるべきではないか、
という真実を戯画化するために、
フィクション(架空)の設定と構造を利用して描くことである。

真実の設定と構造を使うよりも、
真実がより引き立ち、分かりやすい構造にするために、
架空の設定と構造を利用するのが、
フィクションという物語形式である。

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posted by おおおかとしひこ at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

物語は人類に不要か

人は何故物語を見るのか。
よく言われる論は、
「生活必需品ではない」という根拠である。
飯や寝床や服ではない。
エアコンや洗濯機やテレビやネットのような、
準必需品でもない。
筆記用具や紙のような、ないと困るものでもない。

酒や煙草と同様、嗜好品であると。
いわば贅沢品扱いである。

本当にそうだろうか?

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posted by おおおかとしひこ at 12:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする