2016年03月09日

良い物語と駄目な物語の差異

2ちゃんの歴史スレを見ていて突然思い出した。
僕が理系に進んだネガティブな理由に、
社会の暗記が苦手だという致命的欠点があったこと。

うちの高校の日本史教科書は、
(専門家には評価が高いらしい)山川の日本史だったのだが、
社会科劣等生の僕には全く意味不明だった。
あとから思えば専門性が高く初見殺しすぎた
(僕は中学社会科で既に脱落者だったので)のだが、
僕は山川の日本史を「物語のように読もうとして」、
何一つ上手く行かなかったのだと今では考えている。

つまり、
良い物語と駄目な物語の差異を、
ここから学ぶことが可能だ。

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posted by おおおかとしひこ at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いまだに馴染めない

写真家って、トリミングが常識じゃないですか。
一枚OKテイク決めたら、そこから何種類もトリミング違いをつくったり。
気持ち悪くないのかね。
我々ムービー出身は、アングル決めたら、
それ以外ないところまで詰めるんだけど。

一連の文章の一部だけ引用されて、
それが俺の意見にされるみたいな気持ち悪さがあります。

写真撮影ってのはその後の現像含めて、
素材集めぐらいの感覚なのかねえ。
posted by おおおかとしひこ at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

良文と悪文

最高の文
>
意味が伝わり、なおかつ誤解がない文
>
美しく、味わいがある文
>
リズムがよく、技巧を凝らしている文
>
技巧が表面から意識できないほど練られた最高の文(一番上へ昇格)

ではないかな。
最高の文の次善は、
どんなに悪文でも、意味が伝わり誤解のない文だ。
論旨が明確であることが第一優先である。

そこから技巧が入るたびに悪文になってゆく。
その技巧が表面から意識できないほどこなれた時、
ようやく次善より上回る。
下手の練りは、百害あって一利なし。

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posted by おおおかとしひこ at 12:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ふつう」を捨ててみる

登場人物全員のあるステータスから、
「ふつう」を捨ててみる訓練。

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posted by おおおかとしひこ at 03:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

作風と作家が同じ個性って思ってる馬鹿はいないよな?

面白い作品連発してる人は、
普段暗いとか、昔辛い目にあったとか、
現在欠損がある人が多い。

優しい作品連発してる人は、
サディストとかブラックな人が多い。

ブラックな作品連発してる人は、
優しかったりぬるかったりする。
正義を主張する人は、極悪人だ。

作風と人柄は大抵逆である。
「今ないもの」を作るのが芸術だからだ。
現実と逆方向に行くから、突き抜けられると思うよ。
それはあなたのことだけではなく、世間の作家すべてだ。

自分と似た作品を作ってる奴なんて、なんにも面白くないぜ。
posted by おおおかとしひこ at 02:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

目的への感情移入2

キャラへの感情移入ではない。
中の人への感情移入でもない。
シチュエーションの感情移入でもない。

目的への感情移入ということはどういうことか。
「その目的が実現するかどうか、
(これから語られることに)興味を持つ」ということである。

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posted by おおおかとしひこ at 02:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする