2016年03月01日

デジタルは人を幸せにしない:HD化の意味はなかった

久しぶりに全てに神経を集中するような作品を作って、
やはりHD(1920x1080)はCMやドラマには不要だと実感した。

情報量が多すぎる気がする。
フルピクセルフルフレーム見てられない。

ハーフHD(1280x720)ぐらいが適切かなあ。
僕はいまだにSD(720x540)ぐらいでいいと思っている。
横長にするなら、ワイドSD(960x540)でいいんじゃねえの?
ちなみに世界の広告賞は、640x320で審査してるぜ?

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posted by おおおかとしひこ at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プロの現場から6:台詞劇には、何が必要か?

うちの後輩の駆け出し監督に、
同じ企画コンテから演出コンテを切らせてみた。

何が未熟で、何が未熟でないか、これで明らかになる。

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posted by おおおかとしひこ at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プロの現場から5:制作途中に起こったこと

さて、この一連のことは、
公共放送だから公開できることだ。
一企業なら、コンプライアンスやらなんやらで、
公開が躊躇われる。
だけど公共の名において、透明性を確保すべきだと僕は思う。
あらぬ悪口を書いている訳ではなく、
どういうことが映像作りにおいて起こるのか、
ストーリーはどう作ればいいのか、
後進の為の勉強の材料を提供しているつもりだ。

放送文化に親しんでもらう、という美名がNHKにはある。
これを読んだ人が、ストーリー作りを目指してもらえるなら、
僕らも本望というものだ。

ということで続き。

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posted by おおおかとしひこ at 19:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プロの現場から4:演出コンテ

ん?OAは始まっても、サイトなどの反映はまだかも。
長州先生がサイトで暴れているようだ。
まあいずれ皆さんの目に触れるだろう。


企画コンテから、演出コンテへ。
企画コンテとは、
あくまで沢山ある話をプレゼンするときの便宜的なものである。
だから、大きくはこんな話、という漫画だ。
演出コンテは、その話を、カメラで撮影し、編集して、
一本のフィルムに仕上げる為の設計図である。

公開してみよう。

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posted by おおおかとしひこ at 14:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

失敗する時間

物語とは、目的の実現の過程だ。

最終的に実現すればハッピーエンド、
実現しなければバッドエンドである。

ハッピーエンドパターンをとりあえず考えよう。
さて、それは成功ばかりのサクセスロードだろうか?

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posted by おおおかとしひこ at 12:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

建設とは、破壊である

建設は、維持ではない。
破壊しない限り建設は出来ない。

建設的な意見は、現状維持を目的としない。
旧来を破壊する、新しい価値観を提示することを言う。
それを破壊してまで作る価値を示すのが、
建設的ということだ。

建設したことで、旧来のいいところは消える。
そうしてしまってもいいときだけ、建設的であればよい。

我々はクリエイターであり、メンテナンサーではない。
我々はクリエイターであり、サクセサー(継承者)でもない。
我々はクリエイターであり、イミテイターでもない。
我々はクリエイターであり、リニューアラーである。
我々はクリエイターであり、すなわちデストラクターである。

ものをつくるということは、そういうことである。
つくるからには、その現象がついてまわる。
posted by おおおかとしひこ at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プロの現場から3:企画

本日3/1からNHK総合、教育、BSにてオンエア。
「娘の出て行った部屋」編です。作演出、おれ。
(微妙にモデルプレスとYahoo!ニュースで先程ネタバレした模様…)

ブレイク前夜の葵わかなちゃんに、
ドラマ「マネーの天使」撮影の合間を縫って出演してもらいました。
mineoの魔法使い役でばんばん出ておりますね。
自然でいい芝居だった。色々自分で考えて芝居を作っているのが、とてもいい。
何年かしたら、まじで朝ドラまで行っちゃいそうな勢いと、
実力のある女優です。17歳なのに。
母親役は山像かおりさん。素敵な役者でした。

役者に会った自慢はおいといて(笑)、
脚本論に戻りましょう。2のつづき。

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posted by おおおかとしひこ at 01:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする