2016年08月14日

13の誤解3: 変化の誤解

変化の誤解:  not 一回 but 連続変化の末の、元に戻らない変化

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小道具の使い方の上手さと名ラスト(ミッドナイトラン批評)

大昔見たので全く覚えていなかった、
「ミッドナイト・ラン」を改めて見た。
いやあ傑作だ。
小道具の使い方がめちゃくちゃ上手い。
伏線と小道具をここまで上手く使いこなしてる映画は、
最近ないんじゃないか?

以下、未見の人にネタバレしないように書く。


続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 17:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月13日

13の誤解2: 伏線の誤解

伏線の誤解:  not 隠し but 強烈なAをBとして使う

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【日記】てんぐ探偵、累計1000人突破!

サイト「小説家になろう」は二日遅れでUU発表なので、
今日の9話発表を待たずして、
8話までで、3サイト累計1000人ごえを果たした模様。
「カクヨム」「星空文庫」もゆっくりですが少しずつ延びている。
1000人突破は予想より早く、少しびっくりしております。

現代批評と人間ドラマとカタルシスと、
ヒーローガジェットの少々入った、
てんぐ探偵を今後ともおたのしみ下さい。
今からでも簡単に追いつくぜ!
来週にでも、第二章(14-26話)の新表紙、発表します。
posted by おおおかとしひこ at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月12日

13の誤解1: 感情移入の誤解

感情移入の誤解: not 好き but 他人なのに自分

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 23:20| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シリーズ13の誤解

ここのブログで時々論じてきたことを、
まとめて論じてみることにする。
重複する内容かも知れないけど、
こういう切り口で考えをまとめるのも悪くない。

シリーズ13の誤解と題して、以下の13の誤解について扱う。


続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 11:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月11日

【ほらさんへの回答箱】ターミネーターの分析

ターミネーター1、2について。
(質問箱にオリジナルの質問があります。
長いので転載を諦めました)

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 14:28| Comment(1) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月09日

桃太郎エピソード4だと?

これで映画にならないことが、確定したようなものだ。
話ではなく、キャストでブーストしてきたか。
どこまでもガワで盛ってくるね。

その鬼が、何故桃太郎と闘わなきゃいけないのか?
話を作るハードルがもっと上がったぞ。

今回のパクリ元は、
ダークナイトのジョーカーと、
ブレードランナーの折り紙と、
バキの地下闘技場(嘘。一杯ありすぎて特定できず。
直近だと、リアルスティール?)か。
獣と闘う部分はコナンザグレートかグラディエーターか。
これも一杯ありすぎてね。

設定とビジュアルだけが増えていき、
それを繋ぐ線の欠如。
おっと、どなたかの言っていた、
脳内で補完する媒体ではないか?
posted by おおおかとしひこ at 16:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同時並行の話

真面目な話が続いたので、少し息抜きを。
心理ゲームでもやってみよう。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 14:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【日記】【風魔】今年も一気見

毎年8/9はさる人の命日で、8/8の夜から8/9の朝にかけて、
その人の激賞したドラマ「風魔の小次郎」を一気見して、
供養がわりにしている。

もうすぐ風魔10周年だね。
最終回「小次郎が二年後の再会の約束をする」のは、
それまでに聖剣戦争編をやりたい、という意思の表れだったんだけど、
実現できなくてごめんなさい。
今でもやりたい。

今年の一気見は、自分の監督としての、
脚本家としての資質が、少し客観的に見れてきた。
それだけ時間がたったんだろうけど。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 14:33| Comment(8) | TrackBack(0) | 実写版「風魔の小次郎」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月08日

修学旅行でパンツ忘れる奴は、必ず出る

僕が人の集団について考えるとき、
この法則を出すことにしている。

人は、絶対に同じになることはない。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 12:46| Comment(1) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

安い人間ドラマはいらない

寄せられるコメントを見る限り、
みんな安いドラマにうんざりしてるんだろう。
そういうのしか見たことのない人は、
「こういう感じのドラマ」と言っても、
安いドラマしか想像できないのだろう。

そんな安いドラマしか存在しなくなった、
映画界、ドラマ界はどうすればいいのだろうか。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 11:50| Comment(4) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

どうであれば、傑作になったか(シンゴジラ批評11)

暗いと不平を言うよりも、進んで灯りをつけましょう。

バランスをもう少し取ればよかったのではないだろうか。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 11:40| Comment(39) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月07日

批評のススメ

映画を見たら、感想ノートをつくってもいいし、
批評ノートやブログをつくってもいい。

何故いいか?
客観的になることが出来るからである。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月06日

【日記】特撮技術の解明

シンゴジラの1カットが凄く出来が良くて、
最近見た先輩とコンポジットの技術について語っていたのだが、
やり方を思いついたので、合成技術として書き記す。

以下シンゴジラネタバレ。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【日記】てんぐ探偵、まもなく累計1000人突破の模様

始まって二ヶ月近く、8週目に入りましたが、
3小説サイト合計で、ユニークユーザーのべ1000の大台が見えてきました。

読んでいただいた方、毎週公開の瞬間に全裸待機してる方(約20人)、
思い出したようにぽつぽつ読んでいただいている方、
ありがとうございます。
脱落した方、精進しますので、後半戦のころ帰ってきてみて下さい。
向こうのサイトでも、僅かですがポイントを頂いたようで、
これから広がるといいなあと思っています。
ドラマ風魔だと、8話は聖剣が出てきて折り返し点でしたね。
9話からOP変えたなあ。

てんぐ探偵は4クール以上57話あるのですが、
クールごとに章名をつけています。
第一クールは「天狗面の少年」。
ハリウッド理論的には全体の第一幕にあたります。
13話には第一ターニングポイントも用意しています。
この8話で第一幕は折り返して、後半戦に入った感じ。

ドラマ風魔第10話「告白」が特別な名作だったように、
今回の10話も特別な話にしています。
まだちょっと先か。

風魔はそこから怒濤のかけあがりを見せて13話を終わらせたけど、
てんぐ探偵は長丁場、毎週を丁寧に進めていきます。
熱狂的な奔流ではないですが、
日々の娯楽のお供に、少しずつ甘露のようにお楽しみください。
(古き良き特撮番組のつもりで見ると一番楽しめるかも。
伊藤ハム、CMやらないか?てんぐソーセージだ!
天狗が出てきて自分の鼻を剥き、それを食べるトラウマCMがいいな!)


あ、基本どっからでも読める一話完結形式なので、
どこから読んでも大丈夫ですよ。
途中参加、全然OK大歓迎。
posted by おおおかとしひこ at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

民話とか、宗教に時々帰る

と、沢山の発見をすることが多い。
アレのアレは、ここからとっていたのか、
なんてことも良くある。
あの王道展開は、ここが元祖かも知れない、なんてね。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 11:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月05日

【りょうさんへの回答箱】二面性のタイミング

>キャラクターの二面性はどういうタイミングで出すのが効果的なんでしょうか。おおまかな法則などあれば教えていただきたいです。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 15:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月04日

人工知能は脚本家の夢を見るか?

脚本の(ある程度の)専門家であり、
工学的応用人工知能の専門家である
(京大大学院応用人工知能論卒)僕に、
面白げな問いだと思う。

人工知能は脚本を書けるか?
僕は、今脚光を浴びつつあるディープラーニングでは無理だと思う。
次のパラダイムシフトまでは多分大丈夫。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

全体主義(シンゴジラ批評10)

どうしてシンゴジラに人間ドラマがないか、言葉になった。
あれは全体主義だ。

僕は行列に並ばないタイプの人間だ。
全社忘年会にも出ない。盆踊りも踊らない。
三割の働いてないほうの蟻かも知れない。
それは、全体主義を認めていないからだ。

全体主義に熱狂しているなんて、この国はやばいのではないか。
(そこまでヒットしていないようだから、
警戒レベルではないだろうが)
サッカー日本代表への熱狂と、同じキナ臭さを感じる。
熱しやすく冷めやすい民族だから、
すぐ戻るかも知れないが。
posted by おおおかとしひこ at 12:04| Comment(10) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

取材に呑まれるな

取材はとても大切だ。
「リアリティーの確保」という一言で表せることではない。

その世界がどういう原理で動いているか、
深い部分でその仕組みそのものを知ったり、
専門用語をどう使っているか、
どういう生活をしているか、
という表面的なことを知るためにも、
取材はしてし過ぎることはない。

その取材に、呑まれさえしなければだ。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 11:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

そこにドラマはない(シンゴジラ批評9)

コメント返しに書こうと思ったけれど、
大事なことなのでちゃんと議論したい。

シンゴジラに、僕はドラマが何一つなかったと思っている。
災害に立ち向かう集団劇があったではないか?
それは人間たちのドラマではないか?

否だ。
あれは描写であり、ドラマではない。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 02:24| Comment(47) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月03日

【日記】世の中の評論家、なにやっとるんだ

なんかシンゴジラ批評記のアクセスが回ってて、コメントもばんばん来ると思ったら、
google検索「シンゴジラ 批評」の1ページ目にいる模様。
他は超映画批評と、いくつかのブログぐらいしか対抗馬がない。

ちょっと待て。
ネットのお前ら、もっと批評せんかい。
俺ごときが検索上位にいる理由はないだろうよ。
google先生、そこまで買いかぶらないでくれよ…
posted by おおおかとしひこ at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

恐怖という動機

ドラマや映画では、
人を動かす動機には様々なものがある。

そのなかでもメジャーな、恐怖という動機について、
考えてみよう。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テーマ性2(シンゴジラ批評8)

この映画を見る限り、
「日本はスクラップ&ビルドでやって来た」
がテーマを一番深く語っている言葉だと思う。

さて、これはトップシーンと係り結びになっているか?

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 12:37| Comment(16) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

災害とテーマ性(シンゴジラ批評7)

そろそろシンゴジラの中心に行こうか。
テーマだ。

「ゴジラという災害がやってきたときに、
人々が見せる人間らしさ」みたいなことを、
描こうとしているはずである。
少なくとも企画書にはそうあっただろうし、
それがコンセプトだろう。
(初代回帰と311の現実を鑑みれば、それは最も妥当だ)

しかし、「名もなき人が、
災害に当たって見せる人間らしさという群像劇」
として、これは妥当な脚本か?

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月02日

【りょうさんへの回答箱】基礎資料

>作品を描く際は描かんとする世界を良く知るために資料が必要です。
自分が描こうとする世界の資料は必須として、どんな世界を描く際にも必要な基礎資料ってあるんでしょうか。国語辞典、敬語などの言葉遣いに関する本などは基礎資料かなと自分では思っております。こういったものを「資料」と表現するのはちょっと違和感ありますけど・・・

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 15:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【KYKYさんへの回答箱】劇場のしくみ

興行論とかそういうことかも知れないけど、
日本の習慣では、劇場(小屋)主が興行の世界では一番強い。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 14:55| Comment(3) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人間のリアリティー(シンゴジラ批評6)

あ、二つだけ、人間のリアリティーが上手く描けていた場面があったので、
誉めるべき所は誉めておく。

続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 09:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オタクの人間性(シンゴジラ批評5)

僕は元アニメ(ヤマト999以来)オタクで特撮オタクだった。
いまだに映画オタクで格闘技オタクなので、
オタクというものに長年親しい。
だから同族嫌悪もあるかも知れないし、
反面教師としようとしてるのかも知れない。

僕はオタクの人間性が嫌いだ。


続きを読む
posted by おおおかとしひこ at 09:09| Comment(11) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする