2016年04月26日

冒頭と落ちの構造

これまでに何度か議論しているが、
落ちというものは冒頭と関係することで初めて成立する。

冒頭と係り結んで落ちになるのが、いい落ちだ。
切れてない落ちは、途中の何かと係り結んで落ちになってしまい、中途半端に終わる。
(たとえば、落語の「まんじゅう怖い」の落ち、
「今度は濃いお茶が怖い」は、
冒頭の「世の中に怖いものなどないと嘯く男」と関係しているから成立している。
「あれは嘘だろ」と皆が思うところから話がスタートするからである。
逆に、落ちに関係する別の冒頭をつくることも出来る。
たとえば、「これは静岡の話であり、
新茶は庶民には手が出にくい高価なものである」と冒頭に一行あれば、
「今度は新茶が怖い」と落とせるだろう。
勿論、この両バージョンではテーマは同一ではない)


さて、この冒頭-落ち構造は、小ブロックでも機能する。

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過去にすがる話は現在が弱い

ファイアパンチ第二話。

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【風魔】実写版「風魔の小次郎」予告編ディレクターズカット

風魔クラスタ用に、こっちのカテゴリにも同じものを置いときます。

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posted by おおおかとしひこ at 10:54| Comment(3) | TrackBack(0) | 実写版「風魔の小次郎」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする