2016年11月30日

デスゲーム2: 何回死の危険が?

映画をデスゲームだと考えると、
死の危険が何回あるべきか気になってくる。

二時間映画では、おおよそ6回だ。

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posted by おおおかとしひこ at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

是枝氏の発言に反論してみる

ネットニュースの範囲だから、
引用によって氏の意図が曲げられている可能性もあるけど、
「君の名は。」のヒットに対して、
「『君の名は。』は、当たる要素がてんこ盛り。これ限らず、女子高生とタイムスリップという題材からはそろそろ離れないといけない」
と発言したのだそうだ。

いやいやいや。要素だけでヒットするのが映画かい?
その分析は浅くないかい?

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posted by おおおかとしひこ at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画ってのは、デスゲームだ

また極論をしてみる。

何故映画が面白いのか。
それはデスゲームだからだ。

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posted by おおおかとしひこ at 11:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月29日

下手くそなキャッチコピー

あ、○○。
あ!○○。
えっ、○○。
さあ、○○。
○○ということ。

○○には商品名などが入ります。
何故下手くそかというと、
何も言ってないからである。
アテンションと商品名の組み合わせに過ぎないからだ。
つまり、IQが低い。

「あ!小林製薬」は、その代表である。

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posted by おおおかとしひこ at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シーン尻を、一発で決めろ

最後の印象が一番強い。
ラストシーンやクライマックスのことを思い出すといい。

これはシーン単位でも同様である。
シーン尻が一発で決まっているシーンは、
それが強く印象に残る。

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2016年11月28日

ルーザーズトーナメント

ダブルエリミネーションともいう。

よく格ゲーの大会で行われるトーナメント方式だ。
一発勝負のフロックを防止するために行われることがある。

多分あまり知られていないだろうから、
面白い考え方なので紹介してみる。

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posted by おおおかとしひこ at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

下手くそなカット割り

カット割り(モンタージュ)を覚えたての人がやりがちなこと。

拳を握るアップで決意を表現。
踏み出す一歩で勇気や決断を表現。
震える拳で怒りを表現。
机をトントン叩く手のアップで、退屈やイライラを表現。

手や足は口ほどにものを言うが、
僕はこうしたバーツのアップで感情を表現するのは、
ダサくて下手だと考える。

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2016年11月27日

翻訳は、原理的にうまく行かない

表現に携わる我々なら、理解できるだろう。

何故なら、強い表現とは短く表現されるものであるべきであり、
それは、各言語によって異なるからである。

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posted by おおおかとしひこ at 14:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月26日

筆の勢いのまま、どこまで書けるか

自分の体力測定みたいなこと。

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デジタルは人を幸せにしない:身の丈を越えたとき

デジタルに限らず、テクノロジー全般に言えることなのかも知れないが。

身の丈を越えた技術は、
制御しきれないので廃れる。

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2016年11月25日

赤裸々

物語において、赤裸々な告白をするシーンは、
とてもセンシティブでいいシーンになることが多い。

ところで、あなたが赤裸々な告白(愛とは限らない)をされたら、
どうするだろうか。

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posted by おおおかとしひこ at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

創作界における作者とキャラのポジション

ネットで拾った、
https://twitter.com/gumhamham
さんのツイートが面白くて引用。

画像です。


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論理的に展開を考えること

今夜更新予定のてんぐ探偵24話「ホームレス」の予告を見て気づいたのだが、
問題を考えてから、論理的に話を組むことをしてるのだなあ、
ということ。

経験がなくとも、論理で話を組むことについて。
(以下ネタバレは予告の範囲内にします)

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リライト会議でよくあること

リライト論、つづけます。

プロの現場では、
一人で脚本開発をすることはほとんどない。
脚本会議(ホン打ち)なるものがあり、
リライトにリライトを重ねていくのが通例だ。

ところで、ここで「意識の差」に気づかないとダメなのだ。

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posted by おおおかとしひこ at 11:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月24日

最後まで書くことの効用

とにかく最後まで書け。
決着がついて、落ちが着くまで書き終えろ。
勝負は二回目以降だ。
すなわち、リライトである。

最後まで書くと、
どんな形であれ「問題は解決した」
ということが書かれていることが、
一番大きな成果である。

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posted by おおおかとしひこ at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画監督になるために中学校で身に付けること

という検索ワードで来た人がいるようで、
興味深いので僕の考えを述べてみよう。

たったひとつしかないと思う。

死ぬほど好きな映画を、死ぬほど見ることだ。

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posted by おおおかとしひこ at 18:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

原稿を見ながらするリライト

白紙に一から書き直すリライトと、
対極のやり方を、整理しておこう。

逆にこのやり方は、砂かぶりレベルで文字を直すことが出来るわけだ。


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2016年11月23日

トロンさんへの回答箱:伏線か、ネタバレか

>用心深く伏線を張った上の描写よりも、突然の描写のほうが数倍強い効果を生む場合がある。伏線を用いる際には、伏線を「張らない」ことによって、映画を高く強くはずませることができはしないか考えなければならない といった文章をシナリオ指南本を読んでいたら見つけました。 伏線がなければ唐突な映画になってしまうのでは・・・ でも、この文章なにかが引っかかって気になります。(まだうまく咀嚼できてません)

伏線と唐突。
初心者か、中級者か、上級者かで、答えは変わって来るかも。

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posted by おおおかとしひこ at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

頭のいい人は、沢山字を書く人

もしあなたが若者なら間に合うかも知れない。
沢山手書きの文字を書くこと。

書けば書くほど頭はよくなる。
インプットとアウトプットの関係だ。
(頭のいい人はよく喋るし、大体早口だ)
そして、沢山文字を書けば書くほど、
字を書く効率があがる。
そうして、字を書く効率が上がっている人は、
結局字がきれいである。

今京大近くのマクドにいて、
京大生が手書きの答案を付き合わせていて、
頭のいい人といまいちな人の、手書きの字を横目で見比べることができた。
ちゃんと考えてるやつは、
いっぱい字を書いた経験の人の字をしていた。

沢山字を書くのが困難でないぐらいに、
字を書くのを得意になろう。


話はそれからだ。


あなたがおっさんなら?
これ以上良くならないかも知れないけど、
沢山字を書く用に字を崩していこう。
なんなら行書を習おう。
ブラインドタッチを学んでも、あなたの表現力は絶対に上がらない。
posted by おおおかとしひこ at 19:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【日記】二十年一日

十年一日というけれど、
僕が学生時代走り回った京都を出てから二十年になる。
今、京都に投宿している。
我が大学の学祭を見るために来た。
モテナイ学生たちが飲んで喚いて走り回っていた。
あれは俺の姿でもあった。

何だか足りなくて、必死でもがいて、情熱だけをもて余して。
僕はプロになったら、
足りないものが補われて、もがかなくてもばんばん作品を作れると思っていた。
東京への憧れは、自分に足りないものが全部あるという幻想だった。

今でも足りないし、もがいている。
道は誰かが用意してくれるものではなく、
自分で切り開くものだと覚悟をした。

それは、二十年前、最終日のキャンプファイアを見ていたことと、
何一つ変わらないわけだ。

二十年一日。
自分の炎は、まだ燃えていることを確認した。


何しに京都に来たかというと、
新作を書くために来たのだ。
何かはまだ言えないが、とにかく二節分は書いた。
いくつになっても、紙とペンが僕の武器だ。
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白紙に書き直すと起こる現象

僕はリライトするときは、
原稿を見ながら直すという普通のやり方ではなく、
頭のなかで整理が出来たら、
「何も見ずに」「白紙に」改めて書く方法を推奨している。

逆に、白紙に向かう勇気が出るまで、
白紙に最後まで書けるだけの整理が頭のなかでつくまで、
これをやってはならない。
必ず途中で元原稿を見たくなり、
それは振り返ると死ぬソドムの民と同じように、
元原稿を見た瞬間、以前のよくないものが、
現在の生き生きした白紙のものに紛れ込んで汚染してしまうからである。

さて、
このやり方にある程度慣れると、
面白い現象が時折あることに気づく。

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posted by おおおかとしひこ at 09:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月22日

何人で見るのか

そういえば忘れてたことだけど、
僕が映画を一人で見るようになったのはいつ頃だろうか。
小学生は親とか友達と一緒だった。
中学か高校だったかなあ。
高校生だかのツイートで、「映画だって一人でいく」なんて強がりを見て、
「映画とは何人で見るべきものか」
という議論があるなあ、と。

正確に言えば、
一人で見るタイプの映画と、
みんなで見るタイプの映画があると思う。

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posted by おおおかとしひこ at 10:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

笑いは人を救うことがある

日記的なんだけど。
今日市役所に行かなきゃいけなくて、
そこはとても嫌な思い出があるところで、
ようやく色々手続き終わって入ったコンビニで、
今週のアフロ田中で笑わせてもらった。

馬鹿馬鹿しさが人を救うこともある。

僕もどこかで人を救う人になりたいと、昔思っていた。
今なれているかどうかは、分からない。
(影で俺を好きな女がいるといいなあ、
みたいな証明出来ないやつだ)

過去の自分の作品が自分を救うこともある。
創作には、そういう力もあるよね。
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不幸と幸福3

結局人間というのは残酷な生き物で、
「人間というのは、どこまで足を踏み外して不幸になるか、
見てみたい」という欲求がある。

(それは子供でもそうだし、
中高生にも、おばさんにも、おじさんにも、老人にもある。
それぞれの持つリアリティーはだいぶ違うけど)

だから、主人公は不幸になるものだ。
それが劇というものだ。

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posted by おおおかとしひこ at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月21日

不幸と幸福2

で、不幸から幸福に至るルートそのものが、
テーマなのである。

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posted by おおおかとしひこ at 10:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

不幸と幸福

他人の不幸はたのしい。
小さな不幸から大きな不幸。
不遇、誤解、力不足、いわれなき差別、逆境。
自分発の不幸、他人発の不幸、犯人の分からない不幸。

それが、幸福に至るのが物語である。

つまり、あなたは、
不幸と、幸福と、幸福に至るルートの、
三つを創作するとよい。

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posted by おおおかとしひこ at 10:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月20日

回想シーンにおける複数のシーンの書き方

という検索ワードがあったので、解説しておきます。

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二幕の書き方2

つまり二幕というのは、一言でいえば
「周囲の人たちと、(問題について)あれやこれやとすること」
だと言える。

忘年会をダシに人間関係が変化したり、何かをやらかしたりするように、
忘年会だけをすることがストーリーではない。
その付随する何かが、ストーリーを豊かにするし、
そここそが二幕の醍醐味である。

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posted by おおおかとしひこ at 18:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

デジタルは人を幸せにしない:馬鹿隠蔽器

ツィッターが馬鹿発見器と言われて久しいが、
そもそもデジタルは、馬鹿をそこそこ隠蔽している。

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【日記】カフェで見た強者

キーボードの凄い打ち込み音がして、
どんなシステムかと見てみたら、
ノーパソのキーボードの上に、
Bluetoothキーボード(テンキーつきでモニタよりデカイ)
を乗せて打ってる人がいた。
言葉にするならキーボードオンキーボードスタイル。
二度見するわ。

何打ってるのかとこっそり覗いたら、メールだった。
…いるか?
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二幕の書き方

二幕はほんとに難しい。
いつも悩みながら書いている。
長年の経験により、どうやらこうではないかという法則がふたつある。

1. 一意解があるわけではない。
2. 周囲の人々で決まる。

解説してみる。

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パンチライン2

長年CMをやってるので、僕は海外のCM事情も多少知っている。
海外のCMは15秒がなく、30秒以上が基本だ。
だから通販みたいな延々と説明するやつか、
しっかりしたストーリーがあるやつしかない。
そして面白いのは後者だ。

ところで、そういうCMには、
タグラインと呼ばれるものがあり、
それはパンチラインと呼ばれるものと、
ほとんど同一であることに気づいた。

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2016年11月19日

【日記】「いけちゃんとぼく」KBS京都放送でOA

20年前、僕は京都の吉田で学生をやっていた。
8ミリフィルムを回して、つないで、アフレコして、
立て看かいて、学園祭で上映していた。
学生時代のおわりに、
「俺は映画監督になる」と宣言して大好きな京都学生街を離れた。
あの場所は僕にとって特別で、
あの場所では今でも映画監督になりたい俺が走っている。

故郷に錦を飾るとき。

僕は、京都に少し恩を返せたかもしれない。
20年前の俺よ、赤くて4:3でビリビリのテレビで、
未来の俺が監督したやつを見るがいい。
そうして、「こんな糞映画より、俺が面白いものをつくってやる」と吠えるといい。

思い通りにいかなくて、後悔ばかりが残る映画だけど、
不格好でも愛してくれる人がいるのは、ありがたい。

ツイッターで、みんなの呟きを追いかけている。
もうすぐクライマックスの時刻だ。
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何故私たちは少し年下の話を書くのか

それは、私たちはその年の時に、
天下を取れなかったからだ。

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2016年11月18日

パンチライン

ジョーク、特にアメリカンジョークの構造は、
シチュエーションとパンチラインの二段構造らしい。

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アイデアはいくつ必要か

「オリジナルで面白いアイデア」は、
創作には常に必要だ。
細かいアイデアは沢山欲しい。
そうでなければ、平凡な世界の平凡なストーリーになってしまう。

しかしガツッとした、大きなアイデアは絶対的に欲しい。
三つ。

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悪魔のアイデア2

この厄介なところは、
Bだけで終わらないことだ。

Cはどうだろう、Dはどうだろう、
と、心配すればするほど、アイデアを生んでしまうことである。

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2016年11月16日

悪魔のアイデア

あるアイデアを元に作っているとき、
だいぶ終盤になって、
全く別のアイデアが閃くことがある。

そしてそれを元に再構成すれば、
とてもいいものになる予感のものの時がある。
それは、悪魔の囁きなのか?

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企画書は嘘をつく

僕は基本的に企画書なんて信用してない。
設計図を信用するべきだと考えている。

なぜなら、企画書では嘘をつくことが出来るからだ。

企画書で「こんな感じの面白いことをします」と嘘をつき、
「じゃあほんとにそんな感じの面白いことをしてみろ。
面白いのか?」と問われたら、
「このあと考えます」と答えることが可能だからだ。

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アニメ的漫画的と、実写的なのは何が違うのか

昔、故市川準氏が、
「最近の若者が作るCMが、
どんどん漫画的になっている」
と嘆いていたことを思い出す。

実写的と漫画的は、何が違うのだろうか。

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2016年11月15日

破裏拳ポリマー、実写化…

ずっと狙ってたのに…。
タツノコヒーローものでも、
ガッチャマンより全然実写化しやすいネタで、
探偵社ものの深夜ドラマでやりたかった…。

監督の経歴を見る限り、
東映系ということだろうか。
仮面ライダーthe firstのような、
スーツデザインだけの映画にしてほしくないものだ。
そもそも探偵社もののフォーマットを映画一本にするには、
余程のシナリオの腕がいると思う。
大丈夫か。いや、大丈夫じゃねえんだろうな…
posted by おおおかとしひこ at 16:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

全存在を賭けること2

所属するコミュニティを考える。
クラス、仲間内、会社、家族。
それなりに、そこで築いたポジションがあるだろう。

一家言あるやつ、鋭いやつ、リーダー、
リーダーじゃないけど多少は頼れるやつ、
面白いやつ、相談されるやつ。

そのポジションが崩れるかも知れない。
それが、ドラマである。

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wordで脚本を書くときのTIPS3

ふりがな編。

wordにはルビの機能があるが、
ルビを打つとその行だけ行間があく糞仕様だ。
日本語ワープロとしてはバグレベルだと僕は思う。

脚本を書くとき、余程の場合でなければ、
ルビを打たなければならないほど難しい言葉を使うのを避けることだ。
ルビを打つということは、耳で聞いて理解するのが難しい可能性が高い。

固有名詞は映画にクリティカルでないので、
固有名詞は簡単な言葉の組み合わせにするべき。
原作ものなどはしょうがないが、
人物名に関しては登場人物表があるので、
ふりがなはそちらで打ち、本編は打たない手もある。

どうしてもふりがなが必要なら、
ルビ打ちではなく、脚本(きゃくほん)などのように、
カッコに入れた表記を僕は推奨する。
多少文字数を食うけれど、何十から120ページの中の数文字だから、
誤差範囲であろう。


それでも行間そのままでルビを打ちたいなら、
以下のとても面倒なことをしなければならない。
(脚本を書くときは上の表記で、
小説を書くときは以下のやり方と、僕は使い分けている)

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アニメと実写の違い

仕事仲間で「弱虫ペダル」(原作、アニメ)の大ファンを見つけて、
今回の実写版の意見を聞こうと思ったら、
舞台版がダメだったという前置きつきで、
実写版を見せてみたら、おそろしく落胆していた。

比較のために、ざっと実写一話にあたる部分のアニメ版を見て、
議論を繰り返して見えて来た。

アニメと実写がどう違うか、という論点。

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2016年11月14日

全存在を賭けること

若者の書く脚本が未熟なのは、
「全存在を賭ける」という行為が、
未熟で貧弱であるからである。

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wordで脚本を書くときのTIPS2

小ネタその2。
字下げのこと。
台詞の二行目以降は一文字字下げ、ト書きは三文字下げなのだが、
wordにその字下げを自動的にやってくれる機能はないので、
手作業で一々やらなければならない。

で、重要なことは、
台詞やト書きを打つときは、
字下げを気にせず打つことだ。

会話のリズムは字下げと関係ないからだ。

執筆と編集は別の人格がやらなければならない。
落ち着いたときに字下げ作業だけやると、名文が書けるぞ。
名文は字下げと関係ないところで書かれるものだからだ。

極端にいえば、字下げ作業なんて移民のバイトにやらせりゃいいのだ。
あなたの仕事は、名文を書いたり、すばらしいストーリーを書くことである。
wordの字下げごときに、わずらわされるべきではない。
細かい作業を、作品がだめなことの言い訳に使うべきではない。

つまり、wordは編集ソフトであり、執筆ソフトではないということである。
クリエイティブな本質的な作業は、wordとは関係がないのである。
(一太郎などは使ったことがないので、わからない。
MacのSimple TextとUNIXのemacsしか使ったことがない。
学生時代はemacsを使っていたが、それも脚本には向かなかったなあ)
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wordで脚本を書くときのTIPS

〇表紙にページナンバーを振らないオプションを使おう。
(さらに、ページ開始番号を0に設定すると、
表紙がページ番号なし、次のページから1,2,3…となるよ。
ページレイアウト→ページ設定のオプション→その他→先頭ページのみ別設定、
挿入→ヘッダーとフッター→ページ番号→ページ番号の書式設定。
wordのバージョンにより異なります)

表紙に、タイトル、作者、登場人物表とすると、
ページ数×2=尺の分数になって計算しやすい。
(20字×40行に設定してあれば)

登場人物設定表はそのうち2ページ目になるので、
最終的には(ページ数-1)×2が尺数になる。
この-1の工程がだいたいめんどくさいので、
最終稿だけ2ページ目を新たにつくることがよくある。
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2016年11月13日

平凡な話をドラマチックにする方法

ざっとプロットを組んでみたとき、
その話があまりにも平凡で起伏がない、
と落ち込むことはよくある。
どうしてドラマチックにならないのだろう。
ドラマチックにするには、どうすればいいのだろう。

TIPSだけど、ふたつある。

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2016年11月12日

脚本の練習と心理学2

さらに応用編。

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脚本の練習と心理学

人間と人間の関係を書くのなら、
心理学のひとつやふたつは研究していることだろう。

しかしそれは生きた知識にしなければならない。
たとえば。

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