2016年05月15日

脚本軽視の流れを分析してみる2

どんなジャンルでも、
ヘビーユーザーとライトユーザーがいる。

映画でいえばシネフィル、週一映画あたりと、
正月だけとかテレビでたまに、の違いだ。
生涯本数も、数万本と、数百本ぐらいの開きはあるだろう。

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posted by おおおかとしひこ at 15:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

脚本軽視の流れを分析してみる

時々見る「ストーリーの書き方bot」というツイッターに、
こういうのが引用されていた。

多くの人は、自分が客の立場であれば買わないものを、
作り手・売り手の立場に立ったときには「売れそう」と思ってしまう。
(山納洋)
出典: カフェという場のつくり方: 自分らしい起業のススメ


つまり、
受け手としての感性を生かせていないから、
という原因があるかもだ。

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posted by おおおかとしひこ at 14:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月14日

危機にざわざわさせる

人は、見たこともない危機に、緊張する。

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posted by おおおかとしひこ at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リライトは、直しではなくもう一度頭から書くこと

というのが理想だと僕は考える。

ちょっと部分を直したら、
他のところに齟齬や無理が出る。
そこを直したらまた別のところに…というループが生まれ、
歪みの歪みの歪みが…存在する、
まっすぐな話ではなくなってしまう。

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posted by おおおかとしひこ at 14:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月13日

監督と演出の違い

という検索ワードで来た人がいたので、
解説してみよう。

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posted by おおおかとしひこ at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

冒頭のインパクトを、禁止してみよう

冒頭からガツンと言って、
そのままノリノリで引っ張って。

それは理想に過ぎない。
ファイアパンチのように失速すると、目も当てられない失敗になる。
(もっと失敗は、くそ実写ガッチャマンの記録的失速だ)

その変化球を覚える前に、
普通の直球を覚えよう。

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posted by おおおかとしひこ at 02:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月11日

ショートストーリーの思いつき方2

前記事のようなことを繰り返していると、
プロット未満の、ストーリーの形をしているがまだ完全体になっていないものが、
いくつか出てくる。

これらを育てていくのである。


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posted by おおおかとしひこ at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ショートストーリーの思いつき方

今沢山短編を書いていて、
その方法論を列挙してみる。
参考になるかも知れない。

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posted by おおおかとしひこ at 19:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人の動機の6種類

人が何かをするとき、
それには動機がある。

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2016年05月10日

上手い人と下手な人の差は何か?

たったひとつだけだと思う。
「自分が下手だと気づく人」が、上手い人。
「自分が下手だと気づかない人」が、下手な人。

音痴を考えればわかること。

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表面的な面白さ(ファイアパンチ1-4話批評2)

じゃあ何故第一話は「面白い」「凄い」と言われるのか。

面白いってなんだろう。

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posted by おおおかとしひこ at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

物語をはじめることの難しさ(ファイアパンチ1-4話批評)

静観していたファイアパンチ4話までで、
批評の楔を打っておく。
案の定、失速か。

物語を上手く滑らせはじめることの難しさを、痛感する。
何故上手くいかなかったのだろう。
僕は失敗は第一話にあると考える。

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posted by おおおかとしひこ at 01:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月09日

カット割の三基本

相変わらずカット割についての検索が多いので、
いっちょ次の基本の話を。

カット割には大きく三種類あり、
それぞれの原理はまるで違う。

1. 芝居のカット割
2. アクションのカット割
3. ストーリー構造のカット割
だ。

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posted by おおおかとしひこ at 13:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月08日

出来ないことをやっても、ぶっ壊れるだけだ

「ヤンキー君とメガネちゃん」という漫画がある。
連載開始当初、たいして面白くもないラブコメだと、
10話も読まずに切った記憶がある。

ネットのどこかで、
ひどい最終回+伏線ぶん投げ漫画の例で出てきたので、
気になってラストまで読んでみた。
あのたかがコメディに、何があったのだろうかと。

(以下ネタバレ)

ヒロイン失踪か。
幻魔大戦と、多分同じ病だ。
つまり、出来もしないことをやろうとするから、
ぶっ壊れる。

もっと言うと、自分を投影させたキャラクターを、
主人公にするから問題なのである。

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posted by おおおかとしひこ at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

表現とは、自分を掘り出すことである

おそらくこういう経験をした人は多いと思う。

書き終えてから、はじめて「俺はこんな風に思っていたのか」と。
偏見、主張、あることについて思っていること。
自分でも気づかぬそれが、書き終えてからはじめて分かったりする。


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posted by おおおかとしひこ at 13:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月07日

女主人公に感情移入しにくい理由

僕は男なので、
女主人公があまり好きではない。
単純に感情移入しにくいからだ、
と昔から考えていたのだがそうではなかった。

僕の論によれば、主人公に近くない人をも感情移入させるのが、
真の感情移入だからだ。

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2016年05月06日

カタカナタイトルは、手抜きだ

前記事のサイト、全記事読んだ結果。

カタカナタイトルは、
原語のニュアンスを理解できなくて諦めたか、
原語のニュアンスを理解できても日本語で表現できないか、
原語のニュアンスを理解した上でさらに本質を現す素敵な日本語タイトルをつけられないか、
のいずれかであることが分かりました。
(挙げられているものの範囲で)

要するに無能集団てことやないか。

ちゃんと日本語で本質をうまく現すタイトルをつけよう。
それには、ストーリーとはどういうものかを、
分かっていなくてはならないし、
日本語に達者でなければならない。
当たり前の話だけど。
posted by おおおかとしひこ at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【風魔】【日記】壬生寺なう

風魔実写やって以来、
わたしの心に眠り続ける壬生。

その壬生の眠る(嘘)、京都壬生寺に来ております。

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posted by おおおかとしひこ at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 実写版「風魔の小次郎」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

英語タイトルの意味、参考サイト

英語のまぐまぐ!
http://english.mag2.com/tty/060428.html

英語学習サイトなんだけど、
100本以上の映画タイトルの英語について深く述べられてたので貼っときます。
まだ全部読んでないですが、
よくあるフレーズのもじりとかで、
掛詞にして含みを持たせるパターンが多いんだなあと。
つまり、向こうの言葉文化まるごと輸入しない限り、
適切な邦題は難しいんだね。

最近ろくな邦題がないのは、
腕のある翻訳者がそっちにいってないのかもですなあ。
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2016年05月05日

【日記】愛宕山山頂なう

京都愛宕神社に来ております。
日本一の大天狗、愛宕山太郎坊へ挨拶しにきました。
三時間近くの登山は、都会暮らしには堪えるわ。

山笑う愛宕の頂膝笑う


昼飯に宿の前のドトールのミラノサンドを買ってったのだが、
一番美味いドトール。
山頂には山桜が満開で、
同じく修験の山吉野もこうであろうと想像させます。

さて、遠野十天狗の代理人として、
太郎坊に仁義を切ってきます。
21世紀は愛宕山からでもブログが更新できる。
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正しいタイトルの機能

まとめてみる。

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posted by おおおかとしひこ at 09:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月04日

タイトルは伏線か

ずっと見てきて、
ラスト(付近)にタイトルの意味がようやく分かる、
というパターンがある。

個人的には好きだが、
宜しくないと思う。

見てない人と話を共有出来ないからだ。

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posted by おおおかとしひこ at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

長編と短編

短編が書ければ長編が書ける、わけではない。
長編が書ければ短編が書ける、わけでもない。

僕は基本的に、
「短編を沢山書ければ長編を書く資格がある」
のように考えている。
「その想定長編の文字数が、体の感覚で見積もれる」
能力のある人だけが、その長編に挑んでいいと考えている。

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posted by おおおかとしひこ at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月03日

【日記】リアル天下一武道会@京都

GW休みを利用して京都に来ております。
小説執筆目的だったのですが、
立ち寄った熊野神社(八咫烏が社紋なのだ)近くのカフェで、
剣道姿の師範を目撃。せや、GWといえば武徳殿!と思い出し、
全日本剣道大会をはじめて生で見ました。
(京都の大学時代、存在は知ってたけどわざわざ行かなかったしなあ)

最高。四段以上の先生レベルの試合ばかりで日本最高レベルでは。
二刀流と薙刀の剣士が二人いて、
二刀流vs剣道、剣道vs薙刀の師範クラスの試合をはじめて肉眼で見れました。
武術ヲタ的に最高。(昔スポーツチャンバラの映画化を、
「あさひなぐ」より以前に企画したことがあるのだ)

5/2に来てれば、各流派の奉納演武が見れるのは知らなかった。
目録を見ると、
宝蔵院流槍術、小野派一刀流、北辰一刀流、神道流、直心影流、新陰流、
無外流、一心流鎖鎌、二天一流、水鷗流、夢想神伝流、一角流十手術、
そして我らが鞍馬流、ほか全100組と、よだれものではないですか。
剣術小説好きならおなかいっぱいで死ぬかもしれない。
来年来るまでは死ねない。
posted by おおおかとしひこ at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スーパー初心者講座7:写経

手書きについて、更に捕捉。

先人のものを手書きで写すこと。
これを業界用語で写経という。

何故みんな写経を薦めるの?
写メ撮ったりコピペでいいじゃん。

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posted by おおおかとしひこ at 10:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スーパー初心者講座6:手書きの重要性

さらに追記。
僕は常に手書きで書くことを推奨している。
デジタル時代でも、基本は手で作ること。

特に脚本づくりの基礎なんて、アナログ時代に完成している。

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2016年05月02日

【メンテ】初心者まとめに、スーパー初心者講座追加しときました。

なんか短くコンパクトにかけたので、
初心者まとめの最初の方にあげときました。
今後のまとめ読みの参考に。
posted by おおおかとしひこ at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スーパー初心者講座5:最後まで書くことについて

一個追記。

これからの創作で、「最後まで書けない」という悩みに、
必ずぶち当たることになる。
そういうときは、最初に作った三題話を思い出すといい。

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posted by おおおかとしひこ at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スーパー初心者講座4:あとはn題話に発展させればいい

三題は、最初は勝手に与えられていたが、
そのうちあなたが自分で探さなければならない。

それは、時代の気分や書きたいことで、
決めても構わない。

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posted by おおおかとしひこ at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スーパー初心者講座3:脚本を演じてみよう

自分の書いた脚本を、
演者になったつもりで演じてみよう。

誰もいない所で練習してもいいし、
誰かに見てもらってもいい。

そして次に必要なことは、
批評されることに慣れなければならない。

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posted by おおおかとしひこ at 14:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スーパー初心者講座2:ストーリーを分解しよう

書いてみた三題話について、
次の分解を試みよう。


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posted by おおおかとしひこ at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スーパー初心者講座1:三題話

自分がどこかで教室を持つとして、第一回に何をするかを考えると、
一時間与えて、三題話を三本作らせるのではないかと思った。

次の課題をやってみなさい。

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posted by おおおかとしひこ at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プロットがスカスカのとき

事件と解決は決まっている。
第一第二ターニングポイントも、
ミッドポイントも、大体決まった。

しかし、その間に何をしていいか分からない。
よくあるときの対処法。

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posted by おおおかとしひこ at 09:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月01日

日本の映画をつまらなくしている原因は何なの(・ω・)?2

もっと簡単なこと。
日本の映画は、「脚本が面白いことが重要視されていない」から。
誰が出るか、もっと言うと、客がどれだけ「来そうか」で作られているから。

「来そうか」だから、来たかどうかは関係ないのだ。
「興行は水物」という言葉で、逃げを打てるからである。
脚本に口を散々出したくせに、
あの戦犯脚本家は首にしたから、でのうのうと同じメンバーでやるからである。

その作品の脚本が良かったか良くなかったか、
という反省会がなされず、
「これは客が来そうか来そうじゃないか」で、
企画打ち合わせをやる限り、
日本映画は永遠に面白い脚本を重視しないだろう。

なんか腹立ってきた。
面白い脚本を勝手に書いてやる。
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プロットは、行動の表のこと

何をするか、
何が起こるか、
を基準にプロットを書こう。

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日本の映画をつまらなくしている原因は何なの(・ω・)?

というまとめを見たので、俺も参加したい。

一言でいうと、脚本開発力のなさだと思う。

その原因は、
前例主義と、
読解力のなさ、
の二つだと考える。

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posted by おおおかとしひこ at 13:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

3シーンのエクササイズ

1シーンなら書ける。
そういう初心者はたくさんいる。
意味ありそうなシーンで、意味ありげな会話をすればよいからだ。

それを三つ書けばストーリーになる。
わけではない。

だが、次の要件を満たせばストーリーになるだろう。

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posted by おおおかとしひこ at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする