2016年01月22日

BLの謎がひとつ解けた

裏と表の話。
我々男より、女の方が、
裏と表に通じている。


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posted by おおおかとしひこ at 15:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ストーリーが浮かばない人へ

「ストーリー」「浮かばない」などの検索ワードが、
一日数件いつもある。
みんなよっぽど浮かばないんだろう。
苦し紛れに検索しても意味ないけど、気持ちは分かる。

そういう人は、ストーリーを研究してるのかな。
ボールを投げられない人は、
ボールを投げる様を研究すると思うんだよな。

好きなストーリーを書き出して、部品に分解したりしないのかな。
前記事に書いた文脈という道具は、
いわばそのひとつひとつの部品だよね。
それらを組み合わせてもなおストーリーが浮かばないなら、
そもそもあなたは才能がないから、
苦労して浮かべなくていいと思うんだよな。

あるいは。
書きたいテーマを見つけない限り、
どんなストーリーも成立しない。
どんな事件に出会っても、
どんな設定に出会っても、
どんな人物に出会っても、ストーリーは浮かばないよ。
テーマからストーリーの概略を作ってから、
事件と人物と設定を「捏造する」のだよ。

ストーリーが浮かぶのは、オリジナルのいいテーマありきだ。
テーマを見つけることが、
僕は創作で一番難しいと思う。
テーマに関しては死ぬほど書いてるので、
過去記事を全部検索してください。
posted by おおおかとしひこ at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

創作とは暴力である2

ということで、じゃあそのパンチを確認しよう。

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posted by おおおかとしひこ at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

創作とは、暴力である

レイプといってもいい。

だっていきなり殴って、
引きずり込んで、
号泣させたり大爆笑するなどの、
感情を無理矢理コントロールするんだぜ?
あまつさえ終わったあとには、
思想さえ変えてしまうんだ。

思考様式の転向をも引き起こす、
これが暴力でなくてなんだ。

だから初手で思い切りぶん殴って、
息つく暇も与えずにメロメロにするんだ。
わざと休ませたと思ったらまた激しくするんだ。
そんなに誘いやがって、本当はこうされたかったんだろ?
と言うと、そうです、と言わせなきゃならない。

逃がすな。考えさせるな。考え始めたら、殴れ。
創作は、暴力だ。


上の文章で、「殴る」とは、「非常に魅力的な文脈の場面をつくる」
ということである。


事後ですら、また殴ってください、と、リピーターになるんだ。
自分が心酔する作家のことだ。
(僕は誰だろ。スピルバーグかなあ。でも宇宙戦争あたりから微妙だなあ。
車田先生もそうなんだけど、聖闘士星矢の黄金十二宮までなんだよなあ…)
posted by おおおかとしひこ at 13:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

裏表が真逆の例

前記事と関連して。

一番簡単なのは、
女「ばか。(大好き)」
だ。()内が裏表記。

同じ表を、
完全なる悪口の文脈(小学生レベル)と、
相手を大好きな文脈(大人レベル)の、
真逆のふたつで使える。

げに女は恐ろしい。
常に表裏を使い分けている。
台詞は女脚本家のほうがうまい、
というのはこういうことかもね。
posted by おおおかとしひこ at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リライトが上手くいかないのは、表裏が乱れるから

リライトがどうしても継ぎ接ぎっぽくなったり、
唐突感が拭えなかったり、
無理があったり矛盾したりするのは、
あとあとの都合で、
その前を変えてしまうことが殆どの原因のような気がする。

それをシミュレーションしてみよう。
文章には、表と裏がある。

表は、文字面上の意味で、
裏は、隠された真意だが言外の意味として明らかなもの。

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posted by おおおかとしひこ at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする