2015年12月10日

ストーリーは、蒙を啓くのか

蒙(もう。暗いところ)を啓く(ひらく。明るくする)
と書いて啓蒙だ。
ある種のことを書くことは、
どうしたって何かしらの啓蒙になる。
啓蒙は、思想や宗教などの大袈裟なことではない。
ねえ知ってる?と書き出すだけで、
皆の知らない知識の披露だ。それも小さな啓蒙だ。

ついでにここも、
脚本について、恐らく皆が知らないだろうことについて、
あるいは知ってるかも知れないが深く知らないことについて、
啓蒙活動しているようなものだ。

ストーリーは啓蒙か?

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posted by おおおかとしひこ at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

複雑さと、シンプルさと

複雑で分かりにくいのは、意味がない。
だからシンプルにせよ、とよく言われる。

だが、単純なものは詰まらない。
豊かでないシンプルは、ただ物足りないだけである。

理想は、シンプルなのにとても複雑なものが背後にあるものである。

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posted by おおおかとしひこ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする