2016年01月25日

ストーリーの結節点

さらに続けます。

ストーリーとは、不可逆な変化を追うものである。
キャラクターだけだと、可逆変化を前提としている。
喧嘩しても仲直りが可能だ。

ストーリーとは、可逆だったものが、
不可逆になってしまった以上、
これからどうするかを追うものである。
(だから死ぬというのはよく使われる)

ストーリーの骨格における結節点は、
だから、物事が不可逆になってしまった部分を基準にとるとよい。

逆に言うと、
あなたのストーリーが全て可逆変化しか扱っていないのだとしたら、
それはストーリーでもなんでもない。


死を使うのは、不可逆変化ネタとしてポピュラーである以上、
それ以外で不可逆変化を作っていくと面白いだろう。
もとに戻らない、人や人間関係や環境の変化(自ら/強いられて/やむなく)
などに気をつけて、ストーリーを組んでいこう。
posted by おおおかとしひこ at 15:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キャラクターか、ストーリーか

一連の二次創作の作り方の議論は、
元をただせばここにたどり着く。

我々は何に夢中になるのか?
キャラクターか、ストーリーか?
ということに。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

感情より、思考が遅れる

リライト論。

一気読みをしよう。
メモを取らず一気読みして、全体の「感じ」をつかもう。
あそこはもっと掘るべき、削るべき、
といったことは、全体の感じからしか、分からない。

そしてさらに大事なこと。
感想書きと分析をしよう。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

むしろ、二次創作は一次創作の敵なのだ

更に続き。
敵に回すつもりはない。
仲良く共存するべきだとは思う。

敵だと思え、というのは、
我々が一次創作をするとき、
頭のなかに二次創作の方法論を忍ばせてはならない、
ということである。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 12:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする