2016年10月26日

そのタイトルは七五調

日本語は、古来から七五調に特化してきた言語だ。
特別なことを言うときは、七五調が気持ちよいとされた。

和歌、俳句、演説、弁士、歌謡曲。
少なくとも平安以来昭和までは、
七五調でその特別なものが書かれていた。
(ラップの流入やメロ先Jポップが、音楽ではこの牙城を崩したのかな。
宇多田がそんな時に、サラダ日記のように、
文節を区切らない七五調を導入して話題になったものだ)

しかし、日本語から七五調が失われたわけではない。
本のタイトル、映画のタイトルなどは、
七五調が売れると、まことしやかに言われている。



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posted by おおおかとしひこ at 20:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何故カットを変えるのか

相変わらず「カット割」で検索してくる人が多いので。

映像のカット割を、体系的に教えてくれる所はほとんどない。
いくつかの本はあるかもだけど、これだというのに出会ったことはないので、
オススメも紹介できない。
なので、各自で独学されたい。
参考になるのは、過去の名作と日々流れる現代の映像である。

ところで、何故カットを変えるのか。
そもそもそれに、ちゃんと答えられるか?

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posted by おおおかとしひこ at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ストーリーが書けない人へのTIPS

何日に一回か、必ず「ストーリー 書けない(書き方)」
なんて検索ワードでここにたどり着く人が絶えない。
脚本家を目指す人用に書いているのだが、
世の中は脚本家を目指す人ばかりではないかも知れない。

たとえば。
絵は描けるがストーリーが書けない(漫画家志望)。
キャラ設定やオープニングは書けたが、
そこから何を書いていいか分からない。
ハコ書きとか三幕構成とかは分かったが、
いざ自分でやってみようと思っても思いつかない。
など、
様々なバックグラウンドの人がいそうだ。

そういう人にオススメなのは、
「名作のストーリーを自分で文字起こししてみる」である。

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posted by おおおかとしひこ at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする