時々書いてる映画批評、まとめます。
ここは脚本を論じる場なので、主に脚本、ストーリーについての批評です。
ストーリーがこの世に存在する意味、つまり作品論も時々言ってます。
大体ムカついたダメ映画を、理論的に批判していることが多いですねえ。
その時々書いてる脚本論にひっかけてが多いので、
当該記事の日付の前後に、関連記事がある可能性あり。
しょっちゅう出てくる「ロッキー」「ルパン三世/カリオストロの城」、
自作「風魔の小次郎」「いけちゃんとぼく」については個別記事を検索のこと。
ムカついた奴ほど長いです。
様々な角度から問題点、批判点が見えるからです。
名作とは、どの角度から見ても素晴らしいものをいいます。
逆に名作は、「研究」と銘打って深い部分に潜ってます。
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2016年02月29日
大局的勝利は、局地的勝利の末にある
一発逆転を目指す奴ほど、
大局的勝利を経験したことがない。
局地的勝利を重ねて、地道に勝利半ば、
という経験も積んでいない。
だが局地的勝利をただ積算しても、
大局的勝利は訪れない。
リーチ目が沢山揃ったときに、
何かが化けないと、大局的勝利にならない。
その発明や発見や偶然は、
局地的勝利の積み重ねが必要条件で、
局地的勝利ゼロの所にはいきなり訪れない。
世の中の真実でもあるし、物語の中にもよく出てくることだ。
大局的勝利を経験したことがない。
局地的勝利を重ねて、地道に勝利半ば、
という経験も積んでいない。
だが局地的勝利をただ積算しても、
大局的勝利は訪れない。
リーチ目が沢山揃ったときに、
何かが化けないと、大局的勝利にならない。
その発明や発見や偶然は、
局地的勝利の積み重ねが必要条件で、
局地的勝利ゼロの所にはいきなり訪れない。
世の中の真実でもあるし、物語の中にもよく出てくることだ。
書かない脚本家、小説家
どうして、「脚本家や小説家を(ひそかに)目指してます」という奴に限って、
かなりの確率で、一本も完成したものがないのだろう?
先日この話をしていて、
「一本も書いてないと、無限に可能性があると思えるから
(もし最初の一本が駄作だと、プライドが傷つくから)」
という話になった。
童貞が、童貞を捨てるのは初恋のスーパー美人、
と思い詰めて、こじらせているのと同じであると。
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かなりの確率で、一本も完成したものがないのだろう?
先日この話をしていて、
「一本も書いてないと、無限に可能性があると思えるから
(もし最初の一本が駄作だと、プライドが傷つくから)」
という話になった。
童貞が、童貞を捨てるのは初恋のスーパー美人、
と思い詰めて、こじらせているのと同じであると。
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2016年02月28日
他人に見せよう
経験則。
必ず「目の前で、他人にみてもらう」こと。
相手の視線から、今どこを読んでるか推測し、
どういうリアクションをしているか観察すること。
受けてるのか、受けてないかは、顔をみればわかる。
ネットで発表するとこれが出来ない。
一人でも二人でもいい。リアルに見てもらうことだ。
あと、何故だか、
「一人の時は気づかなかったのに、
他人に晒した瞬間に気づくミスや破綻」というものが、
必ず見つかる。
胃や心臓が痛くなる。
他人の目を意識するって大事だぜ。
必ず「目の前で、他人にみてもらう」こと。
相手の視線から、今どこを読んでるか推測し、
どういうリアクションをしているか観察すること。
受けてるのか、受けてないかは、顔をみればわかる。
ネットで発表するとこれが出来ない。
一人でも二人でもいい。リアルに見てもらうことだ。
あと、何故だか、
「一人の時は気づかなかったのに、
他人に晒した瞬間に気づくミスや破綻」というものが、
必ず見つかる。
胃や心臓が痛くなる。
他人の目を意識するって大事だぜ。
大雑把な構成を共有しよう
とかくプロの世界は共同作業だ。
「こういう感じのものを作ってくれ」というのは、
大抵イメージのかけらもない曖昧な注文であり、
いざ作ってみると「イメージと違う」と言われて、
組み上げたパズルを全解体しなければならない羽目に陥る。
それは、間に入る人の問題ではない。
注文する側の問題を、注文主自身や、
チームが分かっていないことに起因する。
そう断言する。
ということで、出来うるなら、
注文の場で、大まかな構成を示して、
その時点でOKを取っておくのが賢いやり方である。
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「こういう感じのものを作ってくれ」というのは、
大抵イメージのかけらもない曖昧な注文であり、
いざ作ってみると「イメージと違う」と言われて、
組み上げたパズルを全解体しなければならない羽目に陥る。
それは、間に入る人の問題ではない。
注文する側の問題を、注文主自身や、
チームが分かっていないことに起因する。
そう断言する。
ということで、出来うるなら、
注文の場で、大まかな構成を示して、
その時点でOKを取っておくのが賢いやり方である。
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出落ちは、物語ではない
前記事で、「受信寮の人々」を酷評した。
あれは、○話、と銘打って置きながら、
一本もストーリーになっていない。
何故だろう?
出落ちだからである。
出落ちは、物語ではない。
つまり、ストーリーとは何か?を究明しようとしている、
我々にとって、最もどうでもいいもののひとつである。
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あれは、○話、と銘打って置きながら、
一本もストーリーになっていない。
何故だろう?
出落ちだからである。
出落ちは、物語ではない。
つまり、ストーリーとは何か?を究明しようとしている、
我々にとって、最もどうでもいいもののひとつである。
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プロの現場から2:トーン&マナー
この企画を考える上で、
広告主のトーン&マナーというものがある。
それを外して持っていっても、
うちのカラー分かってます?と跳ねられるに決まっている。
一応、今回の広告主のトーン&マナーを書いておく。
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広告主のトーン&マナーというものがある。
それを外して持っていっても、
うちのカラー分かってます?と跳ねられるに決まっている。
一応、今回の広告主のトーン&マナーを書いておく。
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2016年02月27日
2016年02月26日
で、再びオデッセイ批判
これまでの議論の総合。
つまり、人は、内面を晒す勇気とその動機を、見に来る。
そのオープンハートを見に来る。
それが映画である。
「オデッセイ」などという閉じた心の、
カタカナタイトルをつけた馬鹿は、
何も分かってない、無知もいいところだ。
映画のえの字も、今後言ってはならない。
つまり、人は、内面を晒す勇気とその動機を、見に来る。
そのオープンハートを見に来る。
それが映画である。
「オデッセイ」などという閉じた心の、
カタカナタイトルをつけた馬鹿は、
何も分かってない、無知もいいところだ。
映画のえの字も、今後言ってはならない。
半脱ぎ
普段僕が下ネタを言うのは、人間の本質に迫るからである。
決して下ネタ好きだからではない。
人間の本質が好きなだけである。
人間はエロスとタナトスとリビドーと…まあどうでもいいや。
半脱ぎは、みんな好きだろう。
正確に言うと「異性の」半脱ぎね。
パンチラとか腹チラとか、眼鏡を取った瞬間とか、
ヘルメットや手袋や鎧を取った瞬間とか。
勿論ライダースーツのジッパーを開ける瞬間も。
靴やブーツを脱いで裸足を出した瞬間も。
気を抜いてる瞬間、オフショットが好きなのも、この一種だろう。
美人のすっぴんも俺大好き。
今作ってる作品は、普段前髪が印象的な娘を、
わざとデコだしにした。これも半脱ぎの範疇だろう。
つんくの前髪理論(過去記事参照)を思い出してのことだ。
さて、半脱ぎはビジュアルの話だが、
これは人間の本質に関係がある。
「心の半脱ぎ」の話に関係すると、それは脚本のことになる。
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決して下ネタ好きだからではない。
人間の本質が好きなだけである。
人間はエロスとタナトスとリビドーと…まあどうでもいいや。
半脱ぎは、みんな好きだろう。
正確に言うと「異性の」半脱ぎね。
パンチラとか腹チラとか、眼鏡を取った瞬間とか、
ヘルメットや手袋や鎧を取った瞬間とか。
勿論ライダースーツのジッパーを開ける瞬間も。
靴やブーツを脱いで裸足を出した瞬間も。
気を抜いてる瞬間、オフショットが好きなのも、この一種だろう。
美人のすっぴんも俺大好き。
今作ってる作品は、普段前髪が印象的な娘を、
わざとデコだしにした。これも半脱ぎの範疇だろう。
つんくの前髪理論(過去記事参照)を思い出してのことだ。
さて、半脱ぎはビジュアルの話だが、
これは人間の本質に関係がある。
「心の半脱ぎ」の話に関係すると、それは脚本のことになる。
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2016年02月25日
【風魔】アレグラ、紫炎に戻った?
良かった良かった。(なにが)
紫のヅラが似合う日本人は、
大野くんか丸山しかいないぜ。
まさか紫のヅラの人が、ここまで語り草になるとはねえ。
紫のヅラが似合う日本人は、
大野くんか丸山しかいないぜ。
まさか紫のヅラの人が、ここまで語り草になるとはねえ。
2016年02月24日
分かりにくいタイトルをつける奴
これまでのカタカナタイトル議論も含む。
これを一言で示す言葉を思い出した。
カタカナ邦題、分かりにくいタイトルをつける奴は、
ブラフなのだ。
あなたは、
ブラフをかまして騙したり、見抜かれて落胆される人生を歩むのか?
誠実に中身のあるものを作り、小さいながらも充実したものを作るのか?
選べ。
僕は前者を、やり逃げする連中を、叩き殺したい。
(小説の名訳には翻訳者の技量が左右するというのに、
洋画の邦題が左右しないわけないよね?)
これを一言で示す言葉を思い出した。
カタカナ邦題、分かりにくいタイトルをつける奴は、
ブラフなのだ。
あなたは、
ブラフをかまして騙したり、見抜かれて落胆される人生を歩むのか?
誠実に中身のあるものを作り、小さいながらも充実したものを作るのか?
選べ。
僕は前者を、やり逃げする連中を、叩き殺したい。
(小説の名訳には翻訳者の技量が左右するというのに、
洋画の邦題が左右しないわけないよね?)
2016年02月23日
熱意は、体力を食いつぶして燃える
今週の「特撮ガガガ」(ビッグコミックスピリッツ)の、
この言葉を読んで何故だか泣いてしまった。
みんな無理するなよ。
体力をつけて、うまい飯食って寝ろ。
ゴールは死ぬまでだ。
それでも、何と命を引き換えにするかは、自分で選んでいい。
この言葉を読んで何故だか泣いてしまった。
みんな無理するなよ。
体力をつけて、うまい飯食って寝ろ。
ゴールは死ぬまでだ。
それでも、何と命を引き換えにするかは、自分で選んでいい。
カタカナタイトルをつける奴の心理
たとえば「THX-1138」。
(ジョージルーカスの卒業製作のSF短編。
コンピューターの管理社会からの脱出劇。
音響システムTHXはここからの命名)
たとえば「es」。
どうして、タイトルから内容を想像しづらいものをわざわざつけるのか?
それは、自信がないからだ。
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(ジョージルーカスの卒業製作のSF短編。
コンピューターの管理社会からの脱出劇。
音響システムTHXはここからの命名)
たとえば「es」。
どうして、タイトルから内容を想像しづらいものをわざわざつけるのか?
それは、自信がないからだ。
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カタカナ邦題を批判する
最近の洋画にいまひとつ食指が動かないのは、
邦題がダメ過ぎることも大きいような気がする。
昔浜村淳が映画コーナーの中で、
同じ批判をしていた。
「全部カタカナやと意味わからんから、行かへんで」ってね。
「全部カタカナやとおしゃれやわー言うてるアホは、
どうせ中身も見てないから、あとで口コミにもならん」とも。
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邦題がダメ過ぎることも大きいような気がする。
昔浜村淳が映画コーナーの中で、
同じ批判をしていた。
「全部カタカナやと意味わからんから、行かへんで」ってね。
「全部カタカナやとおしゃれやわー言うてるアホは、
どうせ中身も見てないから、あとで口コミにもならん」とも。
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2016年02月22日
2016年02月21日
2016年02月19日
タイトル詐欺(オデッセイ批評)
ホメロスの漂泊としての叙事詩に重ねた、
オデッセイというタイトルが果たして適切だったか?
火星のサバイバルが面白くなかった。
ドラマ(人と人のコンフリクト)は地球側にあるのだから、
タイトルは、
「火星救出作戦」が適切だったのではないか?
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オデッセイというタイトルが果たして適切だったか?
火星のサバイバルが面白くなかった。
ドラマ(人と人のコンフリクト)は地球側にあるのだから、
タイトルは、
「火星救出作戦」が適切だったのではないか?
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2016年02月18日
2016年02月17日
【日記】サーフェス3充電出来ない問題
小説家、脚本家でワード使う人は、
縦使いサーフェス3に、
USBキーボード(家使い)か
Bluetoothキーボード(外使い)、
というのが現在の僕のオススメだ。(過去記事参照)
で、サーフェス3が時々充電されない問題がある。
色々調べて情報共有。
(マイクロソフトの対応ページがスマホで文字化けする問題を、
誰か解決してくれ!)
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縦使いサーフェス3に、
USBキーボード(家使い)か
Bluetoothキーボード(外使い)、
というのが現在の僕のオススメだ。(過去記事参照)
で、サーフェス3が時々充電されない問題がある。
色々調べて情報共有。
(マイクロソフトの対応ページがスマホで文字化けする問題を、
誰か解決してくれ!)
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ストーリーのテンプレ
そういうのが存在すると、夢想する時期もあった。
「ヒットした物語には、深層構造がある」とか、
「ヒットする物語の構造を利用して、
あとはちょっと改造すれば名作をつくれる」とか、
そういうのに憧れた時期もあった。
だがね。
それで出来るのは、模倣作だけだぜ。
既視感のあるやつしか出来ないぜ。
ハリウッドには、「プロデューサー」なるストーリー制作支援ソフトがあって、
ストーリーのテンプレをくれるのだそうだ。
そんなんで作った話が、面白いわけないやんけ。
大きく外してない、マニュアル男のデートコースと一緒やで。
ほんまにおもろいのは、
「見たことのない、全く新しい、これまでにない考え方のもの」やぞ!
「大外しするかも知れないハラハラから、大成功へ大逆転するもの」やぞ!
初心者のうちは、作劇を学ぶのにテンプレを学ぶのは悪くない。
だがテンプレで出来るのは、テンプレに似たものだけ。
それをなんという?
イミテイティブ。クリエイティブの反対の名。
「ヒットした物語には、深層構造がある」とか、
「ヒットする物語の構造を利用して、
あとはちょっと改造すれば名作をつくれる」とか、
そういうのに憧れた時期もあった。
だがね。
それで出来るのは、模倣作だけだぜ。
既視感のあるやつしか出来ないぜ。
ハリウッドには、「プロデューサー」なるストーリー制作支援ソフトがあって、
ストーリーのテンプレをくれるのだそうだ。
そんなんで作った話が、面白いわけないやんけ。
大きく外してない、マニュアル男のデートコースと一緒やで。
ほんまにおもろいのは、
「見たことのない、全く新しい、これまでにない考え方のもの」やぞ!
「大外しするかも知れないハラハラから、大成功へ大逆転するもの」やぞ!
初心者のうちは、作劇を学ぶのにテンプレを学ぶのは悪くない。
だがテンプレで出来るのは、テンプレに似たものだけ。
それをなんという?
イミテイティブ。クリエイティブの反対の名。
2016年02月16日
2016年02月15日
映画と小説の違い:思索
今特別そういう小説を読んでいるからかも知れないが。
小説は思索を書ける。
映画は思索を書けない。
思索の結果としての行動や主張することは書けるが、思索の過程は書けない。
逆に、
小説は行動を説明(描写)しなければならないが、
映画は行動を見れば一発で分かる。
小説では「やつは何をした?」はOKだが、
映画ではしたことは見たまんまだ。
つまり。
小説では目を奪われている。
映画では思索を奪われている。
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小説は思索を書ける。
映画は思索を書けない。
思索の結果としての行動や主張することは書けるが、思索の過程は書けない。
逆に、
小説は行動を説明(描写)しなければならないが、
映画は行動を見れば一発で分かる。
小説では「やつは何をした?」はOKだが、
映画ではしたことは見たまんまだ。
つまり。
小説では目を奪われている。
映画では思索を奪われている。
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